日本橋店の武田です。

「終活」という言葉が生まれて流行したのは、グーグル先生によると2012年のことだそうです。
元気なうちに自分が最期を迎えた後のことを考えて身の回りを整理することを指します。

僕もノートに終活らしきものを書きとめてみたことがあるのですが、「墓に入れてほしいDVDや本のラインナップ」「なんか恥ずかしいので身内だけの式にしてほしい」のようなわがまましか思い浮かばず、結局1ページも埋まりませんでした。
残される人に託したい何かというものが、若造の僕には無かったようです。

なーんだ…とノートを放り投げた僕の耳元で「重荷が増える前に死んでみないか?」と声が聞こえました。
誰だか知らないが怖い事を言う奴もいたもんです。イヤに決まってるじゃないですか。

僕が死ぬのはもう少し先の話だと思うのですが、死ぬことを想像するのは死ぬほど怖い。歳をとっても変わらないと思います。
正直考えたくないテーマではあるのですがこうして生きている以上、死は避けられないことなのです。

その事を受け入れて少しでも考えるための第1歩として、まずこの作品を見てみるのはどうでしょうか。

 

 

 

アマヤドリ

『天国への登り方』

作・演出:広田淳一

 

 

【ストーリー】

舞台は「観光地としての尊厳死特区」--。この町では観光の目玉として、より安楽に、より尊厳を保った形での死に方を様々なサービスとして提供している。超高齢化社会と終活の問題、そして、究極の自由とも言うべき「死ぬ自由」という観点をベースに、それぞれが孤独に向き合うしかない「死」の問題を重層的かつ多角的にあぶり出していきます。

 

 

観光、安楽死、しがみつくことと手放すこと。

数年前、親父が大腸がんの手術をした。手術室へ向かう親父を見送ってから半日あまりを待合室で過ごし、ようやく呼ばれると、担当医が僕の前に立って、これが摘出した患部です、といって親父の一部だったものを提示してきた。ほー、大したものですねえ、とでも言えば良かったのか、何とコメントしてよいものかわからないうちに時は過ぎていったが、ぼんやりと、何かの準備が 必要になるんだろうということを思った。
どのみち、いつかは人は死ぬ。だから、死に方を思うことと生き方を思うことと、大きな違いはないんじゃないか。そんなわけで、望ましい死に方についての舞台を作って親父にもそれを観せてやろう、などと目論んでいたのだが、そうこうするうちに親父は死んでしまった。かくなる上は、そのことも含めた舞台にしてしまおう。僕は計画を変更することにした。
いよいよ団塊の世代が「後期高齢者」となるこれからの日本では、ますます多くの看取りの場面が演じられることになるだろう。今作では、望ましい死に方を売りにして、それを観光資源にして生きる糧にしてしまおう、というたくましい町を描いてみたい。死を想い、生を謳歌する。そんな明るい話になれば、と思っている。

主宰 広田淳一

 

 

【キャスト】

倉田大輔
小角まや
榊菜津美
沼田星麻
相葉るか
相葉りこ
一川幸恵
梅田洋輔
大塚由祈子
宮崎雄真
中村早香
鳥居志歩
西村蒼(古代演劇クラブ)
村山恵美
長谷川なつみ
堤和悠樹(Lingua Franca)

 

【スタッフ】

作・演出   広田淳一
舞台監督   橋本慶之
舞台美術   中村友美
照明     三浦あさ子
音響     星野大輔(サウンドウィーズ)
制作     三國谷花(PATCH-WORKS)/桜かおり
制作補    西岡昌/西峰正人/田中佳/宮田将英
演出助手   三國谷花/蛸谷歩美/深海哲哉/寺園七海/古川さら/木村恵美子

企画製作   アマヤドリ

主催     合同会社プランプル

提携     あうるすぽっと

助成     芸術文化振興基金

協力     舞台芸術創造機関SAI/グンジョーブタイ/株式会社CRG
(株)エヌウィード/(有)ワンダー・プロダクション/infini
(株)グッドラックカンパニー/古代演劇クラブ/Lingua Franca

 

【会場】

あうるすぽっと 〒170-0013 豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル2F・3F

 

【アクセス】

・東京メトロ
 東京メトロ 有楽町線 「東池袋駅」6・7出口より直結

・都電荒川線
 都電荒川線 「東池袋四丁目」より徒歩2分

・JR線
 JR「池袋駅」(東口)より徒歩10分

 

 

あうるすぽっとの地図

 

 

【日時】

2019年

1月24日(木) 19:30
1月25日(金) 14:00/19:30
1月26日(土) 14:00/19:30
1月27日(日) 15:00

 

【料金】

【一般】前売り3000円/当日 3300円
【学生】前売り2500円/当日 2800円(当日要学生証)
【高校生以下】前売り1000円/当日1300円(当日要学生証)
【初日割】 前売り 2500円/当日 2800円(1月24日19:30開演の公演のみ適用)

 

【フリーパス】5500 円
【プレミアム・フリーパス】10,000 円 (アマヤドリスペシャル特典付き!)
【タダ観でゴー!】0 円(枚数限定・劇団web 予約のみ)

試食は無料の精神にのっとり、アマヤドリを初めてご覧になるお客様を各ステージ3名様まで無料モニターとしてご招待いたします!演劇観るほどヒマじゃない、そんなあなたに観て欲しい。

タダ観でGO!は好評につきすべての回、定員に達しました

 

【予約】

CoRich (当日精算・現金)

演劇パス(事前清算・クレジットカード)

イープラス

 

※ご予約の締切は各回前日の 24 時までとなっております。
※開演時間を過ぎますと、お席にご案内できない場合があります。
※受付開始は開演の45 分前、開場は30 分前です。
※各種イベント開催予定! 詳細はWEBにて随時発表します。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。

 

【お問合せ】

担当:三國谷花
問い合わせ:090-2936-2116
info@amayadori.co.jp

 


演劇パス対応公演です。
スマホで簡単予約でき、当日は受付でスマホを見せるだけで入場できます。

 

アマヤドリで死を扱った作品というとこんな作品があります。

 

ロクな死にかた

 

アマヤドリの死に関するもう一つの回答。

 

DVD版も販売中です。

 

茶色の「㉔ロクな死に方」はアマヤドリの前身「ひょっとこ乱舞」バージョン。
ピンク色の「ロクな死に方」は2016年バージョンです。

 

「ロクな死に方」台本とパンフレットも販売中!その他のグッズを見たい人は物販出張所で!
もちろん店頭で手に取るのもありです!

 

 

【アマヤドリ】

2001年に「ひょっとこ乱舞」として結成。
2012年に「アマヤドリ」へ改称。

現代口語から散文詩まで扱う「変幻自在の劇言語」と、共感性と個別化を主眼とした「自由自在の身体性」を活動の両輪とし、リズムとスピード・論理と情熱・悪意とアイロニー、とか、そういったものを縦横に駆使して「秩序立てられたカオス」としての舞台表現を志向している。

固定の劇団員と客演との混合で公演活動を行うことが多い。各公演ごとにオーディションを開催するなど、幅広く門戸を開いている。

 

公式サイト

Twitter:@amayadorix

 

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