日本橋店の武田です。
「憎しみは何も生まない」良い言葉だが、これは大切なものを踏みにじられ、泥にまみれて地面を這いつくばったことの無い人が言った言葉なのだろう。言葉が軽い。
何かを生み出すかなんて関係ない。今大切なのはこの抑えきれない憎しみを、激情を、どう鎮めるかが問題なのだ。考えれば考えるほどしゃらくさい言葉だ。
…と、ここまで書いてなんだが、この意見も想像で書かれている。自分の身を焦がすほどの憎しみなんて今のところ想像もつかない。
…と、放り投げることはしたくない。が、わからない。想像のとっかかりすらつかめない。
しかし、僕たちにできるのは想像することだけ。考えるのをやめたとたんに人間もやめてしまうような気がする。
そんな答えの出ない問いに立ち尽くすばかりの我々に贈る喪失と復活の物語。
2017年大阪で上演し大反響を巻き起こした社会派サスペンスが待望の再演です。
暴力と権力に踏みにじられ、誰かを傷つけることでしか自分を癒すことのできない若者たち。憎しみと暴力の
連鎖を断ち切り、歩み出すことはできるのか。
少女都市第4回公演
【光の祭典】
作・演出:葭本未織
【ストーリー】
2016年、神戸。
「あの日」から21年が経った夏の東遊園地を、二つの魂が走り抜ける。
レイプが原因でカメラを持てなくなった女流映画監督・まこと。
震災で失った父親の死を忘れられずにいる駆け出しの映画青年・江上。
映画を通して惹かれあった二人の蜜月は、突如、江上が姿を消すことで終わる。
半年後、再び現れた江上の手には、まことを盗撮したカメラが握られていた。
なぜ?どうして?こんなことが?震える手で再び、まことはカメラを掴みはじめる。
暴力と権力に踏みにじられ、誰かを傷つけることでしか自分を癒すことのできない若者たち。憎しみと暴力の
連鎖を断ち切り、歩み出すことはできるのか。
復讐に燃える映画監督・まこと役に、狩野陽香(少女都市)。
江上役に、『仮面ライダー鎧武』ザック/仮面ライダーナックル役で人気を博した松田岳。
2017年、大阪で上演し、大反響を巻き起こした社会派サスペンスの再演。
自身も阪神淡路大震災を被災した作家・葭本未織が描き出す、喪失と復活の物語。
【キャスト】
狩野陽香
松田岳
鳩川七海(幻灯劇場)
谷風作(幻灯劇場)
あがぺる(なりそこないプリンセス)
岡田萌未
土井郁己
香川由依
上杉逸平(メガネニカナウ)
和中香穂
倉田直花
山本千尋
近藤勇斗
嶋本よしこ(虹色結社)
城野佑弥(幻灯劇場)
平元花奈(幻灯劇場)
佐倉眞(劇団未踏座)
もりたまゆこ(劇団三毛猫座)
【スタッフ】
作・演出:葭本未織
舞台監督:佐野泰広
音響:金子進一
照明:海老澤美幸
舞台美術:高島奈々
制作:尾崎商店
広報・宣伝美術:隈部瑛里
劇団営業:江馬雄
主催:少女都市
共催:アイホール
【公演詳細】
・日時
6月1日(金) 19:00
6月2日(土) 14:00 / 19:00
6月3日(日) 11:00 / 15:30
*開演の45 分前受付開始、30 分前開場
*開場時は①ファストパス、②前売、③当日(開演5分前にご入場)の順番でご入場いただきます。
・会場
AI・HALL (〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2丁目4−1)
・JR伊丹駅前
(JR大阪駅より15分・宝塚線利用 伊丹駅下車)
・阪急伊丹駅より東へ 徒歩7分
(阪急梅田駅より22分・神戸線塚口駅乗換伊丹線 伊丹駅下車 )
・国道171号線坂の下交差点より車で5分
・阪神高速豊中北出口より車で6分
駐車場:車でお越しの場合は、伊丹市立アリオ地下駐車場をご利用ください。
営業時間:7時〜23時(23時を超えると出庫できませんので、ご注意ください。)
料金:乗用車30分150円(土日祝のみ1日上限1,500円)、バイク1日300円(50cc1日200円)
駐輪場:アイホールには専用の駐輪場がございません。JR伊丹駅前の市営駐輪場をご利用ください。
料金:一時利用 100円/日
・料金
一般
ファストパス:3,500円
前売:3,000円
当日:3,200円
学生
ファストパス:3,300円
前売:2,800円
当日:3,000円(要証明)
・ファストパス(事前精算・整理番号付)
・前売(当日精算・来場順に整理番号発行)
・当日(開演5分前にご入場)
【予約】
・演劇パス (ファストパスのみ)
・corich (前売り券のみ)
・アイホール 072-782-2000(電話予約のみ)
・初演版の感想を読もうと当時のcorichページにアクセスすると、あらすじ欄にはこう書いてあった。
「他者から与えられた暴力をまた他の他者へ還元することなく克服することはできるのか、その謎を探るべく一行はアマゾンへ飛んだ」
…飛ぶのだろうか。アマゾン。(たぶん違う)
・今作の演劇パス※は整理券付きのファストパス扱いです。
当日の入場は①ファストパス、②前売、それ以降は来場順で入場できます。
皆さんも知っての通り、観劇において”どこに座るか”は”何を観るか”の次、いや、それ以上に重要なことです。
そんな重要なウエイトを占める席を、自由席という名の早い者勝ちで人は奪い合う。
それはまさに人生の縮図。愚図は淘汰され、強いものだけが生き残る。
一瞬でもためらえば、生きて劇場を出られまい(そんなことはあるまい)
そんな中で人よりも早く入場できればどうなるか…?
すでに観劇(たたかい、とルビをふってほしい)は始まっているのだ。
※演劇パス:事前決済が特徴の電子チケットサービス。受付でスマホを見せるだけで入場できるので、カバン、サイフすら必要としない身軽な観劇が可能となる。
そのためサイフを持って来るのを忘れて物販の商品を買い逃す人もいる。いやいないか。いないよな…??
【少女都市】
少女都市は、女性の持つ暴力性をテーマに、
女性の情念を、舞台空間に女優の体と言語で解き放つ。
少女都市の「少女」とは、
喜び・怒り・憧れ・憎しみ・優越感・劣等感…
いくつもの想いが混在する情念の「器」のことだ。
傷つけられ蔑まれ、簡単には納得できない複雑な想いが
少女の体と邂逅したとき、
少女は無意識に自分自身に嘘をつく。
少女の嘘は周囲を巻き込み、
次第にひとつの大きなうねりとして社会を変えていく。
少女都市が生み出すのは、閉塞感という空気が作り出したヒエラルキーを打ち破るためのアンセムである。
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