日本橋店の武田です。
小さい頃から地球一周旅行に憧れて生きてきました。何十年という時間をかけて何億というお金を使って行くんだろうな、と思っていましたが、今になって調べると期間にして数年、予算はおよそ数百万円。なーんだ、と思う自分がいました。そのうえもっと切り詰めることも出来るのだそうです。もっと手の届かないスケールであってほしかった、と貯金額5桁の僕は思いました。
まだがっかりするには早い。身体的な地球旅行は無理でも精神的な地球旅行はできる。今回は一風変わった作品です。
劇団員が持ち寄ったプロットを代表が1つの物語に再構成。タイトルは「ジ・アース」。
公演十回目の十七戦地はどのような物語を見せてくれるのでしょうか。
【ジ・アース】〜2017戦地への道〜
作・演出 柳井祥緒
【ストーリー】
●ごあいさつ
はじめましての方、はじめまして。
そうでない方、お久しぶりです。
東京を拠点に活動している劇団、十七戦地の座長・北川です。
オモテ面で自撮り棒を持っている方です。
この度「ジ・アース～2017戦地への道」という公演をおこないます。
「ジ・アース」は作品タイトル、「2017戦地への道」がプロジェクト名です。
10回目という節目の公演をどうお届けするか話し合った結果、
十七戦地らしさを模索する必要があるよね～と、
起ちあげたのがこのプロジェクトです。
月に一度の会議を重ね、公演のテーマを決め、劇団員各自がストーリーを作成。
それを柳井がひとつの物語に再構築。
「ジ・アース」という作品にしてお届けします。
みんなで作っていくことで、より十七戦地の色が出るのか、そうでないのか。
総力戦で挑みます。
と、いろいろ書きましたが、
僕たちは、みなさんに楽しんでいただける公演を作るだけです。
お時間があれば寄り道してみてね。
十七戦地 座長 北川義彦
●『ジ・アース』とは
◆アマゾンの魔女（原案：北川義彦）
アマゾンで出会った2人が幻の魔女を求めて彷徨う一週間。
◆ロードームービー（原案：柳澤有毅）
海を渡り、空を飛び、世界を横断し続けるグレートジャーニー。
◆ニューアニマル（原案：藤原薫）
かわいいあの子がある日突然違う生き物になっていたら？
「好きだけど愛せないよぅ」と苦悩する飼育員の日々の記録。
↓
各自の出した脚本・プロット・アイディアメモをもとに、柳井が一つの物語に再構成します。
【キャスト】
北川義彦、柳澤有毅
【スタッフ】
原案：十七戦地
宣伝美術／四谷きりん
制作／藤村恭子
other member／藤原薫
【会場】
ギャラリーLE DECO 〒1500002 東京都渋谷区渋谷3-16-3 ルデコビル
-アクセス-
ＪＲ渋谷駅
【日時】
12月13日（水） 19:30
12月14日（木） 19:30
12月15日（金） 14:00／19:30
12月16日（土） 14:00／19:00
12月17日（日） 14:00
【料金】
・一般
前売・当日 3,000円
（日時指定・全席自由）
【予約】
・演劇パス
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劇団は言わば王国。今回は国を飛び出して地球を巡る旅へ”らしさ”を探す果てしない旅へ出発する十七戦地。
苦難と長く険しい道のりを誇りにするのではなく「僕たちは、みなさんに楽しんでいただける公演を作るだけです。お時間があれば寄り道してみてね」とあえて軽く手を振って旅立つ。
こんな人たちこそ応援したくなるものです。演劇パスを使って観に行きましょう。
そういえば、こんなツイートも見かけました。
『ジ・アース』は三面舞台ですよ。 pic.twitter.com/kVjjoUhE5F
— 柳井祥緒(十七戦地・脚本演出) (@17cmyanai) 2017年11月24日
三面舞台ってずるいですよね（誉め言葉）。
最低２回は観たくなる。欲を言えば三回。
1回だけでも当然満足させてくれるのですが、観る方向を変えれば違うものが見えることもある。
お時間があれば、ぜひ何度でも観てみてはいかがでしょうか。
【十七戦地】
俳優の北川義彦と劇作家・演出家の柳井祥緒を中心に2010年結成。
2011年7月に上演した#1『花と魚』(作・柳井祥緒)で、第17回劇作家協会新人戯曲賞受賞。
2012年、俳優の柳澤有毅と藤原薫が入団。
ファンタジーやSF、歴史や民俗などの題材を扱いつつ、市井の人々の暮らしや葛藤を表現。
推理劇のような緊張感のある会話と、壮大なイメージを喚起させる情景を描き、現実と地続きの幻を立ち上げる。
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