こんにちは!
春になるともう夏がチラついて勝手に絶望しがちな、観劇三昧スタッフです。

弊社提供アプリ「チラシ手帖」に掲載公演団体の方々のお声を、
インタビュー形式でお届けするシリーズ、チラシ手帖 団体紹介スペシャル☆!

観劇三昧だからこそ聞ける劇団や公演のお話、今回もぜひ楽しんでいってください📖

今回はシリーズ第6回目!

さあ、今回のご紹介は…

「劇団親知らズ」よりプロデューサー・山田大介さん!


【 劇団親知らズ プロフィール 】
2024年に日本大学芸術学部演劇学科で結成された「厄介者だらけの演劇集団」。
個性豊かなはみ出しもの達が、エネルギー溢れる演劇作品を通して親知らズならではの「笑い」を追求している。
あなたの恥もバカも厄介も、あなたにしかないエネルギー。爆発すれば、全部おもしろい。
さあ、親には知られちゃいけないことをしよう!
5月には初の野外公演として、『寿歌』作・北村想を戸山公園(箱根山地区)陸軍戸山学校軍楽隊 野外演奏場跡地にて上演。その後、地方巡業公演予定。

<過去上演演目>
『天才バカボンのパパなのだ』作・別役実
『親知らズの定期検診コントシリーズ「西村マサオのMEGA 恋 エブリデイ SAYYES!」』作・高信すみれ、山田大介
『眠レ、巴里』作・竹内銃一郎

【 プロデューサー・山田大介 プロフィール 】
2005年生まれ。東京都出身。日本大学芸術学部演劇学科演技コース在学。劇団親知らズでの活動を精力的に行っている。プロデュース・演出・劇作・出演・制作など幅広い形で演劇作品に携わっている。

劇団や山田大介さんについて詳しく知りたい方は


新進気鋭の演劇集団としてその存在感が年々大きくなっている、「厄介者だらけの演劇集団」!?こと劇団親知らズ。

今回は、劇団の成り立ちから、5月に行われる最新公演のこだわりについて、たくさんお話を伺うことができました!
では、さっそくインタビューの様子をお届けします✨


まずは、プロデューサーとしての山田さんの原点、そして劇団親知らズの原点について教えてください。

山田さん:
(以下、山田)
私は、幼い頃から親に連れていかれて、さまざまな演劇作品を観ていました。さまざまと言っても、「アニー」や「ピーターパン」、劇団四季のファミリーミュージカルのような子供向けのものに連れてかれていました。その頃から漠然と劇場は楽しい場所という認識になっていました。
中学生から、1人で観劇するようになり、大きな作品だけでなく、新劇からアングラなど幅広く観劇するようになりました。

—— 幼少期からミュージカル、中学生時代からはさらに多岐にわたるジャンルを自ら観劇されていたとは、かなりの逸材ですね。

山田:
観劇回数が増えていくに連れて、企画を立ち上げたい、プロデューサーになりたいと思うようになっていました。そして、24年の春に日芸の演劇学科に入学しました。

劇団親知らズは、大学1年生の6月に結成しました。次回公演の「寿歌」で演出、出演を担っている高信すみれと共に、何か実験的に演劇を創作できる場が欲しいと話をしているうちに、「劇団親知らズ」が誕生しました。親知らズは常に表現の実験から、企画も実験的におこなっています。

—— 様々な観劇経験を活かすことのできる「プロデューサー」という道への志。大学入学直後に劇団を立ち上げていらっしゃることからも、演劇への情熱や計画性や実働力の高さが伺えます!

「何か実験的に演劇を創作する」ことを目指した結果が、旗揚げ公演から最新公演までどうつながっているのでしょうか?
創作において最も大切にされている「核」なども伺いたいです!

山田:
旗揚げ公演では、別役実の「天才バカボンのパパなのだ」を僕の演出で上演 しました。それを第2回公演では、演目は同じく演出を僕から高信に変え、同じ演目でも全く違う演出という、実験的な上演方法でした。
昨年12月に上演した、竹内銃一郎の「眠レ、巴里」では、初となるW演出、Wキャストという2パターンを同じ劇場で同じ期間に上演しました。戯曲の空白部分をさまざまな角度からお客様に楽しんでいただきました。

親知らズの核となる部分は「実験」です。次回公演でも、初めての野外に挑戦します!

—— 現役演劇学科学生が主体の劇団でありながら、「実験」を核として活動中とは……どこか小劇場演劇の興隆期を想起させるような、熱量ある演劇志向を感じますね!

一方での学生らしさと言いますか、TikTokやYouTube、各種SNSなどでの発信を積極的に行う、トレンド感もお持ちの団体であるとお見受けしています。

山田:
親知らズでは前回公演から、新規観客の獲得のため様々なSNSを開始しました。これらの効果もあるのか、様々な層のお客様にご来場いただきました。

—— 公演準備や学業で多忙な傍ら、集客への効果が感じられるほどのコンテンツ制作も両立させるハングリー精神にただただ驚かされました!気になる劇団親知らズのSNSコンテンツはこちら!舞台制作の様子などが覗けます👀✨
YouTubeショート動画各種SNSリンク集

デジタルツールもスムーズにご活用している印象です。SNSでの発信や、こうしたオンラインでの公演準備に際し、「観客との接点作り」において意識されていることはありますか?

山田:
お客様と我々劇団が互いに、ノンストレスになることを意識しております。親知らズの公演では基本的に、事前決済・電子チケットを導入し、入場時の並びがなくスムーズに進むよう工夫しています。劇団員にも芝居に集中してもらうために、なるべくデジタルツールで簡素化しています。

劇団親知らズは年に4回程しか公演がないため、公演期間外でのお客様との繋がりが薄れてしまうように感じていました。まず、公演期間外にできることとして、オンラインショップを開始しようと思い、今年開設いたしました。今後も、公演以外にも精力的に活動をしたいと企画しております。

—— ただ効率を求めるだけのツールとしてのオンライン化・デジタル化ではなく、心地良い観劇体験を届けることや公演期間外でのお客様との繋がりを大切にする、真摯な姿勢が故の取り組みなんですね。

ではここから、いよいよ次回公演についてのお話を伺いたいと思います! まず今回、数ある名作の中から、北村想氏の『寿歌』を選ばれた理由を教えてください。

山田:
僕自身「寿歌」は戯曲としてずっと好きで、個人的にどこかのタイミングで「寿歌」をやりたいと思っていました。気候の良い5月に公演が決まったので、野外で何かやろうと企画を練っていたところ、一目散に「寿歌」が出てきました。

寿歌は関西弁の戯曲ですが、出演者は東北の人間ばかりです。これらもまた、どこか面白そうと思い企画を立てました。

—— 北村氏が1979年に発表して以降、80年代小劇場演劇の金字塔的作品の一つとして数えられる『寿歌』。この作品を取り扱うにあたり、さまざまな想いがあったことかと思いますが、「やりたい!」を実現できるのもまた山田さんのプロデューサー力が光ったポイントだと感じます。

やはり『寿歌』と言えば、終末の世界を旅するゲサク、キョウコ、ヤスオの姿が印象的な作品。彼らの姿を通して、観客に一番伝えたいことは何でしょうか?

山田:
本作の設定は核戦争後です。この核戦争後にも関わらず、人を笑わせるための二人の芸人の旅模様をお楽しみください。笑いを追い求める姿と、どんな過酷な環境でも人生を楽しめる生命力を感じていただきたいです。

—— 目まぐるしく訪れる変化の中で、旅芸人が追い求める不変の生き様。変動の多く、不穏さの拭えない現代社会において、上演すること自体に意義がある作品になりそうですね。

今回は初の野外公演ということですが、野外公演に挑むきっかけを教えてください。

山田:
開かれた空間で演劇をやりたいという思いがずっとありました。野外は自然に左右され、稽古場では想定できないことが起こる劇場です。野外の面白さと親知らズの面白さを掛け合わせたいと思っていました。

—— ハプニングを面白さと捉え、劇団と掛け合わせて強みにしたいという姿勢は、やはりどこかで60年代の市街劇やテント演劇などと共鳴するような響きを有していますね。

たとえば野外ならではの「音」や「光(自然光)」、あるいは「通行人や環境との境界線」を、作品にどう取り込もうとされていますか?

山田:
現在、演出の高信と綿密に打ち合わせをしております!野外だからこそなんでも無限にできるということを強みに、視覚的にもかなりインパクトのあることを色々やろうと思っています!

今回の「寿歌」は「祭り」をテーマにしていることもあり、フラッと立ち寄るように足を運んでいただきたいです。

本公演は、閉鎖的な劇場空間ではなく、開かれた誰でも参加できる公園で上演しているので、気楽にご来場ください。野外演劇ってなに?と気になっている方にも楽しんでいただける演出が満載の作品となっております。

—— 「野外だからこそなんでも無限にできる」という言葉にハッとさせられました。かぶき踊りは河原、西洋演劇も野外での祭典から。シームレスに立ち寄れる野外公演では、演劇の本質的なおもしろさに触れる経験ができそうです!

4月中旬には稽古がスタートしたとのこと。稽古場のリアルな状況をぜひお聞かせください!

山田:
やっと本格的な稽古が始まりました。 演出の高信とはかなり綿密に打ち合わせをしていたので、かなり順調に進んでおります。
しかし、野外での公演のため何が起こるか本番までわからない状況です。役者の3人とも西の方言に苦戦をしています。そこも本番でお楽しみにしてください。
踊りや仕掛けなど見ているだけで飽きないものを、只今稽古場で作り上げています!

最後に、公演を楽しみにしている皆様へ一言お願いいたします!

山田:
本公演は劇団親知らズ初となる野外公演です。野外だからこそ、何が起こるかわかりませんが、無限に様々なことができる環境でもあります。

劇場で観れる演劇とは全く違う、ここでしか味わえない面白さを是非体験してみてください。

—— お話を伺うほどに公演へ足を運びたくなる情報が盛りだくさんでした!劇団親知らズでしか観ることのできない『寿歌』の演出、必見ですね!公演までの期間は、デジタルコンテンツでわくわくを蓄えておきましょう!


次回公演や活動についてお聞きしていく中で、 劇団親知らズがこれからどうなっていくのか、さらに楽しみになりました!
今回のインタビューでは貴重な立ち上げのお話から、 初の野外公演に向けたお話までお答えいただきありがとうございました!

さて、今回紹介した最新作『寿歌』、気になりますよね?
注目の公演情報は以下から!


■公演情報■
劇団親知らズ『寿歌』

【公演日時】
2026年5月22日 (金)~5月24日 (日)

5月22日(木) 13:00〜/17:00〜
5月23日(金) 13:00〜/17:00〜
5月24日(土) 13:00〜/17:00〜

※上演時間:約1時間30分(休憩なし)を予定

【劇場・アクセス】
戸山公園(箱根山地区) 陸軍戸山学校軍楽隊 野外演奏場跡
(新宿区戸山一・二・三丁目、新宿区大久保三丁目)

東京メトロ副都心線「西早稲田」下車徒歩8分
東京メトロ東西線「早稲田」下車徒歩10分
都営地下鉄大江戸線「若松河田」下車徒歩15分
JR山手線「新大久保」「高田馬場」・東京メトロ東西線「高田馬場」下車徒歩25分

【チケット料金】

〈山田さんからひとこと!〉
当日会場内で物販の予定はございませんので、是非パンフレット付きチケット、Tシャツ付きチケットをお買い求めください!

一般:3,000円
・パンフレット付き:3,700円
・パンフレット&Tシャツ付き:6,000円

学生:2,000円
・パンフレット付き:2,700円
・パンフレット&Tシャツ付き:5,000円

U-18:1,000円

★応援チケット
パンフレット・Tシャツ・特典グッズ付き、全日程観劇可能:25,000円

※掲載価格は手数料・消費税抜き。
※全席自由席。
※学生・U-18チケットは要証明書。

【キャスト&スタッフ】
キャスト:聖那/高信すみれ/君島大晟
脚本:北村想
演出:高信すみれ
プロデューサー:山田大介

主催:劇団親知らズ/戸山公園サービスセンター
企画・製作:劇団親知らズ

各種プレイガイド・その他詳細はこちらから。

「チラシ手帖」に掲載の公演チラシも忘れずチェック!


今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

現在の劇団活動の基盤となる観劇経験や演劇に対する熱量から、
初の野外公演に向けたこだわりまで語りつくしていただけましたね!

小劇場演劇の将来を担ってゆく劇団の走り出しにお話を伺えて光栄です!

チラシ手帖団体紹介スペシャル、次回はどの団体!?
乞うご期待!