こんにちは、日本橋店の武田です。

今回は遺伝の話。

別に生まれ持ったものに不満なんてないし、もちろん両親にも不満はない。だから両親から遺伝したものに何一つ不満はない…と言いたいところだが、僕は家族の中で唯一の一重まぶただし、身長が低いほうだ。おまけに両親の悪いところをハイブリッドしたようなめんどくさい性格をしている。不満はないがどうにも悔しい。悔しくてもどうにもならない。

しかし、好みが父親に似てきたり、気の配り方が母親に似てきたりと、ふとした瞬間に自分の中に両親を感じることがあって嬉しくなったりもする。つまりは遺伝なんてどうにもならないものを気にするくらいなら、多少の不満はあってもトランプの手札みたいに納得し、ある程度の妥協をしながらも最良の方法を選んでいくことが人生で大切なことだと思います。…ふう。いい事言うとお腹が減るな。

 

そんな遺伝子を組み替える研究というのは意外と進んでいるらしいですね。今回の作品もそれがテーマです。

 

 

kazakami

青と遺伝子0

【Replace Grace】

作・演出 木村恵美子

265

青と遺伝子 previewと銘打たれた前回公演『生命の基準』(仮)に続く 青と遺伝子0の公演です。

 

【ストーリー】

今からそう遠くない未来。
受精卵遺伝子組み換え技術の研究者、神田希代子は、長年の基礎研究を経てついに臨床研究に臨むことになる。数組のカップルが被験者として選抜され、研究が開始されるも、神田を始めとする関係者達は思いがけない問題に巻き込まれていく。

 

 

【キャスト】

河村杏里(kazakami)

安味誠貴(茶谷堂)
一川幸恵(アマヤドリ)
内山拓磨
大島萌
國井さえ
タグチマサコ(茶谷堂)
武井広志(寺の娘)
中西崇将(劇団11)
中野匡人(茶谷堂)
堀りん(田上パル)

 

【日時】

7月8日(土)   12:00☆/17:00☆
7月9日(日)   14:00
7月10日(月)  19:30
7月11日(火)   14:00★/19:30
7月12日(水)  14:00★

 

☆ 初日割引 ★ 平日昼間割引 ともに200円引き
※開演30分前受付開始・30分前開場
※開演時間を過ぎますと、お席にご案内出来ない場合があります。
※全席自由席
※未就学児の入場不可

 

【会場】

スタジオ空洞

東京都豊島区池袋3-60-5 地下1階

JR線・東武線・西武線・東京メトロ各線「池袋駅」より徒歩約10分

 

 

【料金】

一般

前売 2,700円
当日 2,900円
割引 2,500円 (7月8日 12:00/17:00と7月11日、7月12日 14:00の回)

 

学生 (要証明書)

前売 2,200円
当日 2,400円
割引 2,000円 (7月8日 12:00/17:00と7月11日、7月12日 14:00の回)

 

高校生以下 (要証明書)

前売 500円
※前売りのみ

 

 

【予約】

カルテットオンライン

演劇パス

 

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この公演は演劇パスの使える公演です。

簡単予約、簡単入場。とても役立つサービスです。まずは一度お試しください。

 

公式サイトにこんな言葉が載っています。

 

旗揚げから1年。kazakami、3回目の公演になります。
今回は、今回も遺伝子書き換えをテーマにSFを作ります。
遺伝子を「組み替えられた」側を描いた前回『生命の基準』(仮)を経て、今回は「組み替える」側を描きたいと思います。
最近、受精卵や生殖細胞を書きかえる研究というのは進んでいるらしく、ニュースや雑誌の記事を見る度に、ワクワクしながら、でもちょっと怖いなと思いながら、今この作品に向き合っています。
もし受精卵を書きかえるならどうするか。何のために書きかえるのか。一緒に考えてみて頂けたら嬉しいです。

木村恵美子

 

僕は詳しくないのですが、生まれる子供をある程度厳選することが出来るという事でしょうか。書いておいて何だが、あまりに機械的な表現をした自分が嫌になった。そんな研究は非人道的だ、とかそもそも生まれる前の子供はヒトか、みたいな議論をすると絶対に揉めるからやめようよぉ、とも思いますがどちらかと言えば好奇心の方が上回った。気になる。

 

 

今回の作・演出の木村恵美子さんは、アマヤドリの演出部に所属されています。

という事でアマヤドリから生命を感じさせるこの作品をご紹介。

 

【春のロングラン&ツアー公演『ロクな死にかた』(風姿花伝版)】

 

 

木村さんが演出助手として参加されたのは2017年版の『ロクな死にかた』。

観劇三昧では2011年初演版と上記の2016年版がご覧いただけます。

生命とはいっても『ロクな死にかた』のテーマはその終着点である死。生の始まりを連想させる受精卵の出てくる今作「Replace Grace」とは対極です。

こじつけと言われればそれまでだが、これを観てからだと気づくものもあるかもしれませんね。

 

【kazakami】

木村恵美子(アマヤドリ演出部/無隣館3期生)が立ち上げた演劇企画。現在俳優の河村杏里と2人体制。「本質の探求」をテーマに活動している。

 

○木村恵美子について
劇作家・演出家・俳優と、ちょくちょく演出助手。
アマヤドリでは文芸・演出助手を務める。アマヤドリの劇団員(演出部)。
大学時代から小劇場界隈で活動を始める。
大学では生物学を専攻。生物学オタクである。
筋の通らないことが結構苦手

 

公式サイト:http://kazakami.net/

Twitter:@kazakamic

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