こんにちは。日本橋店の武田です。
どういうシチュエーションかは忘れましたが、子供の頃に聞いた「本が痛がってるで!」という台詞が未だに心に刻まれていて、本には生命が宿ってると信じたままここまで生きてきました。
しかし「メルヘンw」と笑うのはどうかやめてもらいたい。
八百万の神ではないですが粗末に扱うのはどうも気が引けるのです。
中身だけではない。
カバーも栞も。
大事にしていればいつかは感謝を伝えてくれるかもしれない。
…自分のなかでは絶対的に信じていることのはずなのに、こうして書いてしまうとなんか恥ずかしい。
心の底では気づいているのではないだろうか。
本は無機物だと。
実際に話し出されたらちょっと怖いなと。
そんな中でこの作品を知りました。
ありがとう、無国籍ファンタジー。
これでまだ本の生命を信じられる。
彗星マジック 19景 コモンズフェスタ2018参加
【花の栞】
脚本・演出:勝山修平(彗星マジック)
【ストーリー】
一冊の本に纏わる話です。
その本は遠い昔に書かれた本で
消えた文明の賜物で、だから誰も
読むことはできませんでした。
その文字は踊っているようで、
礼儀正しくも見えて、
女は夢中になりました。
本には瑞々しく芳しくお喋りな、
花の栞が挟まっていました。
彗星マジックがおくる、
空想の虚と実の物語。
【キャスト】
米山真理
池山ユラリ
石川信子
今池由佳
清水かおり(TAKEITEASY!)
田米カツヒロ
野倉良太(東京ガール)
松原佑次(遊劇舞台二月病)
【スタッフ】
【舞台監督】森山博仁(BS-Ⅱ)
【照明】菅野万里恵
【音響·プロデューサー】相内唯史(at will)
【衣装】西出奈々(彗星マジック)
【宣伝美術】勝山修平
【給食当番】秋津食堂・大江雅子
【制作協力】徳永のぞみ
【会場】
シアトリカル應典院
〒5430076 大阪府大阪市天王寺区下寺町1-1-27 浄土宗應典院
【アクセス】
地下鉄堺筋線・近鉄「日本橋」駅8番出口より徒歩7分/地下鉄谷町線「谷町九丁目」駅3番出口より徒歩8分
【日時】
1月12日(金) 19:30
1月13日(土) 15:00/19:30
1月24日(日) 11:00/15:00
【料金】
前売・当日:2,800円
U-22:1,500円(受付にて証明書をご提示ください)
應典院寺町倶楽部会員価格:1,500円(会員にご登録頂いているお名前でのご予約をお願いします)
【予約】
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誰も読むことの出来ない本に話す栞。
どことなく海外文学のような雰囲気を匂わせる設定と、そのイメージを強力に補強する勝山さんデザインのチラシ。
毎度ながら、彗星マジックのデザインには感服させられます。
彗星マジックをまだ観たことない、という方は、まずはジャケ買い(?)から入ってみても間違いないと思います。
また、彗星マジックの過去作品は観劇三昧にて絶賛配信中。
さらにいうならば、物販出張所でDVDも絶賛販売中です。
彗星マジックの辿ってきた軌跡をなぞりながら、
新作を楽しみに待つというのも良いものです。
それ以外にも「観てみた」を活用するのもいいかもしれません。
続いて劇団突撃インタビュー!主宰、勝山修平さんに迫ります。
自身のルーツから創作のスタンスまで、とても読み応えのある内容となっていますが、個人的におすすめなのが「アルバート、はなして」の誕生秘話です。読みながら思わず膝を打った事を覚えています。
【彗星マジック】
そんな国が隣にありそうな、昔こんな時代があったような、
未来こんなことになりそうな、そんな空想のリアルが
念頭にある無国籍ファンタジーを基盤に物語をつむいでいます。
見上げると、目が痛くなるような青空に浮かぶ大きく厚い雲の中にはきっとラピュタがあるんだ、
ずっと使ってきた時計や万年筆には魂が宿っているに違いない・・・
そういった思いを大切にする作品をこれからも発表していけたらなあ、と思っています。
が、
実は大体、何でも有りです。
「面白い作品を作る」だけです。
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