こんにちは、日本橋店の今村です。

毎年夏が来るたびに1か月近く続く咳風邪をひきます。
身体が日本の夏に適していない。
いや私日本から出たことないんですけどね。

海外に行きたい気持ちは結構あるんですが、ほら何ぶん世界って広いじゃないですか。
狭い日本国内でさえもまだ行けてない行きたい土地があるのに、
世界に手を出すのは時期尚早なのではないか。

そんなことを考えてまごまごしているうちに、
国内旅行でさえ体力的にしんどい年齢になってきました。
いやまだ行ける、はず!

今回ご紹介するのは、日本とロシアに挟まれた島『サハリン島』が舞台。

ニットキャップシアターの『街の記憶』プロジェクト最新作。
街と人々の暮らしを描く、約100年のクロニクル。

 

ニットキャップシアター
第39回公演

チェーホフも鳥の名前

 

 

ここは、サハリン。近くて遠い、街の、家族の物語―――――

脚本・演出 : ごまのはえ

公演詳細

 ストーリー 

日本とロシアに挟まれた島、サハリン島。
この島に「チェーホフ」と名付けられた街があるのをご存知でしょうか。
ロシア人、日本人、朝鮮人、「ニヴフ」や「アイヌ」などの北方民族――
この街に暮らした様々な人々が、
ときに国家間の思惑によって翻弄されながらも生活する様子を、
アントン・チェーホフや宮沢賢治ら、
かつてこの島を訪れた作家達の眼差しとともに辿ります。

 サハリンとは? 

北海道の宗谷岬から約43km北にある島。
昔からたくさんの民族が、日本と大陸の双方と交流をもちながら暮らしていた。
近代以前はどこの国にも所属していなかったが、ロシアのシベリア開拓や日本の近代化以降は、両国の国境地帯として何度も戦火にみまわれた。
日本統治時代は「樺太からふと」と呼ばれ多くの日本人や朝鮮人たちが暮らしていた。
終戦後は住民の多くが日本に引き揚げた一方で、国家間の様々な事情などによりサハリンに残留した人も多い。
現在は「サハリン州」として事実上ロシア連邦に属しており、ロシア、朝鮮、日本、北方民族の人々が多文化的な生活を営んでいる。

 作・演出コメント 

「あの島はなんだ?」

北海道の北にある島はなんだ。昔からそう思っていました。大きくて、近くて、それでいて情報が少ない。チェーホフを知り、その作品の面白さがだんだん分かりだした頃、チェーホフがあの島、サハリン島に来たことを知りました。
「あの島はなんだ?」。それは素晴らしい問いでした。その問いを持って本屋に行くと関係する本たちが、子犬のように寄ってくるのです。チェーホフはもちろん、宮沢賢治、北方少数民族、近代化、戦争、引揚げ等々。大きくて、近くて、それでいて情報がすくないと思っていたあの島は、沢山の記憶を抱えて人の訪れを待っていました。資料の束を前にこれは体力勝負だと、酒もたばこもやめて仕事にかかりましたが、脂肪肝から肝炎の一歩手前まで来てしまい、死ぬ思いで戯曲を書きあげました。この創作を通じて私はサハリンのこと、酒だけが脂肪肝の原因ではないことを知りました。

ごまのはえ

 

 キャスト 

門脇俊輔
高原綾子
澤村喜一郎
仲谷萌
池川タカキヨ
千田訓子
西村貴治
山岡美穂
黒木夏海
尾鳥英二

 

 パーカッション 

田辺響

 

 写真協力 

後藤悠樹

 

 日程 

2019年8月31日(土)~9月2日(月)
8月31日(土)13:00- / 18:00-
9月1日(日) 13:00- / 18:00-
9月2日(月) 14:00-

※受付開始は開演時間の1時間前から
※開場は開演時間の30分前から
※上演時間は3時間前後を予定(新作のため変更の可能性あり)

 

 会場 

アイホール

〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2丁目4番1号
TEL:072-782-2000

 アクセス 

・JR伊丹駅前/阪急伊丹駅より東へ  徒歩10分

 

 料金 

●一般:3,800円(前売・当日とも)
●ユース・学生:2,500円(前売・当日とも / ユースは25歳以下)
●高校生以下:1,000円(前売・当日とも)
●ペア:7,000円(前売のみ / 2名分の料金)

※全席自由
※ユース・学生券、高校生以下券は当日要証明書
※未就学児童の入場はご遠慮ください
※当日受付順に入場整理番号を発行(事前精算チケットのお客様から優先)

 

 予約 

※2019年6月22日(土)よりチケット発売
※ペア券と早割は、ニットキャップシアターweb予約と演劇パスでのみ取扱

ニットキャップシアターweb予約フォーム(事前精算券 / 当日精算券)

演劇パス(事前精算券)
チケットぴあ (事前精算券)
イープラス(事前精算券)
京都芸術センター(窓口販売のみ)

・アイホール TEL: 072-782-2000 (電話予約のみ)

 

 お問い合せ 

 電話 
090-7118-3396(劇団)

 メール 
info@knitcap.jp

 

 スタッフ 

舞台監督|河村都(CQ)
舞台美術|西田聖
照明|葛西健一
音響|三橋琢
映像|堀川高志(kutowans studio)
映像操作|飯阪宗麻(NOLCA SOLCA Film)
衣装|清川敦子(atm)
小道具|仲谷萌
演出助手|小山裕暉(テノヒラサイズ)
韓国語監修|徐義才
ニヴフ語指導|白石英才(札幌学院大学)
岩手弁指導|劇団らあす(花巻市)

観劇三昧では、ニットキャップシアターの過去作品を配信中!

こちらは今作品のプロジェクトでもある「街の記憶」をテーマに野外劇の企画等もされた

ピラカタ・ノート」です(2011年版)。

その他、ニットキャップシアターの過去作品はこちら

 

【 ニットキャップシアター 】

芝居/語り/ダンス/民族楽器の生演奏/歌/仮面や布などのマジカルグッズ……様々な舞台表現と「言葉」とを組み合わせて、イマジネーションあふれる作品を生み出す京都の劇団。
「ガラパゴスエンターテインメント」という言葉を大事に、創作を続けています。
1999年旗揚げ。現在、劇団員は6名。
劇団名はムーンライダーズの楽曲『ニットキャップマン』より。

公式HPはこちら★☆

〈公式Twitter〉
@knitcaptheater

 

様々な舞台表現と「言葉」を巧みに操るニットキャップシアター。
今回も生演奏のパーカッションと共と繰り広げられるそう…

是非劇場で、【溢れ出る生の良さ】味わいに行ってみてください~~~!

 


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