こんにちは。武田です。
今回紹介するのは死をテーマにした作品です。なのでちょっと気がのりません。
僕はお涙ちょうだいな展開が苦手なんです。いつも涙したり感動の渦に巻き込まれたりしている全米はどうかしていると思う。(※個人の感想です)
だからこそ死とか別れを匂わせる作品はどうしても敬遠してしまう。気乗りしない理由はそれです。
だってそうじゃない。「長い間口もきいていなかった父と二人っきりの会話。in病室」とか「ありがとうね…ポチ… クーン…」とか書いているだけで何かこみ上げてくる。
作家や演者のドヤ顔が熱いものでにじんでいく視界に映っているような気がしてならないのです。
死を感動のタネにするのはアレだ。なんかこう…不謹慎…?違うな…とにかくアレだ。嫌だ。
もっと注意深く使うべきだと思う。
いや、果たしてそうなのか?カチカチに固まった常識やら論理感やらはとりあえず置いといてこれを観てほしい。
真顔で、時に涙で語らなければいけない(と思い込んでいる)はずの人の死をとぼけて笑いとばす不条理劇。いや、笑っていいものか?
アトリエ劇研創造サポートカンパニー シーズンプログラム2017ドキドキぼーいず♯07
【生きてるものはいないのか】
作・前田史郎(五反田団) 演出 本間広大
【ストーリー】
「死んではいないんじゃない?」
「もっと真剣に考えてよ」
「知らないけど、みんな死ぬんでしょ」
「僕たち死んじゃうんだろ」
「、、、え、でも、最悪アメリカ人が助けに来てくれるから」
あやしい都市伝説がささやかれる大学病院で、ケータイ片手に次々と、若者たちが逝く―。
とぼけた「死に方」が追究されまくる脱力系不条理劇。第52回岸田國士戯曲賞受賞作品。
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最近、死にたくないと、よく祈るようになった。神様に対してでは無く、人間に対して。
ずっと死にたいと思っていたのに、今は生きてみたい。だから祈ることにした。
なのに、手が合わせられない。合わせた瞬間に自分が満足してしまいそうだからだ。
独りよがりにならないために、演劇を、つまりは人間を信じて、祈るように創作しよう。
それは、劇場でしか完成しない「おもい」である。どんな観客と「おもい」を共有出来るのだろうか。
集まろう、生死の物語のもとに。
本間広大
【キャスト】
浅野芙実
ヰトウホノカ
佐藤和駿
松岡咲子
(以上、ドキドキぼーいず)
FOペレイラ宏一朗(プロトテアトル)
大石達起(INSITU)
ガトータケヒロ
川上唯
黒木正浩(ヨーロッパ企画)
黒木陽子(劇団衛星/ユニット美人)
勝二繁(日本海/およそ三十世帯)
菅一馬
西川昂汰
西村貴治
葛井よう子
藤原美保(ソノノチ)
望月モチ子(十中連合)
諸江翔大朗(ARCHIVESPAY)
【スタッフ】
照明:鄒樹菁
音響:島崎健史
映像:坂根隆介
(以上、ドキドキぼーいず)
舞台監督:稲荷(十中連合)
演出助手:高嶋Q太
宣伝美術:清水俊洋
制作:渡邉裕史
共催:NPO法人アトリエ劇研
後援:NPO法人京都舞台芸術協会
企画・製作:ドキドキぼーいず
【日時】
6月7日(水)19:00☆
6月8日(木)19:00◎
6月9日(金)15:00◎ 19:00◎
6月10日(土 )14:00 18:00◎
6月11日(日)11:00 15:00★
(◎ アフターイベント有り)
(★ アフターイベント「IPPON」)
(☆ アフターイベント「KANPAI」)
【料金】
・一般
前売 2,500円 当日 3,000円
・U-Honma(27歳以下)
前売 2,000円 当日 2,500円
・学生
前売 1,800円 当日 2,300円
【会場】
アトリエ劇研
〒6060856 京都府京都市左京区下鴨塚本町1
京都市営地下鉄でお越しの方へ
▼北大路駅から
バスターミナル(赤のりば)で市バス204,206番に乗り換えて 「下鴨東本町」停下車、バス停から「かまどや」がある方向(東)に歩いて、一筋目(コインPの角)を左方向(北)に曲がってすぐ。
▼松ヶ崎駅から
2番出口を出て、前の大通りを渡ってすぐに延びている2車線の道(松ヶ崎通)を出口を背にする方向(南)に歩く。
「ヤマザキストア」や「疎水」を超えて、しばらく住宅地の中を歩くと4車線の大通り(北大路通)にでるので、セブンイレブンの角を右(西)へ曲がって、一つ目の角を右(北)へ曲がってすぐ。徒歩でおよそ20分。
※JR京都駅、阪急烏丸駅から乗り換えられます
阪急京都線でお越しの方へ
▼烏丸駅から
京都市営地下鉄にお乗換えください
▼河原町駅から
市バス205番(北行き)に乗り換えて「洛北高校前」停下車、バス停から「吉野家」と「ケンタッキー」の間の道をバス停を背にする方向(東)へしばらく歩くと、京都中央信用金庫が左手に見えるので、その銀行を超えて一つ目の角を左方向(北)に曲がってすぐ。徒歩およそ10分
JR線でお越しの方へ
▼二条駅から
市バス206番(北行き)に乗り換えて「下鴨東本町」停下車、バス停から「かまどや」がある方向(東)に歩いて、一筋目(コインPの角)を左方向(北)に曲がってすぐ。
▼京都駅から
京都市営地下鉄に乗り換えるか、市バス205番(北行き)に乗り換えて「洛北高校前」停下車、バス停から「吉野家」と「ケンタッキー」の間の道をバス停を背にする方向(東)へしばらく歩くと、京都中央信用金庫が左手に見えるので、その銀行を超えて一つ目の角を左方向(北)に曲がってすぐ。徒歩およそ10分
京阪でお越しの方へ
▼出町柳駅から
京都バス(※1)岩倉・大原方面に乗り換えて「高野橋東詰」停下車、バス停から橋(高野橋)を渡って西に歩いて、セブンイレブンの前をさらに道なりに進み郵便局の先にある曲がり角を右方向(北)に曲がってすぐ。徒歩およそ10分。あるいは、市バス1,4番に乗り換えて「洛北高校前」停下車、バス停から「吉野家」と「ケンタッキー」の間の道をバス停を背にする方向(東)へしばらく歩くと、京都中央信用金庫が左手に見えるので、その銀行を超えて一つ目の角を左方向(北)に曲がってすぐ。徒歩およそ10分。
※「京都バス」と「市バス」は運営会社が異なりますのでお気をつけください
【予約】
●演劇パス
<演劇パスとは?>
選んで・買って・見せるだけ!あなたのスマホがチケットになる、演劇向け電子チケットサービスです!
手数料無料の事前精算はこちら!
●京都芸術センター窓口(10:00~22:00)
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
●喫茶フィガロ(10:00~18:00)
京都市左京区田中上大久保町13-2 ネオコーポ洛北1階
※月曜定休
●家酒場さんち(通常19:00〜)
京都市上京区紙屋川町839-7 太田ビル2階
※不定休(sangchi.jimdo.com、SNSにて随時更新)
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この作品は映画化もされている。舞台とはまた違っています。当たり前か。
公演に行く前に映画版と下の動画を見ておいてほしい。
生きてるものはいないのか
前田史郎さん率いる五反田団の上演バージョン。ドキドキぼーいずを観に行く前に話の流れをつかんでおくといいかもしれません。流れを先に知っているのはどうかと思うのはどうかと思うあなた、ちょっと待ってください。
たしかに使うホンは同じかもしれませんが、演出は違います。もちろん演者も。
作者の前田さんが書きながら込めたと思いと、それを観て感じたことを演出に込めた本間さん。
二つの思考を交ぜあわせてちょうどいい塩梅に仕上がった公演になるのではないでしょうか。
そういう味わい方もアリと思うんです。
普段のドキドキぼーいずを知りたいアナタはこちら。
僻地まで
大大阪博覧会で上演された作品。ほんの小さな言い争いが徐々にリズムを刻み始め…?
この説明では面白さは伝わらないと思う。会話のリズムが音的にも物理的にも心地いい作品です。
30分の短編でしかも無料!見るっきゃないでしょうよ。
【ドキドキぼーいず】
人々はテレビやスマートフォンのニュース、SNSで無造作に流れていく情報にどれだけ『知った気』でいるだろうか。 我々ドキドキぼーいずは、今を生きる若者の身体・言葉・意識を解離させる演出技法により、作品を創作している。 人と社会の関わりを報道する者、それを眺める『第4者』の存在を、演出家・本間広大は最も表現したい事であり、創作において重要視している。代表の本間と同世代である1990年代以降に生まれた若者たちに、「この国に今生きている」という意識が芽生えるきっかけになればと思う。 それが「私たちが信じる演劇」であり、エンターテインメント(娯楽)を超える第一歩である。
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