どーも。下北沢店スタッフ中島です。
突然ですが、私は、今回の月イチ観劇三昧に並々ならぬ興味を抱いていました。
今回はなんと
人体実験!!!!
の報告会。。。
じんたい・・・じっけん・・・!?
な、、、な、、、なにそれぇーー。
という方の為におさらい。
☆どうやって実験やったの?? (舘そらみのオトコミシュラン 抜粋)
舘そらみが5月27日、東京都内近郊の公道にて“人に見られる実験”を行う。
この実験は舘が東京の公道数カ所に12時間立ち続けるというもの。舞台美術家の坂本遼が“見せる工夫”と“見られ方の工夫”を行いながら、実験の様子を哲学者の清水友輔が分析し、ドラマターグ・山田カイルとフォトグラファー・田中真柚子が公式Twitterアカウントを介してリアルタイムで報告する。
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東京で育ってもう○十年。
東京の冷たさも知ってるし、「見て!」って言っても見てくれないことも知ってるし、「見ないで!」って言っても晒し者になるときもある。
毎回、「どうやって見られてるんだろう!?」と、恰好つけて、動揺して、失敗して、、、
うわー。私だったら絶対嫌だ!と、思ったのが今回の実験の最初の正直な感想。
でも、次の瞬間には、
「なんであえてそこにチャレンジしたの!?」
「チャレンジしたら一体どんな気持ちになるの!?」
「どんなふうに変わるの!?」
もう興味が止まらなくなってくるわけですよ!!
一体どんな風になるのかしら!?
観劇三昧下北沢店に、
舘そらみさん(実験台)←つまり見られ続けた人
清水友輔さん(哲学者)←分析した人
坂本遼(美術)←見られ方を分析した人
をお迎えして実験を振り返っていただきました!!
☆なんで人体実験したの?(舘そらみのオトコミシュラン 抜粋)
東京各地の道端で、
「人の視線に動揺しないように奮闘しています」なんて立て看板を背負って、1日中見られ続けてみようと思う。
見られ続けながら、
「人に見られまくりながらも、平常心で居られることは出来ないのだろうか」の挑戦をしたい。
人にジロジロ見られるの、絶対怖い。
ついついその視線を無視しようとしたり、「気にしてない私」を演じることで、逃れようとするだろう。
でも、それを、しない。させない。
見られることをしっかりと受け止める努力をする。
そうしたら何を私は思うのだろうか。
人間は、人に見られ続けるとどうなるのだろうか。
繰り返すが、「役や設定」を背負ったら見られることなど簡単なので、それをしない。何もせず、何も演じず、何も逃げず、ただ見られ続けてみたい。
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本当に「視線」って気になる。
自分の気持ち次第で良くも悪くも見えるし、、
どうしたらいいだろうって悩んだりしてる人も少なくないんじゃないかなー。
ここで重要なのは、これが「作品」じゃないってこと。
清水さん曰く、「何かを演じる」ということはそれだけで「防御」になる。
なので、できるだけ「演じない」ことが重要なポイント!
ふむふむ。確かに、「演じる」と意外といろんなことができちゃうかも。
「皮被ってる」状態なのかな。
演劇やってなくても思い当たる節あるかも。。ドキドキ。
☆ボリュームたっぷりの13分映像!
人体実験の一日を追ったダイジェスト映像が流された!
都内各所でそらみさんが座り、立ち、見られ、緊張して、落ち込み、うきうきして、「もう嫌!」と言ってる姿が映る。
生々しい反応にそらみさんの内面がグルグルしてるのが伝わってくる。
13分でも見応えバッチリ♪
ダイジェストのダイジェストで構成された今回の月イチ観劇三昧のCMがこちら。
特報! pic.twitter.com/x3uID0ZRcC
— 人の視線 (@hitonoshisen) September 23, 2017
☆どこで実験したの?
渋谷ハチ公前 ←いろんな人に無視されたらしい。
↓
円山町ラブホ街←カップルや男性の視線に動揺したらしい。
↓
青山学院←赤い絨毯を引いてみたら、なんだか「作品」になってしまったらしい。簡素なものでも劇的になるのかも。。
↓
丸ノ内←休日の丸ノ内はいろんな人が足を止めてくれた!ついついサービス精神を出して反応してしまった。
↓
秋葉原←最初はノリノリ♬でも、「誰か私の彼氏になってくれませんか」の看板が立ったところから事態は急変!
↓
上野動物園←動物として観察されようとするも、あからさまに避けられる。
↓
噴水←丸ノ内と同じくなかなか良い反応♬
↓
電車←満員電車で観察される!
↓
八王子←なんと人だかりができるほどの温かい視線に包まれたみたい。
このセレクト!!絶妙です。
☆終わった後、舘そらみは宇宙に行った!?
終わるころになると、
「突然、ふわっと身体が上のほうに行って、あ、見てるなーって思ったの」
と語るそらみさん。
清水さんの分析によると、様々なことを経験して達観するところまで行ってしまったみたい。
一日、様々な視線にさらされ続けたそらみさん。
本当のところは実際に経験してみなくちゃわかんないのかもしれないけど、熱を帯びながら語る様子に、
あ、本当に宇宙に行ったんだなー。
と、なんとなく納得してしまった。
清水さんが、「こうしたらこうなると分析した人はたくさんいるけど、それを本当かどうか実際にやってみる人はいない」と言っていた。
本当にその通り。やってみたい、宇宙にふっとあがる経験してみたい!!!!
でも、そのためには、刺さるような視線にされ続け、それ以上の人に無視され続け、興味本位の視線を受け、そして、温かいまなざしを受け取らなければならないのか。。。
本当にすごい道のりでした。
実はこの実験に関する学術レポートがあるらしい。
いつかそれも読んでみたいな♪
★舘そらみさんの今後の活動★
FunIQ×舘そらみ(ガレキの太鼓)
『落ちるな中学生』
2017年10月23日(月)~10月29日(日)
会場 Ito・M・Studio
おじさんたちが女子中学生を演じ乱れる感動作。思春期の窮屈さと爆発力で、生きることの悲哀を盛大に笑い飛ばす。
「一度逃げた人間に守るものなどありません。ただやりたいことをやります」by舘そらみ (FunIQ HP 抜粋)
https://www.funiq.tokyo/funiq-4
舘そらみさんが主宰するガレキの太鼓が3年半ぶりに3月に復活!!
詳しくはそらみさんのTwitterをチェック!!
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