日本橋店の武田です。
”プラシーボ効果”をご存知でしょうか?かなり乱暴に説明すると、思い込みを利用して病気と戦う治療法のことです。

僕はこの効果を知ってから、風邪薬を飲むときには擬人化された風邪の病原菌(ホラ、黒い全身タイツでツノと尻尾が生えててフォークみたいな槍持ってる感じの)をアメコミチックなムキムキの有効成分がSmaaaashhh!!とやっつける想像を欠かさないようになりました。「人間様をなめんなよ!」と捨て台詞も忘れません。

ただ細菌、おっと、ただ最近思うのです。「この病原菌はなんのために生まれて、なんのために活動しているのか」と。「本当は友好的な性格で人間に近づきたいだけなのかもしれない」と。流行りの擬人化文化にかぶれすぎてるのでしょうか。

個人的にはそんなに的外れな考えではないと思っています。
このあらすじを読んだからこそそう思います。

これは、美しくも切ない、純粋な病原菌と彼を取り巻く人々の物語。

 

 

 

おぼんろ

【ビョードロ 〜月色の森で抱きよせて〜】

脚本・演出 末原拓馬

 

 

 

【ストーリー】

ビョードロと言うのは、鬱蒼とした森の奥底に住まう民の名前。その森に生える木は白くガラスのようである。彼らは、「病原菌」を作り出す技術を持っていて、何百年もの間、忌み嫌われてきた存在である。しかし、作られた病原菌は細菌兵器として戦争や政治に利用されることが常であった。

あるとき作られた一体の病原菌はジョウキゲンと名付けられた。
彼は彼なりに無邪気に意気込み、自分を造り出したビョードロを喜ばせるため、より凶悪な病原菌になろうとし続ける。やがて軍部すらも震え上がるほどの殺傷能力を得たジョウキゲンだったが、彼は人々からも恐れられ忌み嫌われ、いつまでもひとりぼっちだった。

手を触れればどんな者でも苦痛を伴わせて殺してしまうジョウキゲンは、次第に、自分がある願いを抱いていることに気付く。それは、絶対に絶対に叶えられてはならない願いなのだった。

 

 

【キャスト】

さひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、末原拓馬、
Rina.(ダンサー/フラッグパフォーマー)
武子 展久(アクロバット)
渡辺 翔史(バトントワーリング)
茉莉花(コントーション)
miotchery
田中翔
松本聖也
齋藤のどか
権田菜々子

 

 

【スタッフ】

舞台監督:森貴裕(M.T.lab)
舞台美術:竹邊奈津子
照明:飯田文
音響:余田崇徳 音響オペレーター:斎藤裕喜
振付:結樺レイナ 振付アシスタント:Rina.
衣装:永田光枝、村瀬夏夜
ヘアメイク:川村和枝
楽曲提供:末原康志

パンフレットスチール:MASA
ゲネスチール:三浦麻旅子
制作:小宮凜子
宣伝美術/当日運営:野元綾希子 ​宣伝動画:遠藤智林
制作総指揮:おぼんろ

 

【会場】

新宿FACE

〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7F

JR山手線・丸の内線 新宿駅東口より徒歩10分
小田急線・京王線 新宿駅東口より徒歩15分
西武新宿線 西武新宿駅より徒歩2分

 

【日時】

2019年2月14日(木)〜17日(日)
14日(木)19:00
15日(金)14:00 / 19:00
16日(土)13:00 / 18:00
17日(日)12:00 / 16:30

全7ステージ

 

 

【料金】

・バレンタインプレミアムチケット:10000円
(1月31日までの期間限定販売)
※バレンタインプレミアムチケットをご購入の方にはおぼんろ特製デザインチョコレートと語り部からのバレンタインレターをプレゼント!

・一般参加チケット:5000円 / 当日5500円
ひよっこ(高校生以下):3000円
トリオ割:12,000円(超お得な3人セット一般チケット)

※当日別途ワンドリンク500円

 

 

【予約】

チケットペイ(ファミリーマートでチケット発券)

ローソンチケット

 


 

下北沢店には、この公演を記念して特設コーナーが出現!

 

 

うーん。オシャレ。
サブタイトルの【月色の森】に合わせて木造りの棚にコーナーを設置しはったのでしょうか。
ポップの素材は段ボールでしょうか。わざと粗めにちぎったハンドメイド感は、傘や廃材を舞台美術に使用したおぼんろの作品「パダラマジュグラマ」から着想を得たのでしょうか。

なんかもう「宝石箱や~」って感じですね(?)
と注目したい場所はたくさんありますが、特に見てほしいのは【初演DVD発売中!】の文字です。

2013年5月に上演された第9回本公演『ビョードロ~月色の森で抱きよせて~』のDVDを店舗や通販で販売中!

 

もちろんそのほかの過去作品DVDやオリジナル楽曲のサウンドトラック、
パンフレットにビジュアル写真、チケットフォルダーなどのおぼんろグッズまで盛沢山にとりそろえております。

物販出張所で通販もやってます!家から出なくてもスマホで買えるんですねぇ!ハイ!

さらに!第9回本公演『ビョードロ~月色の森で抱きよせて~』を含む過去作品は、観劇三昧で映像を配信中です!
まずは3分だけお試しください!

 

【ビョードロ〜月色の森で抱きよせて〜】

 

さらに、本日2019年1月12日 15:00には

【ヴルルの島】も配信開始いたしました!!!

 

 

そのほかのおぼんろの過去作品はこちらからご覧いただけます。

絵本の中に潜り込んだような極上のエンターテイメントを、まずは映像で端っこだけでもお楽しみください。

そして今度は会場で、きっと物語の中に入り込むことができるでしょう。

 

 

【おぼんろ】

おぼんろは、どんな場所でも物語りは紡ぐことができると考えています。

おそらく、原始人だって、洞窟で、火を囲んでやっていたはず。

子供のころ、枕元で祖母に話してもらった昔話。

修学旅行で見回りの先生の目を盗みながら布団を被って懐中電灯ひとつでやっていた怪談話……それらの場所には、豪奢な舞台美術が存在したわけでもありません。しかし、それぞれが、大切な記憶として、体験として、今もアリアリと心に残っているはずです。

一体なぜでしょうか?

それは、語り手と聞き手とが、想像力を持って物語世界を体験したからである、というのがおぼんろの見解です。幼いころ、公園で拾った棒っ切れをブンブン振り回し、どんな悪党でも倒せる最強の剣であると信じていたあなた。ジュースの瓶の蓋を胸につけては、世界を平和にする王様になりきったあなた。あの頃の想像力をもう一度呼び起こして、一生記憶に残るような唯一無二の体験をしませんか。

おぼんろは、開場とともに来場する”参加者“を、出演者全員でお迎えします。参加者と同じ空間で同じ時間を過ごし、おもてなしをしながら、ことさらに演じ手と観客という垣根をはらっていく。開演直前、主宰・末原によって行われる特別な前説の中の、【想像してください】という言葉により劇場内には秘密めいた一体感が生まれる。参加者らが語り部とともに物語りに巻き込まれる準備がなされたこの時すでに、物語りは始まっているのです。

 

公式サイト

・Twitter:@obonro 

 

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