お久しぶりです下北沢店スタッフ石本です。
日が短くなり、秋の夜長という表現がぴったりと当てはまるようになってきた今日この頃。
秋の夜長にぴったりの【月イチ観劇三昧:下北沢店】Antikame?幻の短編、せりふの時代掲載作『顔が見当たらない』リーディングイベントが行われました。
「Antikame?」の作品は普段「ヒトの寂しさが抱える孤独なモノローグが特徴的ですね」と言われることが多いとのこと。
「Antikame?」とは。
2007年、旗上げ。吉田康一が作・演出を手がける。他人や現代とうまく馴染めない人々の心の機微を、シンプルなせりふとストイックなまでに動作を制限する演出で描き、観客の感受性と想像力を刺激する豊かな表現を追求する。現代社会に生きながら、心の奥底に押し込めては堆積させてしまったもやもやした息苦しさや寂しさを、ことばとして救い出そうとするような、人が抱える孤独に寄り添う物語を志向している。
(「Antikame?」公式サイトより引用)
でも!最初からそうした作風ではなかったとのこと。
この日のイベントでは明るいころの、現在のルーツというべき「Antikame?」の初期作品2つをリーディング公演として上演してくださいました!
一つ目の幻の短編、「せりふの時代」に掲載された『顔が見当たらない』
ユーモアとペーソスあふれるとぼけた2人の夫婦の会話を、ト書きを交えてしっとりと読み上げてくださいました。
会場は良い緊張感に包まれ、みなさん聞き入っていました。
ヤスオ 檀上太郎さん
ヤスコ 俊えりさん
ト書き 新納だいさん
ディレクション 吉田康一さん
『顔が見えない』のリーディングが終わると間髪入れずに『ちゃんとある』のリーディングへ。
指輪をめぐって進んでいく、不条理コント風味の物語。テキストを持ったまま動いたりと、目も耳も飽きずに楽しめる工夫がされていました!
男 新納だいさん
女A 今井由希さん
女B 大塚由祈子さん
相談員1 こいけさん
相談員2 杉原敏行さん
ト書き 俊えりさん
演出 蔵人さん
リーディングが終わると、吉田康一さんから作品についての解説が。あまりの会場の静けさに吉田さんが自虐を繰り出したりと
笑いありの楽しい時間になりました。その後は出演者の方々の自己紹介&質問タイム。
その後は女性俳優のみなさんが次回公演『なんども手をふる』より、モノローグをリーディング。声色を使い分け、情景を想起させられる時間となりました。
そして稽古中のダイジェスト映像が流され、この日のイベントは終了!
最後に吉田さんから
「まだ台本が完成してなくて役者さんには申し訳ない。
本公演の際は、短期間でセリフを覚えた役者さんすごいという視点でも観てあげてください」
とのご挨拶が。
最後まで笑いの絶えないイベントとなりました。
ご参加いただいたみなさま、「Antikame?」のみなさまありがとうございました!
気になる「Antikame?」の次回公演情報はこちら!
Antikame?
『なんども手をふる』
2017年11月29日(水)~12月3日(日) @ギャラリー LE DECO
詳細はこちらから!⇒http://antikame.main.jp/next/
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