~かつての演劇仲間が再会し、ふたたび歩き始めた道~
2月はついに雪が降りましたね!⛄
寒さが厳しくても、夏より冬派の観劇三昧スタッフです。
弊社提供アプリ「チラシ手帖」に掲載公演団体の方々のお声を、インタビュー形式でお届けするシリーズ、チラシ手帖 団体紹介スペシャル☆!前回記事はお読みいただけましたか?
第1回・犬儒派リーディングアクトの天ナスさんのインタビューはご好評をいただき、無事に2月公演も終了されました👏みなさんの記事や観劇の感想、お待ちしております⭐
本日はシリーズ第2回目!
観劇三昧だからこそ聞ける劇団や公演のお話、今回もぜひ楽しんでいってください📖
さあ今回のご紹介は…
「劇団Wistroemeria」より、劇団代表・藤﨑誠さんと脚本家・杉村麻美さん!
【劇団Wistroemeriaプロフィール】
よみ:げきだんウィストロメリア
2017年に代表の藤﨑誠が設立した演劇集団であり、株式会社Be-Rangeのスポンサーのもと、「誰にでも見やすい、楽しみやすい演劇」をモットーに、幅広いジャンルの舞台作品を上演。主に東京都北区を中心に活動をしており、2024年は北とぴあ演劇祭にも参加している。
劇団名の「Wistroemeria」は、代表の藤﨑氏の「藤」と、花の名前である「アルストロメリア」を合わせた造語。女性キャスト・男性キャストともに所属しており、平均30代の個性豊かなメンバーで構成されている。
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【劇団代表・藤﨑誠プロフィール】
高校2年時、友人の舞台に触れたことをきっかけに、もともと好きだった映画の世界観にも通じる演劇の魅力に引き込まれ、役者としての歩みを始める。
卒業後は一度就職し舞台から離れるも、数年後、高校の後輩である脚本家・杉村麻美からの誘いで客演として舞台へ復帰。この再会が「もう一度演劇と深く関わりたい」という情熱に火をつけ、2017年、勤め先からの異例の支援を受け劇団Wistroemeriaを設立。
社会人としての経験を活かした堅実な運営と、演劇への純粋な探究心を武器に、劇団の羅針盤として全作品のプロデュースを担っている。
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【脚本家・杉村麻美プロフィール】
中学・高校時代より演劇部の脚本家として活動を開始。高校時代に主宰・藤﨑誠と出会い、創作の礎を築く。社会人となり一度は自ら劇団を立ち上げるも、解散という苦い経験を味わう。
しかし、2017年に藤﨑から誘いを受けたことで、止まっていた物語が再び動き出し、劇団Wistroemeriaの座付脚本家として合流。文学部で培った深い洞察力と「伏線回収」に定評のある緻密な構成力を武器に、ファンタジーからサスペンスまで幅広い世界を描き出す。
自身の挫折を糧にした「血の通ったキャラクター造形」で、観客の心に深く刺さる物語を紡ぎ続けている。
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高校時代の先輩・後輩という関係だったお二人。
しかし藤﨑さんは一度会社勤めもご経験、杉村さんは別のご自身の劇団をお持ちだったとのこと。
そして演劇をきっかけに再会…本当に演劇は人との出会いや再会をもたらしてくれるものですよね。
いったい劇団Wistroemeriaとしてどんな道を歩まれてきたのでしょうか。
それでは参りましょう!
観てくださった方に ”お土産” を持ち帰ってもらいたい。

( 劇団Wistroemeria 旗揚げ公演『夢』より)
―― まずは、劇団Wistroemeriaを2017年に立ち上げられたきっかけを教えてください。
(以下、藤﨑)
そのとき「やっぱり演劇をやりたい!」という思いが再燃したんです。
幸い、勤め先の会社も活動をバックアップしてくれるなど、打ち込める環境が整ったこともあり、思い切って旗揚げを決めました。
―― 勤め先からのバックアップなんて!
学生時代に演劇に打ち込んでいても、仕事が忙しく、演劇から疎遠になる社会人もほとんどのところ…
藤﨑さんを離さなかった、舞台に立つという魅力。やっぱり唯一無二ですね。 続いての質問に参りましょう!
―― 「誰にでも見やすい、楽しみやすい演劇」をモットーにしている理由はなんですか?
だからこそ、自分の舞台を観てくださった方にも「楽しかった」「面白かった」という ”お土産” を一つでも持ち帰っていただきたくて。
―― 演劇にはカーテンコールがあるので、“登場人物” が “同じ人間” に変わる瞬間を体感しますよね。それを経て、お芝居全体に込められたパワーに手触りが生まれるのだと。
その分、余韻の深さもひとしお。映画や音楽の鑑賞では味わえない、手触りのある深い余韻は、たしかに藤崎さんのおっしゃるとおり最高の “お土産” ですね。
―― たしかに演劇はそもそも「人前に立って目立つこと」でもあるので、やってみたい!という方からしてもハードルは高い気も… いい意味での「親近感」なんかも大事かもしれませんね。
「Wistroemeriaらしい空気感」を。
―― では、今までの活動についてお伺いしていきます!
まずは次回公演『誰も知らない、その先』に繋がっていそう…?な『誰も知らない、奥底』について。制作のきっかけはありましたか?
(以下、杉村)
太宰治の「走れメロス」や夏目漱石の「こころ」、宮沢賢治の「注文の多い料理店」など様々な作品の勉強をしていました。
考えるにつれて「じゃあ、私たちが見ているこの物語の裏側では、この人物は何をしていたのだろう?」という疑問に辿り着き、想像が膨らんで。
それを描いたらより面白い作品になるのではないかと想って書いたのが『誰も知らない、奥底』です。
―― なるほど。物語における「裏側」や「その後」を辿り、さらにそれを舞台に引き出して描くのですね。とても興味をそそられる内容です…!
―― YouTubeでの発信や広報にも積極的な印象です。公演宣伝以外にも、コンテンツも多く掲載されていますよね。
ただ、ここで足を止めたくないとの思いからYouTubeでのラジオ配信「ラジオメリア」やショート演劇投稿など、オンラインでの発信を強化しました。これが結果的に、劇場以外の場所でも「Wistroemeriaらしい空気感」を届ける武器になり、多角的なファンとの繋がりを生んでくれました。
☆「ラジオメリア」などの劇団WistroemeriaのYouTubeの紹介はこちら。
―― コロナ禍ではたくさんの劇団が、オンラインでの発信を模索していました。
観劇三昧でも様々な作品を配信開始しましたし、ショートドラマがSNSで気軽に見られるようになったのもこの頃です。
メンバーも舞台に立ちたいという気持ちが大きくなってきていたので、劇場での再始動を決めました。役者たちが輝ける場所をようやく取り戻せたことに手応えを感じましたね。
―― 俳優の方も舞台に戻ってくることができたとき、感動も大きかったのではないでしょうか!演劇は、俳優の自己表現の変えがたい場ですよね。
脚本も演出も劇団としても、新たな挑戦へ。
―― そこからの活動はいかがだったでしょうか?
私の得意とする「伏線回収型」の脚本が、ダークな作風でも高評価をいただけたのは自信になりましたね。
――「楽しみやすい」にはたくさんの形がありますし、観る人によっても捉え方が異なります。人によって面白い、楽しかった、見やすいと受け取る作品も異なるのが演劇です!
―― そして翌年2024年には「北とぴあ演劇祭」にご参加。
何か特別な想いはありましたか?
――「地域に根付いた劇団や演劇は、地元の方々にとっての楽しみであり文化になりますよね!この演劇祭では『家路純華の考察~不愉快な館~』を上演されました。
――外部でのイベントに参加することで、劇団との新たな繋がりやファンを獲得されたのですね!劇団を育てていくには、そんな積極的な活動もやはり効果的な気がします。
―― そんな力を発揮するように、また昨年は新たな一歩を踏み出されています。
男性キャスト・女性キャストのみでそれぞれ上演するという挑戦をしました。
性別を絞ることで会話の間合いや空気感、感情の解像度が劇的に変わり、キャラクターへの深い没入感を生むことができたと思っています。
また、この作品より出演者やスタッフの募集で多数の応募が見られるようになり、コンスタントに舞台公演ができるようになりました。コロナ禍の頃と比べても倍以上の認知度が高まったと感じています。
劇団としての認知度がぐっと高まったのを感じています。
――演劇祭への参加や、熱心な宣伝・広報活動が実を結んできているようで。
劇団としての規模が大きくなると、できることが広がる感覚になりますね!
と、劇団Wistroemeriaの今までの歩みを知ることができたところで、今回はここまで!
後編では、3月公演『誰も知らない、その先』についてオーディション秘話なども詳しくお伺いしちゃいます!!
そんな次回公演の予習はこちらからどうぞ。
2026/3/14(土)~15(日) @ 十条おもち箱
土日公演ですので、ご予約はお早めに!💨
後編も近日公開予定です!お楽しみに♫
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