日本橋店の武田です。
僕は今年で22歳になります。世間から見ればまだまだ若造だが、社会的に見れば成人して2年目。言い換えれば大人になって2年経つことになる。だがまだまだ実感が湧かない。大人ってヤツの。
やりたくない事はやらないし、ビールはまだまだ苦いと思う。
同年代にも聞いてみたいが「お前も?実は俺もなんだよ」なんて言われたら「だよな!?ウエーイ!!」なんて柄にもない乾杯をしてしまいそうで嫌だ。やっぱり僕は大人ではない。そもそも大人ってなんやねん!?チクショーッ!…いや、すいません。
今回紹介するのは大人になれなかった彼らと、大人になってしまった私たちを巡る約束と失望の物語。弦巻楽団の最新公演です。
【ナイトスイミング】
作・演出 弦巻啓太
【ストーリー】
遠い未来。
太陽系やその他の惑星は次々に開拓され、多少の事故は起こりながらも、人間はあちこちに進出し、宇宙は未知でも危険でもなくなりつつあった。
宇宙旅行を企画する会社で働く主人公は、新たな旅行先の調査中、氷で覆われた未知の星に不時着する。
そこで彼が出会ったのは、20年以上前に宇宙旅行のさなか事故に遭遇して行方不明になった同級生たちだった。
彼らはそこで、当時の姿のまま、救助を待ちながら暮らしていた。
大人になれなかった彼らと、
大人になってしまった私たちを巡る
約束と失望の物語——。
【キャスト】
深浦佑太(ディリバレー・ダイバーズ)
佐久間泉真
村上義典
成田愛花(劇団ひまわり)
温水元(満天飯店)
塩谷舞
遠藤洋平
細谷史奈
山木眞綾(クラアク芸術堂)
島田彩華
相馬日奈(弦巻楽団)
木村愛香音(弦巻楽団)
【日時】
7月12日(水) 19:30
7月13日(木) 15:00/19:30
7月14日(金) 19:30
7月15日(土) 13:00/18:00
*開場は開演の30分前、受付開始は開演の40分前です。
*上演時間は1時間45分を予定
【会場】
サンピアザ劇場
〒004-0052 北海道札幌市厚別区厚別中央2条5丁目7−2
●JR「新札幌駅」は2階、新札幌バスターミナルは1階。
●地下鉄「新さっぽろ駅」は5番・6番・8番出入口をご利用ください。
【料金】
全席指定
一般 前売 2,500円 予約・当日2,800円
学生 前売 1,500円 予約・当日 1,800円
※中高生無料シートあり。各回16席限定。
【予約】
・演劇パス
その他プレイガイド一覧はこちらから
【スタッフ】
振付:渡部倫子
音楽:橋本啓一
舞台監督:高橋詳幸(アクトコール)
照明:高橋正和
音響:大江芳樹
舞台美術:川崎舞
衣裳:佐々木青
演出部:相馬日奈 木村愛香音 佐藤雄大
宣伝美術:本間いずみ(Double Fountain)
制作:小室明子(ラボチ)
主催:一般社団法人 劇団弦巻楽団
共催:札幌市副都心開発公社 公益財団法人北海道演劇財団
後援:札幌市 札幌市教育委員会
助成:芸術文化振興基金
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【弦巻楽団】
「弦巻楽団」は
脚本・演出家の弦巻啓太が代表を務める劇団です。
札幌を中心に演劇活動を行い
全国にもその活動の場を広げようとしています。
弦巻の書くひねりと毒の潜んだウェルメイド・コメディで
着実に支持を増やし、
第3回公演「死にたいヤツ」らで
札幌劇場祭Theater Go Round 2006 大賞
遊戯祭06「近松門左衛門祭り」最優秀賞の両賞を受賞。
弦巻の脚本提供や単独の演出活動なども
活発に行っています。
公演は常に多数の客演や、
スタッフによって支えられています。
ユニット要素が強い運営形態でありながら、
出演者によってタッチやジャンルが
公演ごとに変質しながらも
独自の温度と娯楽性を失わない弦巻の脚本によって
常にオリジナルな「弦巻楽団ならでは」の
エンタテイメントを作り続けています。
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演劇パス対応の公演です。スマホを使って簡単予約。
弦巻楽団と言えばウェルメイド・コメディ。ウィルメイドとは”良くできた、構成の良い”を意味します。
今回はややひんやりとした寂しさを感じさせるあらすじ。今回はどういう構成で唸らせてくれるのか楽しみです。
冒頭でも書いたが大人になるってなんだろう。集団のために自分を殺せることだろうか。自分と関係のないもののために全力で頭を下げられることだろうか。個人的にはどれも嫌だ。そういう意味では僕も「大人になれなかった」人かもしれない。
自分の意志とは関わらず大人にならざるを得なかった人も、僕のように大人になることを避けてここまで生きた人も、この公演には思うところがあるのではないでしょうか。かなりの人数に刺さる演目だと思います。足を運んではいかがでしょうか。
日本橋店の台本コーナー。おススメは「ユー・キャント・ハリー・ラブ!」十八番のウィルメイドコメディです。
もちろん全部おススメです。1000円と安いのもポイントでしょうか。
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