こんにちは。日本橋店の武田です。

僕の故郷は山に囲まれていて、幼い頃は「あの山の上からは何が見えるんだろう」と思いながら過ごしました。

そんなある日、授業で学校の裏山に上ることになり幼い僕はとても喜びました。頂上から何が見えるか楽しみだったのです。ひょっとしたら大阪とか京都くらいまで見えるかも(かわいいなぁ。そう思わない?ねぇってば)と息巻いて登りました。

その時見た景色を僕は未だに覚えている。よく行くショッピングモールに見覚えのある道路、何度も行ったことのある友達の家が見えた。大阪どころではない。世界と世界の境界のように思えていた山から見えたのは、あまりに見慣れた景色だった。

 

世界に物理的な境界などない、という当たり前の事実を受け止めるには僕は幼すぎました。そのころから(何故か)急激に視力が落ち、(何故か)猫背になり、(急に)片頭痛持ちになりました。

幼い僕に言ってやりたい。「気を落とすな少年。境界などない。物理的にも、人間にも」

そんなメッセージのこもった作品がこちらです。

烏丸ストロークロック 長編『まほろばの景』

 

 

【ストーリー】

京都の劇団 烏丸ストロークロックの1年ぶりの新作公演は「山」を舞台に、故郷を失った男が山中を彷徨い、不可思議な光景や人々に出会う中で、人間には制御不可能な力である自然や時に無慈悲に降りかかる不条理と対峙していく様を描く。山岳信仰や民話、東北神楽などを紐解きながら、現代における”人間らしさ”を追求する意欲作。

この『まほろばの景(けい)』シリーズは、2017年7月の宮城県仙台市での滞在制作からスタートしました。東日本大震災以降、“被災地”と漠然と捉えていた彼の地での人びとの声、営みとの出会いは、私たちが日常無意識に感じるあらゆる隔たりとの対峙でもありました。隔たりを超え「交ざりあう」ことをテーマに東京・京都での朗読劇、広島での短編と1年をかけて連作を重ね、この長編「まほろばの景」へと物語は集成します。

 

【キャスト】

阪本麻紀
澤雅展

角谷明子
小菅紘史(第七劇場)
小濱昭博(劇団 短距離男道ミサイル)
松尾恵美

 

【スタッフ】

◆作・演出
柳沼昭徳

◆音楽・演奏
中川裕貴

 

【京都公演】

<日時>

2月9日(金) 19:00
2月10日(土) 13:00/18:00
2月11日(日) 13:00

※受付開始は開演の40分前、開場は開演の20分前です。
※演出の都合上、開演後はご入場をお待ちいただく場合がございます。
※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。

 

<会場>

ロームシアター京都 ノースホール

〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13

京都市営地下鉄東西線「東山」駅下車1番出口より徒歩約10分
京阪電鉄「神宮丸太町」駅下車2番出口より徒歩約13分

 

<料金>

一般 前売 3,500円 当日 4,000円

25歳以下 前売 2,500円 当日 3,000円

※日時指定・整理番号付き・自由席・税込

 

 

【東京公演】

<日時>

3月1日(木) 19:00
3月2日(金) 19:00★
3月3日(土) 13:00/18:00★
3月4日(日) 13:00

★…終演後、アフタートーク有

《アフタトークゲスト》

3月2日(金)19時 田澤紘子氏(せんだい3.11メモリアル交流館スタッフ)
3月3日(土)18時 安田登氏(能楽師、ワキ方、下掛宝生流)

※受付開始は開演の40分前、開場は開演の20分前です。
※演出の都合上、開演後はご入場をお待ちいただく場合がございます。
※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。

 

<会場>

東京芸術劇場 シアターイースト

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1

JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口と直結しています。

 

<料金>

一般 前売 3,500円 当日 4,000円

25歳以下 前売 2,500円 当日 3,000円

※日時指定・整理番号付き・自由席・税込

 

 

【予約】

▶京都公演

カルテットオンライン (事前予約)

演劇パス (クレジット決済)

ロームシアター京都オンライン

 

▶東京公演

ローソンチケット

演劇パス (クレジット決済)

東京芸術劇場ボックスオフィス

 

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日常で感じる人との隔たり。それを取り除いて分かり合う。いや、混ざり合う。

荒唐無稽だろうか?いや、不可能とは思えない。ゆっくり、非常にゆっくりとですが実現させていくことができるのではないか、と僕は思います。

と、同時に事前決済で劇団嬉しい、簡単予約・入場スムーズで観客嬉しい演劇パスで演劇を観に行く人が増えれば劇団側も観客側も、幸せな未来が待っているのではないかとも僕は思います。

 

 

【烏丸ストロークロック】

1999〜2000年代前半
烏丸ストロークロックは1999年、柳沼昭徳(劇作・演出)を中心として近畿大学文芸学部芸術学科演劇・芸能専攻に在籍中のメンバーで設立。以降、京都市を拠点に活動を行う。

初期の作品では、バブル崩壊後の社会で、まどろみながら虚無的に生きる若者たちを登場人物に、現代口語演劇に影響を受けた会話劇を主とする。また一方では、台詞とストーリーに依らない実験的作品を発表するなど、表現の模索を続ける。

2000年代後半
2000年代中頃には、一つのモチーフから短編をシリーズとして連作し、やがて長編作品に集成させる創作形態を取り始める。

2005年から5年間に渡る「漂泊の家」シリーズでは長短編合わせて10作品を製作。総集編として、2010年に京都・アトリエ劇研での半月間のロングラン公演『八月、鳩は還るか』を成功させる。

2010年代
2010年からは「業火」シリーズ、多地域での活動を活発化させ、三重、岡山、広島、愛知、東京などで上演を行い、地域の垣根を越えた活動にも積極的に取り組む。

中でも三重県では2011年の民間劇場の「津あけぼの座スクエア」(現・四天王寺スクエア)におけるこけら落とし公演を元に交流を盛んにし、2013年「国道、業火、背高泡立草」では現地スタッフと協働して滞在制作を行い、ツアー公演を敢行するなど、地域間交流においてこれまでにない試みを行う。

 

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