こんにちは。武田です。

小さいころに、言われたことはありませんか?

 

「夜に口笛を吹くと蛇が来る」

「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」

「雷が鳴ったらおへそを隠す」

 

理由は諸説ありますよね。

人身売買の合図だから夜に口笛を吹かないように言われていた、とか

暗いところで爪を切ると怪我をする→破傷風になる→親より先に死んでしまう とか

 

へそを隠すために身をかがめることで、雷から身を守るように教えた とか

(あくまでも一例です。色々ないわれがあります)

 

昔の人の智慧は素晴らしいです。

ただ僕は一つだけ、納得いかない迷信があります。

 

「火遊びするとおねしょするよ!」

 

火遊びとおねしょ。どんな因果関係があるのでしょうか。

調べてみたのですが、どうもみんな推測の域を出ません。

 

まあ、子どもが火遊びなんてするものじゃありません。

とはいえ、大人になってからの「火遊び」は、また別の意味に取られそうです。

刺激的ですね。

 

今回紹介するのは、そんなちょっと刺激的な名前の劇団。

 

 

先日配信開始されました

火遊び「東京ドーピング2020」

です。

 

 

火遊び play6

【東京ドーピング2020】

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【ストーリー】

2020年。東京。
オリンピック開催を目前に国民が沸き立つなか、その部屋はあった。
華やかな繁華街に隠れる雑居ビルの一室。薄暗い闇を塗り込めた空間。
明かりを吸いつくす壁に囲まれたその場所で、取引は今日も行われる。

アナボリック・ステロイド錠。

違法ドーピング剤の売買を生業にする女がいる。
静かに、冷たく、それでいて誘うような眼差し。
先へ先へ、その先へ。神の領域へ導こうとする。

「いくらでも売ろう。一瞬の光と、その先に待つ無限の闇を」

引き締まった黒光りする肉体から腕が伸びる。
すがるように向けられた掌は小さく柔らかい。
彼らは求めた。銀色の錠剤シートを。強さを。

女は売る。売り続ける。希望を。栄光を。喝采を。
やがて必ず訪れる、滅びの唄の途切れる時まで――。
これは近未来の東京を見届けるための、いきぐるしい物語。

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「いくらでも売ろう。一瞬の光と、その先に待つ無限の闇を」このピリッとメタファーの効いた言葉が心地いい。

お天道様は見ているとはよく言ったもので、こういう不正はすぐに見破られる。栄光の表舞台から一瞬で闇に引き込まれる気分はどんなものだろうか。地位が高ければ高いほど地に落ちたときの衝撃は大きい。それがオリンピックを目指せるほどの実力者ならなおさらね。

あぁ。いきぐるしい。

 

 

【キャスト】

黒沢佳奈

佑木つぐみ

雨宮慎太朗(レティクル東京座)

杉元秀透(劇 26.25 団)

室田渓人(劇団チャリT企画)

尾崎菜奈

鈴木朝代

森永たえこ

楊木賀央里

 

【スタッフ】

脚本・演出:松澤くれは

舞台装飾・小道具:定塚由里香

音響:DJ葉暮呉一郎

照明:朝戸佑飛

衣装:黒沢佳奈

宣伝美術・イラスト:谷川千佳

デザイン:milieu design

広報・撮影:くろまく株式会社

演出助手:青木満理子、三浦仁

製作:<火遊び>

 

 

東京ドーピング2020

 

【火遊び】

松澤くれは新プロジェクトとして、2013 年に始動。
合言葉は「あなたと、火遊び――。」
ほんの少しの出来心と、もう後戻りできない閉塞感。
危なくも儚げな、女の心を焦がして揺らぐ物語を紡ぐ

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地下牢のように青く暗い照明で照らされた舞台セットは見ているだけで心がざわつく。力を求めて力に溺れた者たちはどんな末路をたどるのか…

過ぎた火遊びは大怪我を招きます。皆さんも物語の炎に飲み込まれないようにご注意を…

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