モンスターエンジン「神々の遊び」っていうネタ面白かったよね。
こんにちは。下北沢店の杉浦です。
「3. 部下が自分と同じようにできると思わない」と、
古本屋で立ち読みしたビジネス本の目次。
「なんだその万能の神のような物言いは、、、」と
その著者に声を出して毒づいたのを覚えています。
①仕事が終わらない
②計画通り進まない
③仕事量をコントロールできない
という、
”ない”3連コンボを決め込んで、
「そうだ、外資系コンサルの本を読めば仕事できるようになるはず!」と
息まいてビジネス書を読み漁る、
”目指せ!意識高い系ビジネスマン”キャンペーン中の私は、
その突然の神様との遭遇でびっくりしました。
神よ、急だ。
PDCA、ガントチャート、フレームワーク…
などのビジネス用語を手に入れて、
いい感じに意識を高めてきたのに
折られました。腰を。
そんな神々のお告げを聞いて効率化をすすめると、
見えなくなる/隠される部分がたくさんなるなあと思うんですが、
「なるほど、これ見逃してたよね」
「これ隠されてるよね」
「見えないフリしちゃうよね」
という、痛いところをチクりと刺す、
くによし組
をご紹介。
- くによし組
人見知りでコミュニケーション下手な國吉咲貴が、優しい人を集めて作る表現チームです。
2015年から音多衣子と永井一信が加入しました。
『異常で、日常で、シュール』
をコンセプトに、國吉節と呼ばれる特徴的な台詞や、誰もが通る悩みや壁をオカシク描いた作品は「独特だね」とか「ぶっとんでるね」など様々な声をいただいています。(HPより)
このくによし組の”チクり”がとても良いのです。
なんだか、
「それって正しいけどさあ…なんか…違くないか………うまく言えないけど…」
みたいなことを、
ものすごく鋭利な針でチクっとするのです。
グサっではなく。
その視座を持って、
「うまく言えない」ことを
うまく言うでもなく
舞台上に乗せる国吉さんが
うらやましい。
にくらしい。
素晴らしい。
そんな、くによし組、5月に公演をやるそうです。
タイトルは『ああ、演劇』。
5つの架空の劇団を軸に、演劇をディスってディスってディスりまくる!
だそうです。【ディスり回】なる公演が一部あるようです。
<ディスり回とは…作品を蔑む(ディスリスペクトする)ゲストを招き、上演しながらディスっていくため、気が散ります。>
だそうです。
こ、こわい…..
【公演情報】
くによし組
「ああ、演劇」
作・演出 國吉咲貴
【概要】
5つの架空の劇団を軸に、演劇をディスってディスってディスりまくる!
インテリ劇団、ファンタジー劇団、腐女子劇団、ラブストーリー劇団、くによP組の5劇団の短編公演を通して、創作することへの迷いや葛藤や自惚れや勘違いを描く!
そしてディスり回ではゲストを招いて上演中からディスりまくり!
楽屋や転換まで丸見えのくによし組の遊び満点の短編連作問題公演!
【出演】
粟野志門(テアトルエコー)
梅田優作(重惑[omowaku])
音多衣子(くによし組)
國吉咲貴(くによし組)
榊原美鳳(ハダカハレンチ)
永井一信(くによし組)
三澤さき(ゲンパビ)
【日時】
2017年5月17日㈬~21日㈰
17日(水) ★15:00/★デ19:30
18日(木)★デ15:00/ 19:30
19日(金) 15:00/ デ19:30
20日(土) デ12:00/ 16:00
21日(日) 12:00/ デ16:00
★・・前半割 デ・・ディスリ回
ディスり回とは…作品を蔑む(ディスリスペクトする)ゲストを招き、上演しながらディスっていくため、気が散ります。
ディスり回ゲスト
司会 イグロヒデアキさん
17日19:30 くによし組
18日15:00 四柳智惟さん(ピーチ)
19日19:30 國吉咲貴の母
20日12:00 鳥原弓里江さん(トリコロールケーキ)
21日16:00 沈ゆうこさん(アガリスクエンターテイメント)
【チケット】
前売 2500 当日 2800円
前半割 2200円
リピーター割2000円
【会場】
東中野バニラスタジオ
【ご予約】
https://kuniyoshigumi.jimdo.com/%E6%AC%A1%E5%9B%9E%E5%85%AC%E6%BC%94/
【出演劇団】 ※すべて架空の劇団です。
・インテリ劇団
劇団right elbor(らいとえるぼう)
東京昭和平成大学の演劇サークルから派生した劇団。劇団名は「右手を伸ばしても届かないものは、右肘を伸ばしても届くわけがない」という主宰の鴨山来人が劇団立ち上げ時に話した言葉が元。“届かないものを諦めた先に見える光”をテーマに作品を作っている。
・ファンタジー劇団
魔法演劇プリティコッペパン
中学生のときに見た劇団四季の「ウィキッド」に感激した米山亜蓮がENBUゼミ在学中に立ち上げた劇団。“ファンタジーを愛せる人たちで世界を愛す”と目標を掲げ、山小屋を劇場にした公演や、崖でのミュージカルなどを上演している。
・ラブストーリー劇団
劇団青春野郎
青春を謳歌せずに会社員となってしまった滝沢勉が“今更だけど青春やろう!”と奮起し脱サラして作った劇団。劇団のコンセプトである“今更青春”は、小劇場流行語大賞のTwitter部門を受賞。滝沢は来年1月からテレビドラマの脚本が決まっているなど今後を期待される作家。
・腐女子劇団
劇団801
小劇場で活躍していたマタタビカヤコが初めて飛び込んだ冬コミでBL小説を書いていた安藤雪乃をスカウトして立ち上げた腐女子劇団。安藤が脚本、マタタビが演出。「この世に女はいらない」と豪語し、作中に女キャラは出てこない。客層の9割は女性である。
・くによP組
人見知りの主宰が旗上げしてしまった人見知りしかいない劇団。「誰でも楽しめるコメディ」を謳っているが、笑っていいのか悪いのかわからないシュールなコメディしか作れていない。
きっとまた突かれたくないところを
チクチクと突いてくることでしょう。
ものすごく楽しみです。
観劇三昧では『アキラ君は老け顔』を配信中。
これめちゃくちゃ面白いのでぜひ観てみてください。本当に老けてる。
作・演出の國吉咲貴は
せんだい短編戯曲賞最終候補に2回、
また劇作家協会新人戯曲賞最終候補にも
残っている実力のある方です。
良質なディスリスぺクト演劇を観に、
みなさんぜひ足を運んでください。
それではまた。
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