ども!日本橋店の武田やで!

世の中にはカッコええ職業ってぎょうさんあるな!役者はんは当然カッコええし、照明家はんも舞監はんも渋うてええわ!けどワシな、ずっと憧れてた職業があんねん!

翻訳家や!外国語ペラペラやしそれを日本語にも直せるねんで!どないやっちゅうねん!(?)

けど翻訳作業ってごっつう難しいらしいな!なんや”にゅあんす”がどうのこうのって!

映画とかでよう見る「Oh No!」かて日本語やといくらでも違う意味にとれるし、「ジーザス!」なんてワシら日本人にはちょっと馴染みない言葉でどう訳したらええかわかれへんわ!

ちょっと話がそれるけど東京の人に「アホ!」て言うたら怒らはるらしいな!これも”にゅあんす”の違いやろか!?

言葉ってホンマ奥深いわ!

 

 

疲れました…。慣れない言葉を使うもんじゃないですね。なんか言葉に引っ張られてるというか、無理くりくっ付けられたみたいで変な気分でした。

 

さて、今回のテーマは”移植”。

特殊な構造で作られた短編小説の”言葉”を俳優に”移植”する。その先には何があるのでしょうか。

演劇ユニット「したため」が代表作をひっさげ東京へ!これは見逃せませんよ!

 

 

したため#6

『文字移植』

原作|多和田葉子・演出・構成|和田ながら

 

【ストーリー】

京都を拠点に活動する演劇ユニット・したためが、代表作『文字移植』の再演に臨みます。
ドイツ語と日本語、ふたつの言語を往還しながら創作活動を展開する作家・多和田葉子の初期作『文字移植』は、読点のない地の文と読点のみで連ねられていく逐語的な翻訳文、そのふたつが交互にあらわれるという特異な構造をもった短編小説。移して植えかえたものがより強く生きるのか弱って死んでしまうのか、はたまたまったく別の変容を遂げてしまうのか、誰もわからない。けれど、多和田葉子の言葉を俳優に「移植」したいと望み、愚直な疾走に懸けた初演は、美術家・林葵衣の手がけた舞台美術と共に高い評価を得ました。
この夏、したためはふたたび走り出します。さらに遠くへ、もっと向こうへ。したため初の東京公演、どうぞご期待ください。


わたしはどうしてもこの〈小説〉を翻訳してしまわないといけないと島へ来てからそ のことばかり考えているくせに実際にはまだ何もしていなかった。あと一日しか残さ れていないというのにわたしはまだ何をどう訳せばいいのか見当もつかずにいた。
多和田葉子『文字移植』より(講談社文芸文庫「かかとを失くして|三人関係|文字移植」)

 

公演情報

原作|多和田葉子
演出・構成|和田ながら
美術|林葵衣
出演|穐月萌 岸本昌也 菅一馬 多田香織(KAKUTA)

 

 

【日程】

2018年8月11日(土)~14日(火)

8月11日(土) 19:00*1
8月12日(日) 14:00*2/19:00*3
8月13日(月) 14:00*4/19:30*5
8月14日(火) 14:00*6

*受付は開演の40分前より開始いたします。開場は開演の20分前を予定しております。

ポストパフォーマンストーク
終演後、ゲストをお招きして作品にまつわるトークを実施します。
*1 綾門優季(青年団リンク キュイ主宰/劇作家/演出家)
*2 蜂巣もも(グループ・野原/青年団演出部)
*3 渋革まろん(批評家/演出家)
*4 佐々木敦(批評家)
*5 川崎徹(小説家)、林葵衣(美術家/本作舞台美術担当)
*6 岡里崇(学芸員/上野の森美術館)、林葵衣(美術家/本作舞台美術担当)

 

【会場】

こまばアゴラ劇場
〒153-0041 目黒区駒場1-11-13 TEL:03-3467-2743
*京王井の頭線「駒場東大前」駅 東口より徒歩3分
*会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。

【料金】

一般    前売2,700円 当日3,000円
25歳以下 前売2,200円 当日2,500円
高校生以下  1,000円(前売・当日一律)
*日時指定・全席自由・整理番号付き
*25歳以下、高校生以下チケットをご利用の方は、当日受付にて証明できるものをご提示ください。
*未就学児童はご入場いただけません。

 

【予約】

 

チケット予約フォーム

・メール:info.shitatame@gmail.com
希望公演日時/お名前/券種/人数/ご連絡先を明記の上メールをお送りください。こちらからの返信を以てご予約完了となります。

演劇パス(クレジットカード決済)

 

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特設ページには、2016年初演時のレビューが書かれている。

その中で、

俳優の身体表現と声、舞台装置によって、テクストの密度が音響的・立体的に立ち上がり、「テクストは平面ではない」ことが身体的に了解された、優れた公演だった

という一文が目を引いた。

言葉としてのテクストは目に見えず、書かれたテクストはどう見ても平面だ。一体どういうことなのだろうか。

知りたい方は劇場に行きましょう。演劇パスも使えます。

 

 

■プロフィール

作|多和田葉子 たわだ・ようこ
小説家・詩人。1982年、早稻田大学第一文学部ロシア文学科卒業。同年よりドイツに渡る。ハンブルグ大学修士課程修了、チューリッヒ大学博士課程修了。1993年、『犬婿入り』で芥川賞受賞。ドイツでは1987年に詩集でデビュー。1988年からはドイツ語でも創作を開始し、ドイツ語での文学活動によって1996年にシャミッソー賞、2005年にゲーテ・メダル、2016年にクライスト賞を受賞。著作は多数の言語に翻訳されている。

 

演劇ユニット したため

演出家・和田ながらの大学の卒業制作公演(09)のタイトルであり、またそれ以降、演出活動を行う際の個人ユニット名。
名前の由来は、手紙を「したためる」。人間の営みについて、言葉や身体や時間を使って思考する試み。

 

公式HP:したためblog

公式Twitter」@shitatame

 

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