こんにちは!とんでもない暑さで体が追いついていない観劇三昧スタッフです。

弊社提供アプリ「チラシ手帖」に掲載公演団体の方々のお声を、インタビュー形式でお届けするシリーズ、チラシ手帖 団体紹介スペシャル☆!

観劇三昧だからこそ聞ける団体や公演のお話、今回もぜひ楽しんでいってください📖

今回はシリーズ第9回目!

さあ、今回のご紹介は…
「ミズタニ会議」より水谷健吾さん!


【 ミズタニ会議 プロフィール 】
水谷健吾(@mizutanikeng)と水谷悠樹(@yuuki_act)による演劇ユニット。基本は連作短編コメディ。時々ワンシチュエーションコメディ。

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【 水谷健吾さん プロフィール 】
テキスト:脚本家、作家/ 漫画『食糧人類』(原案)/ 著書『空白小説』『イミコワ英語』/ 佐藤佐吉優秀脚本賞

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今回は、劇団の成り立ちや独自のコメディスタイルに込めたこだわり、そして豊島区長賞受賞記念公演となる待望の最新作『舞台浸水』の見どころについて、たっぷりお話を伺うことができました!

では、さっそくインタビューの様子をお届けします✨


元々、小説家や漫画の原案をされていた脚本担当の水谷健吾さん。演劇の世界に入ったきっかけとは何だったのでしょうか?

水谷健吾
さん:
(以下、水谷)
もう一人の主宰、水谷悠樹が元々演劇をやっていまして、ある日「舞台脚本を書いてみませんか」と誘ってくれたのがきっかけです。

恥ずかしながらそれまで演劇というものをほとんど見たことがなく「さすがにちょっとは見ておこうか」と観劇三昧さんに登録しました。その際、たまたま拝見したアガリスクエンターテイメントさんという団体の作品が非常に面白く、そこから演劇にハマってしまいました。

——脚本を書くお誘いを機に観劇三昧へご登録いただき、そこで出会った作品が演劇の扉を開けることになったとは!
偶然の出会いから一気にのめり込んでいかれたストーリーには、観劇三昧スタッフとしても非常に嬉しく、不思議なご縁を感じてしまいます。

立ち上げメンバーであるお二人が「ミズタニ」さんであるということが劇団名の由来かと思うのですが、お二人はなぜ一緒に演劇を始められたのでしょうか?

水谷
水谷悠樹に誘われるがまま始め、その流れで今もなお一緒にやっているという感じです。ただ、互いに好きな作品や考え方が似ていることが、ミズタニ会議を続けられている理由かなと思っています。

——お互いの「好き」や作品への価値観が自然と一致する。だからこそ、誘われるがままに始まった関係が、こうして長く居心地の良いユニットに育まれたのですね。

そんな固い信頼関係を持つお二人が、今回満を持して挑むのが『舞台浸水』の再々演です。


次回公演「舞台浸水」についてお伺いします!再々演を決めたきっかけとは何だったのでしょうか?

水谷
「舞台浸水」自体は昨年2025年にも上演していたのですが、この作品の性質上、「いつかもっと大きな劇場でこれを」という思いがありました。

そんな折、ミズタニ会議が池袋演劇祭で豊島区長賞を受賞しまして、その記念公演として"あうるすぽっと"(池袋)を使用しませんかと連絡が来ました。確かに「もっと大きな劇場で」とは思っていたのですが、「これは少し大きすぎるぞ。果たして席が埋まるのか」と不安になりました。

ただ、滅多にないチャンスですし、「なんとかなるだろ!」と再々演を決めるに至りました。

——昨年の池袋演劇祭での豊島区長賞受賞、本当におめでとうございます!
この時の受賞作は『クロスワード』でしたが、実はこの作品、観劇三昧で配信しております!!
★こちら★からどうぞ♫

そして『舞台浸水』については、大きな劇場でやりたいという想いを抱かれていたのですね。
降って湧いた絶好のチャンスを前に、不安を抱えつつも「なんとかなるだろ!」とあうるすぽっとへの挑戦を決められた。その勇気と熱意が本当に素晴らしいです。

こちらの作品は実際にあった経験を基にしているとのこと。その時のエピソードを教えてください。

水谷
ミズタニ会議の旗揚げ公演がそれにあたるのですが、巨大台風によって公演が中止となり、その翌日に舞台面が水浸しになりました。 当日の朝、靴下のシーンをスリッパに変えて稽古し、下水の臭い対策として劇中にファブリーズのシーンを入れようかと話し合いました。

本当にバタバタだったのですが、同時に「なんてコメディな瞬間なんだ!」と感じていました。これらの出来事を下敷きに『舞台浸水』を作りました。

——舞台が浸水するという絶望的な大ピンチを、その瞬間に「コメディだ!」と捉えるクリエイターとしてのたくましい視点。逆境すらもまるごと最高のエンターテインメントに昇華させてしまうからこそ、観客の心を惹きつけるのですね。

コメディや連作短編であることが特徴だと拝見しました。構成にこだわりがあるからこそのウェルメイドコメディかと思うのですが、特に力を入れている演出や構成のヒントを教えてください。

水谷
こと構成に関しては「伏線回収」という点は意識しています。 ただ、この言葉はなかなかに扱いが難しいものでして……。
伏線回収、伏線回収と声高に打ち出すほどにチープに見えるのではというややこしい思いも抱えています。

しかし!今回の作品に関しては、最後の伏線回収は本当によくできているなと思っています。ぜひ、劇場で体験していただきたいです。

——伏線回収というと少し軽く聞こえてしまいがちですね…ですが、「今回の伏線回収は本当によくできている」との自信に、脚本への本気の熱量がうかがえます。劇場で伏線がすべて綺麗に繋がる。そのカタルシスを味わうのが、今からとても楽しみです!

面白さを引き立てるために、舞台美術や音響、あるいは舞台上の『転換』などで仕掛けている工夫はありますか?

水谷
普段のミズタニ会議では美術をそこまで立て込んでおらず、音響、照明も最低限で済ませることが多いです。 あくまでメインは役者さんの芝居であり、みせるべきは物語、という意識です。

ただ今回、物語に必要な要素として、ある地点を超えてからは音響、照明が多用されます。
お客様の笑い声と共に相乗効果で盛り上がると嬉しいです。

———演技と物語そのものを見せる普段のシンプルさから、今回は物語の展開に合わせて豊かな音響や照明が仕掛けられるのですね。大きな劇場で、客席の笑い声が演出と合わさる瞬間。そのライブ感は格別なものになりそうです。

(『舞台浸水』稽古中写真①)

今回の作品のキャッチコピーはずばり何でしょうか?

水谷
異常な濃度のバックステージコメディ‼️

—— ただでさえ目まぐるしいバックステージ劇の中でも、とりわけ濃密で、笑いの休まる暇がないほどの怒涛のドラマであることがストレートに伝わってきます!!

出演者の方々との交流、最近の稽古場の雰囲気はいかがですか?

水谷
何度も共演したメンバーが多く、非常に和気藹々とした現場です。
ただ、キャラメルボックスの方がいると良い意味でピリッとするというか、緊張感がでる気がします。 もしかしたら僕が緊張しているせいでそう見えているだけかもしれません(笑)

あと非常に個人的なことを言えば、今回過去に僕の作品で主演をしてくれた人たちが一堂に会した感もあって、勝手にオールスターみたいだと思っています。

——これまで共に歩んできたまさに「ドリームチーム」のようなキャスト陣!
温かい空気のなかに心地よいピリッとした緊張感が混ざり合う稽古場から、どんな極上のアンサンブルが立ち上がるのか、胸が躍ります。

(『舞台浸水』稽古中写真②)

初めてミズタニ会議の作品を観る人に伝えたいことはありますか?

水谷
僕自身が舞台に関わったのが最近ということもあり、今まで舞台を観たことがない人にも伝わるか、初めて自分たちを見てくれる人にも楽しめるかという点を常に考えています。 事前情報は必要ありません。劇場に笑いに来てください!

——誰にでも等身大で間口を広げてくださっているのは、観劇初心者の方にとっても非常に心強いメッセージですね。まっさらな状態で、ただ目の前で起こる笑いに身を委ねる贅沢さがあります。

ずっと応援してくれているファンの方・リピーターに向けて、再々演だからこそ注目してほしいマニアックな見どころがあれば教えてください。

水谷
コメディであるため、お客さんの反応を見たあとに芝居の修正をし続けます。時にはセリフそのものや、演出自体を変えることもあります。ちょっとした間やテンポの違いにぜひ注目してみてください。

——本番期間中もお客さんの反応を客席で呼吸しながら、芝居を変化・修正させ続けていくのですね。一度観ただけでは気付かない、日ごとの細かな「間」やセリフ・演出の進化を体感できるのは、まさにリピーターならではの特別な楽しみ方です。

『舞台浸水』は、観劇三昧で2020年公演を配信いただいております。 映像だからこそ、見てほしい部分はありますか?

水谷
細かい表情を見て欲しいです。 役者さんというのは本当にすごくて、客席からほとんど見えていないようなシーンでも、その役として確実に舞台の上で生きています。
映像だからこそ気づける細かな表情や仕草を楽しんでもらいたいです。

——劇場でのダイナミックな臨場感とはまた違って、映像配信だからこそクローズアップで捉えられる「舞台の奥での俳優たちのリアルな佇まい」には、格別な愛おしさがありますね。劇場に行く前、または行った後の深掘りとして、大活躍してくれそうです。
ご視聴は★こちら!★

今回だからこその見どころはありますか?

水谷
前回の公演より舞台面が1.5倍広く使えます。ちょっと持て余しちゃうくらいの広さなのですが、それをどう活用するかを見ていただきたいです。
また、今回は衣装さんに入ってもらっています。ちょっとしたアクセサリーや小道具にもぜひ注目してみて欲しいです。

——1.5倍に広がったあうるすぽっとの舞台を、役者たちがどう駆け巡るのか。さらに新しく加わる衣装や小道具のディテールまで、空間全体がアップグレードされた再々演ならではの贅沢さを感じます。

(ミズタニ会議 過去公演より)

水谷さんが考える『ミズタニ会議らしさ』とは何でしょうか?

水谷
今回の「舞台浸水」は例外的にワンシチュエーションコメディなのですが、ミズタニ会議は連作短編集を売りにしています。”不思議で不気味で奇妙な短編” をいくつか描き、それらが最後、一つにまとまっていくという構成を得意としています。 他には、ミズタニ会議に出てくれる役者さんは素晴らしい方ばかり、というところでしょうか。お世辞抜きで「もっと注目されてほしい!」と思う方ばかりなので、ぜひ彼ら彼女らを応援してあげて欲しいです。

——巧妙に組み上がった連作短編の美しさと、出演する役者さんたちへの心からのリスペクト。その二つがしっかりと存在しているからこそ、優しく温かい空気が漂っているのですね。

(『舞台浸水』稽古中写真③)

観劇に学生を無料招待されているのは、どのような想いからでしょうか?

水谷
僕が演劇を初めて見たのが28歳で「あと10年早く知っていれば」とよく思っています。今は、いろいろなものを無料で手軽に見ることができる時代ですが、それでも、同じ空間に役者がいて、目の前で芝居が行われることは特別な体験だと信じています。
一人でもその体験をするきっかけになればと思い、学生無料招待を実施しました。

——「同じ空間、目の前で芝居が行われる特別な体験」を、より早くから知ってほしいという水谷さんの強い願いが込められているのですね。デジタルコンテンツが溢れる時代だからこそ、劇場の生々しいエネルギーは何物にも代えがたい衝撃となるはずです。

(ミズタニ会議 過去公演より)

そんな中、観劇三昧では多くの公演映像を配信いただいており、ありがとうございます。
演劇を配信やDVDで届けることについて、水谷さんなりの想いは何かございますか?

水谷
もう一人の主宰、水谷悠樹に誘われて舞台脚本を書こうとした時、勉強のために登録したのが観劇三昧でした。
もし観劇三昧がなければ、上演中の演劇を調べ、チケットを取り、劇場まで足を運ぶという手間を億劫に思い、依頼された脚本は書いたものの、特に演劇と関わることのない人生を送っていた可能性もあります。妻との出会いも演劇なので、今でも独身だったかもしれません(笑)

演劇を劇場で観ることは大きな価値があることだと信じています。でも、映像で演劇に触れることも、誰かの人生を変えるくらい素晴らしいことだと思っています。

——なんと、観劇三昧での映像視聴がきっかけで水谷さんの演劇人生が始まり、さらにはご結婚という大切な人生のパートナーとの出会いへも繋がっていたとは。お話を伺いながら胸がとても熱くなりました!
劇場への心理的・物理的なハードルを超える映像配信が、まさに誰かの人生を劇的に変える。私たちがこのサービスを届ける意義を、深く再確認させていただきました。

最後に一言お願いします!

水谷
2026年9月に上演する『舞台浸水』はミズタニ会議の自信作であり、いろいろな縁が繋がって実現した集大成のような公演です。ぜひ劇場にきて応援いただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

(『舞台浸水』カンパニー)


水谷さん、貴重なお話を本当にありがとうございます!

旗揚げの裏話から構成へのこだわり、観劇三昧にまつわる素敵なご縁、そして新たな挑戦となるあうるすぽっとでの『舞台浸水』への想い。

逆境すらも笑いに変えてしまう水谷さんのクリエイティブな視点と、生身の舞台が持つ「特別な体験」を届けたいという真摯なアプローチが非常に魅力的でしたね。
水谷さんの言葉一つ一つから、演劇と作品への深い愛が伝わってきました。

ぜひ劇場へ足を運んで、目の前で繰り広げられる「異常な濃度」のバックステージコメディを肌で体験してみてください! 気になる公演情報は下記よりチェック!


ミズタニ会議 第9回公演

『舞台浸水』

池袋演劇祭 豊島区長賞 受賞記念公演

公演日程:2026年9月4日(金)~9月6日(日)
  • 上演時間:約1時間40分(休憩無)予定
  • ⏰ 受付開始:開演60分前、開場:開演40分前。

💡 水谷さんからひとこと!

今回の「舞台浸水」は広いあうるすぽっとの舞台をふんだんに活用します!また、今回から新しく入っていただいた衣装さんのこだわり、ちょっとしたアクセサリーや小道具などの細かなディテールにもぜひ注目して楽しんでみてください!

📅 タイムテーブル

あうるすぽっと
(豊島区立舞台芸術交流センター)

9月4日(金)
19:00
9月5日(土)
14:00
(同上)
19:00
9月6日(日)
14:00

🎫 チケット料金

  • S席:7,000円
  • A席:5,000円
  • B席:3,000円
    ※残席少、すでに満席の回もございます。
  • ★学生無料招待チケット:0円 ※小学生〜大学生・専門学校生対象・枚数限定・要事前予約・要証明書
  • 🎫 学生の皆様へ特別なご案内
    本公演では小学生〜大学生・専門学校生を対象とした「学生無料招待チケット」(枚数限定・要事前予約)をご用意しております。ぜひこの機会に劇場の特別な体験をお楽しみください!
    🎫チケットご購入・詳しい情報は★こちら★をタップ!★


今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

現在の活動に繋がる演劇との運命的な出会いやコメディに対する熱量から、 独自の「伏線回収」や構成の妙を突き詰める創作のこだわりまで語りつくしていただけましたね!

チラシ手帖団体紹介スペシャル、次回はどの団体!? 乞うご期待!


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