今回は歌舞伎をリメイクした作品。日常生活でも「あ、歌舞伎っぽいな」と思う瞬間は多々あっても、観に行ったことがない、という人がほとんどではないでしょうか。
今回は『青砥稿花紅彩画(白浪五人男)』、『三人吉三巴白浪』がモチーフ。河竹黙阿弥の作品です。
…ほとんどコピペしてきました。「あおとぞうし はなの にしきえ(しらなみ ごにんおとこ)」、「さんにんきちさ ともえのしらなみ」と読み、「知らざあ言って 聞かせやしょう」と「こいつぁ春から縁起がいいわえ」の名文句が出てくる作品…といっても「ああ!」とはなっても「なるほど!」とはならない。聞いたことだけはあるのです。そこだけ。
個人的にはどこか敷居が高く見えがちな歌舞伎ですが、観劇好きを自称するものとしては一度は観に行ってみたいものです。
まずはこの斬新なリメイク作品から歌舞伎への一歩を踏み出してみてはいかがでしょう?
結成20周年を迎えたyhsの紹介です!
歌舞伎三m…おっと失礼。観劇三昧日本橋店から武田がお贈りします。
yhs結成20周年記念公演 其の壱(yhs 38th PLAY)
【白浪っ!】
【ストーリー】
江戸幕府が倒れること無く、今なお続いているもう一つの日本。のらりくらりと幕府の統治が400年以上も続いている。江戸の文化が色濃く残りながらも、発達した科学文明の恩恵にもあずかっている。
二十年ほど前、かつて日本を騒がせた義賊たちがいた。その名を『白浪五人男』と言った。しかし七年前にメンバーの一人『弁天小僧』が追い詰められた末に自害するという一件があって以降、他の四人は姿を消した……。
そして時は、平成二十九年。
幕府がひた隠しにする「弁天小僧の死の真相」と仮想通貨「ビット小判」を巡るウワサを聞きつけ、かつての白浪五人男の頭領・日本駄右衛門が動き始めた……。
盗賊が活躍する『白浪物』歌舞伎を超斬新にリメイク!!
yhsの20周年を祝い、集大成としてお送りする現代的時代活劇!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
/第1419回 札幌市民劇場/TGR札幌劇場祭2017 参加作品
【キャスト】
櫻井保一 小林エレキ 能登英輔 青木玖璃子 深浦佑太(プラズマダイバーズ) 長麻美(エンプロ) 最上怜香 氏次啓 曽我夕子 岡今日子 佐藤杜花 上總真奈(ELEVEN NINES) 小原アルト 重堂元樹(演劇公社ライトマン) 城島イケル(劇団にれ) 棚田満(劇団怪獣無法地帯)
【スタッフ】
脚本・演出:南参/原作:河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画(白浪五人男)』、『三人吉三巴白浪』/音楽:Rz×Shoji(ロミオマシーン)/主題歌:テツヤ(月光グリーン)/舞台監督:アクトコール(株)/舞台美術:高村由紀子/照明:上村範康/音響:橋本一生/衣装:アキヨ(jelly fish)/制作:水戸もえみ/宣伝美術:南参/題字:大高絵里
【日時】
11月29日(水)19:30【テ】
11月30日(木)19:30【テ】
12月1日(金)19:30【南】
12月2日(土)14:00【テ】/19:00【南】
12月3日(日)14:00【南】
※開場は開演の30分前より
【テ】=テツヤ出演/【南】=南参出演
【会場】
生活支援型文化施設コンカリーニョ
JR
・新千歳空港駅から
「快速エアポート」手稲・小樽方面行き『琴似駅』下車。駅直結連絡通路ご利用にて徒歩3分。
・札幌駅から
小樽、手稲方面(普通または快速)「琴似駅」下車。駅直結連絡通路ご利用にて徒歩3分。
地下鉄
・東西線「琴似駅」下車(大通駅より宮の沢方面行きにて11分)下車。JR琴似駅方面へ徒歩12分です。
【料金】
【一般】前売 3,000円/当日 3,500円
【学生】前売 1,500円/当日 1,800円
※学生の方は学生証の提示が必要となります。
【予約】
・演劇パス (事前決済・クレジット決済)
・corich (当日決済・現金決済)
演劇パス対応公演です。スマホだけで即発券、即入場。ぜひともお試しください。
yhsといえば死刑執行室を舞台に展開し、様々な方面に衝撃を与えた「しんじゃうおへや」や認知症と介護をリアルに、しかし優しい視点から描いた「忘れたいのに思い出せない」のような社会を見つめた作品が目立ちますが、劇団紹介にもあるようにコメディ作品にも定評のある劇団です。
絶望とコメディ(!)が融合した「突然バッドエンド」やあっちむいてホイ(!?)による仁義なき戦いを描いた「WORLD IS MINE」など趣向を凝らした作品を送り出しています。気になったあなた。DVD出てますよ。
こちらはブルーレイ版。通常のDVDと台本も取り扱い中です。
このほかの作品もDVD・台本・BDにタオルまで、色々と取り揃えております。
観劇三昧物販出張所を利用すれば、北海道から沖縄までお届けいたしますよ。
社会現象にシニカルな笑いを混ぜるyhs。今回の「白浪っ!」にもそんな要素が見え隠れします。楽しみに待ちましょう。
劇団代表作を3分だけ公開!
【yhs】
1997年、代表・脚本家・演出家の南参を中心に札幌で結成。
さまざまな社会現象をシニカルな視点で捉え、問題点や矛盾点を巧みな「笑い」によって浮かび上がらせる脚本と、「プレイヤー」と呼ぶ俳優たちの個性を前面に押し出し、「人間」を強く浮かび上がらせる演出を得意としている。
コメディ作品を中心に据えつつ、近年は歌舞伎狂言や、チェーホフなどの古典作品をベースにした作品創作も多く行っている。
あくまで力強いエンターテイメントとしての舞台作品を創り続け、北海道内外から高い評価を受けている。
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