日本橋店の武田です。
劇団の在り方ってなんだろう、とふと考える事があります。
カリスマ的な作・演出家を取り巻く忠実なワンちゃん達がいれば劇団なのでしょうか?違う気がする。
口論一つない団体?なんか違う。
芸術を免罪符に口論ばかりしてる団体?違う、というより嫌だ。
グルグルグルグルしていたところに一つ基準が見つかりました。
「劇団とは、そもそも存在しないものです。ただ、それぞれの頭の中にしかないのです。だからこそ、なんでもできるし、なんでもないのです」
「劇団員は、新人だろうが先輩だろうが、「ライバルであり同志」の関係になれたら素敵だと僕は思っています。」
(引用)
この発言は脚本家、演出家の鴻上尚史さんによるもの。目からウロコでした。
友達としての仲間ではなく、作品作りのための仲間。なんとなくですが答えが見えた…ように思います。
そんな鴻上尚史さんが主宰を務める虚構の劇団より2作品を紹介します。
第1回公演「グローブ・ジャングル」
【ストーリー】
鴻上尚史主宰の「虚構の劇団」記念すべき第1回公演!
グローブ・ジャングルとは、公園にある丸い形をしたジャングルジム。今日も、公園で、ぐるぐると、複雑な地球は回されることを待っている。
舞台は、ロンドン。 日本人コミュニティに集まる人々は、何を思い、何を求めてこの地にやってきたのだろう。
【キャスト】
大久保綾乃/小沢道成/小名木美里/小野川晶/杉浦一輝/高橋奈津季/三上陽永/山崎雄介/渡辺芳博
【スタッフ】
作・演出:鴻上尚史
第7回公演「天使は瞳を閉じて」
【ストーリー】
劇団「第三舞台」の代表作を、マスター役に大高洋夫を迎え、2011年「虚構の劇団」版として上演!!
放射線を防ぐ、透明なドームに覆われた街の物語、はじまる。
それから、気の遠くなる時間が流れた。
人間は変わる。でも、天使は変わらない。
あなたの瞳は、まだ世界をみつめていますか?
【キャスト】
【スタッフ】
作・演出:鴻上尚史
「天使は瞳を閉じて」は2012年に解散された、同じく鴻上尚史さん主宰の劇団「第三舞台」代表作ですね。
1988年に初演されたこの作品、タイトルを聞いたことがある方も多いと思いますし、
何だったら演劇をかじったことがなくても知っている方も多い作品です。
なんとこの2作品、
2018年3月末まで無料配信中なのです。
はじめ聞いたときはぶったまげました。
上質な演劇を無料で観られる。
TVとかで時々放映されることもありますが、時間が合わないこともある。
でも、スマホにDLして通勤・通学中の電車の中でたしなんだり、
自分の部屋でPCでのんびり観たり、
観劇の方法も自由自在。
そう、観劇三昧ならね。
おっと林檎のマークに怒られてしまいそうな発言はこのへんで。
3月末まであと一週間。
社会人はここぞとばかりに忙しくなる年度末、学生さんは長期の休みに入られたころでしょうか。
たまにはのんびりと、観劇三昧しませんか。
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観劇三昧では鴻上尚史さんの書籍を取り扱っています。
現代を正確に切り取る作風、是非ともお試しください。
物販出張所で通販するのも現代風でいいと思います。
【虚構の劇団】
引用すると長くなるので公式サイトのリンクを貼ります。
読み応えのある記事です。ぜひご一読を。
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