みなさんは本を出版したことはありますか?
わたしはありません。
一度はしたいな、出版。目指せ夢の印税生活。
でも自分で書くのは面倒なので、誰かが書いた本に名前だけ貸したい。そして印税だけをもらいたい。立候補お待ちしてます。
「自分の書いた本で誰かがお金持ちになって欲しい」そんなお気持ちの方、観劇三昧の黒澤までお伝えください。
というわけで、虫の良いことを考えずにこつこつ執筆されたであろう、小説家のみなさまには頭が下がります。演劇人にはおなじみ、劇団MONOの土田英生さんも今年2月に新刊小説「プログラム」を上梓されました。お忙しいのに、きっと様々なご苦労のなか書き上げられたのだろうと思います。こちらの出版を記念して、観劇三昧でイベントを開催していただくことになりました。
今回は、ご本人に喋り倒していただきます。土田さんはトークも面白いので必見ですよっ。
「これまでどんな小説を読んでいたか」「いざ、小説を書く、ということになって、苦労したこと」「小説と戯曲、テレビドラマ脚本の創作の違いについて
」「『プログラム』の裏話(戯曲「燕のいる駅」などを元とした短編集であることなど)」などなど、60分間ノンストップでお伺いします。最後には質疑応答もあるかも?
無料イベントです。ぜひお起こしください。
●日時:
2017年6月5日(月) 19:00~20:00
●予約:
こちらのFbページに「参加予定」をしてくれた方は、お席の予約ができます
*「参加予定」が35番目以降の場合は、お席が確保できない場合がありますのでご了承ください
*開始5分前には、ご予約の方がいらっしゃっても、当日
*当日ご来場の方も、立ち見でご覧いただけます
●会場
観劇三昧 下北沢店
東京都世田谷区北沢2-9-2 ZIP155ビル 2F
【内容紹介】
その日、日本人が絶滅した。
東京湾上に〈日本らしさ〉をテーマに作られた人工島・日本村。
〈純粋な日本人以外〉は、全員バッジの装着義務のある、閉じたその島には、
安全・安心な夢の次世代エネルギーとして世界中が注目する、「MG発電」
の本拠地がある。
ある朝、空に、赤い、小さな、雲が浮かんだ。
島の各地から観測されたその雲は徐々に大きくなり、ついには空すべてを覆い尽く
していく。
その時、私たちは何を考え、どう行動するのか、しないのか……?
それぞれの日常という視点から、〈その日〉を描いた衝撃作。
【小林賢太郎さんからの推薦文】
「確かにSFなんだけど、やけに人の気配がする。
演劇のみならず、小説からもしっかり匂う半ナマのリアリティ。これが土田節。
怖い怖い。
僕は読了後、空の色を一応確認しました。」
ーー小林賢太郎(劇作家・パフォーマー)
土田英生(つちだ・ひでお)
1967年生まれ。愛知県出身。劇作家・演出家・俳優。劇団「MONO」代表。
99年、『その鉄塔に男たちはいるという』にてOMS戯曲賞大賞受賞。2001年、『崩れた石垣、のぼる鮭たち』にて芸術祭賞優秀賞受賞。03年、文化庁の新進芸術家留学制度で一年間ロンドンに留学。テレビドラマ「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」「斉藤さん」など、テレビ、ラジオ、映画脚本等で執筆多数。