さて本日も始まりました。「演劇.jp」のお時間です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
武田です。
今回の話題は職人。なかでもハガキ職人についてです。
ハガキ職人とは、ラジオや雑誌に面白いハガキを投稿して生活している人たちのことです。その鋭いペンは時に爆笑をかっさらい、時には涙すら流させる。そんな言葉の魔術師たちも、一歩社会に出れば少し肩身の狭い思いをする。
収入が入ってこないからだ。ハガキが読まれれば景品がもらえるが、それでは当然食べていけない。
それに職人には決まったライセンスがあるわけではない。自称・職人なのだ。
なので世のハガキ職人たちは、昼間は世を忍ぶ仮の姿として学業に励んだり、会社に行ったりする。そして夜の訪れとともに仕事に取り掛かる。まるでバッ〇マンだ。
こうして長い夜を乗り越えた職人に待っているのは強烈な眠気とだるさ。そしてステッカーくらい。
なぜそこまでするのか?正直な話、苦労に見合っているとは思えない。
答えは簡単。ラジオが好きだからだ。
戯曲でも小説でもない。表現の場はラジオでなければだめなのだ。一図を通り越した先にたどりつくのは執着。そして執着にとらわれた良い意味でも悪い意味でも極端な者たちを人はこう呼ぶ。
職人と。
素晴らしきかなハガキ職人。素晴らしきかなラジオ。おお、ラジオ。
「Oh!Radio」
今回紹介するのはニットキャップシアターが贈るラジオに関する公演です。
Knit Cap Theater presents『Oh! Radio』
脚本 ごまのはえ
構成・総合演出 澤村喜一郎
“今夜はラジオをみにいこうっ”
Knit Cap Theater presents 第2弾は、
ラジオ風味でお届けするオムニバスコントライブ。
アバンギルドの美味しいごはんとお酒をお供に、のんびりニンマリしませんか?
愛すべき大人たちにささぐニット流レディオショー
【キャスト】
高原綾子、澤村喜一郎、仲谷萌、門脇俊輔、ごまのはえ
池川タカキヨ、黒木夏海、佐藤都輝子(劇団とっても便利)、豊島勇士、西村貴治
【日時】
3月17日(金) 1st 20:00(Open 18:00) 2nd 22:30 (Open 1st終了後)
3月18日(土) 1st 20:00(Open 18:00) 2nd 22:30 (Open 1st終了後)
※上演時間は70分を予定
※今公演は飲食をしながら観劇していただけます。開演直前、終演直後は注文が混みあう場合がございます。あらかじめご了承ください
※会場にはテーブル席をご用意しておりますが、限りがありますのでお食事をゆっくり楽しみたい方はお早めの来場をおすすめします。
【会場】
UrBANGUILD(アバンギルド)
〒604-8002 京都府京都市中京区木屋町三条下ル ニュー京都ビル3F
<アクセス>
京阪三条駅[6番出口]から徒歩約3分、阪急河原町駅[1番出口]から徒歩約6分。
木屋町三条の交差点より南に約100m、木屋町四条の交差点から北に約400mの位置です。エレベーター手前にITOENの自動販売機があります。3階までどうぞ
【料金】
前売、当日:2,600円 (2,000円+ワンドリンク600円)
【チケット 予約】
公演特設サイト内、 専用予約フォームからご予約ください。
http://knitcap.jp/OR
【スタッフ】
構成・総合演出 澤村喜一郎
音響・照明 三橋琢、加藤あずさ
イラスト 藤本浩史(the coopeez)
宣伝美術 門脇俊輔
企画 澤村喜一郎、仲谷萌
制作・主催 ニットキャップシアター 毛帽子事務所
【ニットキャップシアター】
京都を拠点に活動する小劇場演劇の劇団。
1999年、劇作家・演出家・俳優の ごまのはえを代表として旗揚げ。
関西を中心に、福岡、名古屋、東京、札幌など日本各地で公演をおこない、2007年には初の海外公演として上海公演を成功させた。
一つの作風に安住せず、毎回その時感じていることを素直に表現することを心がけている。代表のごまのはえが描く物語性の強い戯曲を様々な舞台手法を用いて集団で表現する「芸能集団」として自らを鍛え上げてきた。シンプルな中にも奥の深い舞台美術や、照明の美しさ、音作りの質の高さなど、作品を支えるスタッフワークにも定評がある。
劇団名は、ムーンライダーズの楽曲「ニットキャップマン」に由来する。
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美味しい食事とお酒をお供に芝居を観る。
世の中にこれ以上の贅沢がありますか皆さん!?
普通の公演と比べて上演開始が遅いのもポイントです。これなら仕事終わりにも寄っていけますね!
「それでは」
「わーわー言うとります」
「お時間です」
「さようなら」