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柿喰う客

戦え、子供たち。武器は己の想像力だ。

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観フェスしてます?

武田です。

 

今回紹介する作品は、観劇三昧で好評配信中、そして観劇三昧手のひらフェスティバルにも参加中の柿喰う客の配信情報です。

 

【柿喰う客】

2006年1月1日結成。演劇特有の虚構性を重視した躍動感あふれるパフォーマンスが特長。「圧倒的なフィクション」を標榜したオリジナル作品の創作を続ける。また古典作品のアダプテーションや他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも実施。国内の様々な地域でのアーティスト・イン・レジデンス(滞在製作)にも定期的に取り組む。さらに「こどもと観る演劇プロジェクト」や「高校生のための演劇プロジェクト」など、幅広い観客層への作品上演も積極的に展開。その活動のスケールは広がり続けている。結成10周年を目前に控えた2015年「観客動員10万人」を宣言。その道のりは、いまだ果てしなく、遠い。 (公式HPより)

 

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公式HP

Twitter

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観劇三昧手のひらフェスティバルとは?

「世界初!(たぶん)」手のひらだけで全部が楽しめる演劇祭!

世界には様々な演劇祭があり、たくさんの演劇ファンが満喫しています。
しかし行きたくても時間、距離、環境など、様々な都合で足を運びにくい方たちもいらっしゃいます。
誰にでも楽める演劇祭をつくろう!という想いから生まれたのが「観フェス」です。

観フェス詳細はコチラ!!

 

柿喰う客はこれから紹介する新作、「天邪鬼」で参戦!是非ご覧ください!

 

【配信情報】

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【天邪鬼】

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【作品情報】

・作・演出 

中屋敷法仁

・日時

2015年9月16日

 

【ストーリー】

よく学び、よく遊び、よく殺せ。今、壮大な“戦争ごっこ”が始まる。

荒廃した世界、混沌とした時代の中で、無邪気に仲良く“戦争ごっこ”に熱狂するこどもたち。
両手を拳銃に見立て、互いの急所を撃ち合ううちに、やがて指先から虚構の弾丸を放つようになる。
イマジネーションが生み出したその弾丸は、ホンモノの人間を撃ち殺し、戦車を破壊し、戦闘機を落とす。
大人たちは、こどもたちのイマジネーションを操る能力に注目し、能力開発の為に新たな教育システムを採用する。
その為に採用されたのが“演劇”。今やすべての教育機関で、こどもたちは強制的に演劇を学ぶ。ホンモノの“戦争ごっこ”の為に。

 

【キャスト】

七味まゆ味
玉置玲央
永島敬三
大村わたる
葉丸あすか
中屋敷法仁

 

【スタッフ】

美術:原田愛 照明:松本大介 音響:山本能久 衣裳:西本朋子 ヘアメイク:大宝みゆき 演出助手:入倉麻美 舞台監督:川除学
宣伝美術:山下浩介 宣伝写真:引地信彦 撮影:竹崎博人 WEBデザイン:山口良太(slowcamp) WEB製作:尾上大介
プロモーション:小山佳織 間屋口克 プロモーション進行:北澤芙未子 票券:田村浩子
制作助手:加藤恵梨花 赤羽ひろみ 制作:藤井良一
企画:柿喰う客 製作:伊藤達哉 主催:ゴーチ・ブラザーズ(東京公演)、みみくり(兵庫公演)、(公財)大垣市文化事業団(大垣市指定管理事業)(大垣公演)
協力:アイホール 助成:(一財)地域創造(大垣公演)

 

「天邪鬼」

 

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柿喰う客らしさの中に背筋の凍るようなメッセージが盛り込まれた作品。

この作品を含む柿喰う客の作品は、なんと無料配信中です。この機会に是非。

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●オンライン観劇サービス「観劇三昧」
http://kan-geki.com
●iPhone版アプリはこちらよりダウンロードいただけます♪
https://itunes.apple.com/jp/app/kangekizanmai/id674187853?mt=8
●Android版アプリはこちらよりダウンロードいただけます♪
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■また、演劇グッズが店頭で買える「観劇三昧」もオープンしています♪
大阪【観劇三昧日本橋店】
地下鉄堺筋線 恵美須町駅徒歩5分!
大阪市浪速区日本橋4-6-13 NTビル3F
営業時間 10:00~19:00(水曜定休)
東京【観劇三昧下北沢店】
京王電鉄・小田急電鉄 下北沢駅南口から徒歩2分!
東京都世田谷区北沢2-9-2 ZIP155ビル 2F
営業時間 11:00~20:00(水曜定休)
■観劇三昧で販売中のグッズがネットでも購入できます♪
【観劇三昧物販出張所】
http://kan-geki.com/store/
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劇団突撃インタビュー★圧倒的身体能力で「怪優」と称される、10周年を迎えた劇団の看板俳優に突撃!(その2)

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さてみなさま、お待たせいたしました!

劇団突撃インタビュー第3弾は、「怪優」玉置玲央さんにお越しいただき、たっぷりインタビューさせていただいております★

前回は、玉置さんの俳優として、また、演出家として考えていることなどを深く掘り下げてお聞きいたしました。

 

その1はこちら!

 

今回は、さらに踏み込んで、作品について語っていただいちゃいます★

 

 

FLYER OMOTE OUT

この7人でやれることに、飽きよう。

―観劇三昧で配信されている柿喰う客「無差別」では狗吉役を格好よく演じられていました。この作品の見どころは?
玉置:狗吉もすごく印象に残ってる役ですね!でも、自分というよりは、当時の劇団員7人だけでどれだけのことができるのか、という挑戦をしていたんです。
中屋敷(柿喰う客主宰/作演出)も、よく言うんですけど。この7人でやれることに、飽きよう、と。

―飽きる?
玉置:そう、今やっている演劇プランにしても、座組にしても、早く飽きて、新しいことをどんどん見つけていこう、と。
で、そのバランスがなんかちょっと不思議な時期で、新しいことにどんどんチャレンジしていた。
作風にしても、稽古の進め方にしても、挑戦を色々していたな、と思い出します。
その時の劇団員全員、7人でこんなことやっちゃうんだ!という劇団の「覚悟」を観てほしいです。

柿喰う客「無差別

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「どんなもの観せてくれるんだよ、新生柿喰う客」

―柿喰う客新作「虚仮威」は、どんな作品になりそうですか?
玉置:劇団員総出演は「天邪鬼」以来1年ぶりですね。
今年一年、柿喰う客っていろんな公演・活動をしてきたんですよ。でも、劇団員全員が俳優として一同に会することが一度もなかったんです。
新劇団員が入って、男子は男子(柿喰う客フェスティバル2016 『フランダースの負け犬』)で、女子は女子(柿喰う客フェスティバル2016 『露出狂』)でやってましたしね。
一人は海外に行ってましたし。

―あれだけ色々されてるのに、揃われなかったんですね。
玉置:そうそう。で、ようやく集まったんです。
だから本当は、中屋敷も出演してほしいんですけどね。13人で、やれることやったほうがいい。

―確かに、一瞬でもいいから舞台に立ってほしい気になりますね。
玉置:まあ、作演出なのでもちろん参加はしているんですけどね。
勝手知ったるメンバーで、人によっては13~4年、一緒にいましたから、演劇をやる上での「相手を愛せる可能性」ってのは、なんとなくもう判ってきてて。
それもあって、中屋敷は劇団員を増やしたんですよ。
そうなると、今度は真逆で。まったくゼロの、純粋無垢なコミュニケーションを取るわけですよ。
俳優として何ができるか、どういうこと考えているのか、全く知らないひとと、「劇団」でコミュニケーションを取っていくってことが、すごく新鮮で。
だから、今はとにかくそれを探っています。劇団として、劇団員としての共通言語や共通認識を持つことに躍起になっている。
今までのメンバーだけで良かったじゃんとか、メンバーが増えたことに対して特別な違いがなかったとか思われたら意味がない。
増えたからこそ作れる作品、作品の意味。やっぱり劇団としての「覚悟」を観てもらいたいです。

―観る方にも、覚悟が要りそうですね。
玉置:それ!そうなったらいいなぁって思っているんです。
敷居を高くするつもりは全然なくて、「どんなもの観せてくれるんだよ、新生柿喰う客」ってぐらいの感じで観てもらいたいですね。

―新しく劇団員が増えたのは、久しぶりのことだったんですか?
玉置:5年ぶりに6人が増えたんですよ。今までが7人だったので、新しいひとと元々いたひとと、半々ぐらい。
状況ががらっと変わった。だから、どうなるのかなって思っています。
今までの柿喰う客から、何が変わるのか。僕も楽しみです。

 

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「演劇の地図」を作りたいって思っていて。

―先日配信が開始されたカスガイの「リビング」を作るにあたって、どんなメッセージを込められましたか?
玉置:09年の作品ですしね、見直してみて、僕若ぇなー!って思いました(笑)
当時考えてたことは「死んでも仕方ないよ、生きてた方がまだいいよ」っていうこと…かなぁ。
わー、観てもらいたいな、話すより(笑)

―そこを何とか!(笑)
玉置:第2回公演の「バイト」でもそうなんですけど、「人が人のために生きる、人のために死ぬ」みたいなのが好きだし、しゃらくせぇ!って思うんですよ。
「リビング」って3つの意味があって、Living Room、生きている(live+ing)、出ていく(Leaving)の3つ。
この中でも、「生きる」っていうことをカスガイでは主題としています。
あと、SF(セックスファンタジー)、性にまつわるお話をテーマに入れていますね。
生きる上でどうしようもないことにとらわれたり、とらわれなかったり、それで起きるごたごたとかが好きなんです。
「リビング」の時は、とにかくそういうのをトゲトゲしく出してみよう!って思ってました。

―トガっていた感じとか、まさに若さですね。
玉置:メッセージ性が強い、っていうと言葉はいいんですけど、とにかく主張の強い作品でした。
うるさいわ!玉置のやりたいことはわかったわ!ってなる作品だと思う。実際そういう感想もいただきました。
でも、自分のやりたいことやろうと思って立ち上げた団体で、やりたいことやらなかったら意味わからないじゃないですか。
だから好き放題やらせてもらったんですよね。
メッセージは、やっぱり「生きる」ってことですね。

―生きるのって楽しいよ、ってこととか?
玉置:生きるのってしんどいな、だったり、面倒くさいな、だったりも。
生きるよね、人って!ってことだと思う。
もう、色々語るよりとりあえず観てほしい!(笑)

カスガイ「リビング」

―カスガイの新作は予定ありますか?
玉置:やりたいことは無限にあるんですよ。カスガイでは「演劇の地図」を作りたいって思っていて。
同じ街、都市だけど違う場所、違う時代のことを描いているんです。
出てくるのは架空の街なんですけど、そこに細かい設定とか…建物や歴史、時代背景なんかを用意していて。
それに則って、原案を作っているんです。そこに今一番伝えたいこと…憤りとか、悲しいこと、とかを乗っけて届けていけるといいなと思っています。
上演予定は未定だけど、こんな話にしたい、こんなことをやりたい、という原案は、すでに7公演ぶんぐらいできています。

―街があれば人がいる、人がいればそれだけ物語が生まれますもんね。
玉置:今のところ、各作品に必ず名前だけでも出てくる登場人物が3人います。もちろん架空の人物ですが、今後の作品も、この3人にまつわる話になると思います。
来年、再来年には次回公演がやれたらいいな。

―それは楽しみです!ぜひ大阪でも公演してくださいね。
玉置:大阪には絶対来ます!

―ありがとうございます!それまでに「リビング」も「バイト」も観たいですね。
玉置:そうそう、「リビング」が動員888名、「バイト」が2000名なので、「バイト」を観たけど「リビング」を観てない、ってかたの方が多いんですよ。
「リビング」が上演されたのはだいぶ前ですし、DVD販売しなかったので。
実は「バイト」には、「リビング」を観ているとなお楽しめる、っていう内容がいっぱいあったんですよ。
「バイト」を観たときに「何だこの設定?」ってなった方は、ぜひこの「リビング」を観て、3年ぶりの答え合わせ、伏線回収をしてもらいたいですね。

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演劇の世界を軽やかにお散歩ができたらいいなって。

―今後、演劇活動を続けていく中で、目標を教えてください。
玉置:「演劇を散歩する」が最終目標ではないけど、最近のテーマです。
諸先輩がたの「頑張って、無理をして」演劇をやっていない姿に衝撃を受けたんです。
演劇が在ること、演劇で生活をしていること、それが当たり前なんです。
生活の一部になっているんですね。起きて「ご飯を食べる」が当たり前なように、生きて「演劇をする」。
それってすごく素敵だなって思いました。
僕の場合は、それをさらに遊ばせて、演劇の世界を軽やかにお散歩ができたらいいなって。

―とても玉置さんらしい感覚ですね。
玉置:演劇って、難しいものではないんですよ。もちろん誰でもができるものではないけど、敷居が高いものではないんです。
それは、演劇に携わるにしても、演劇を観るにしても。
飄々と演劇を「生きる」人がいて、それを見て、「ああ、これぐらい身近なものなのか演劇」って思ってもらえたら、
演劇というものが柔らかくなって、いろんなところに波及していくんじゃないかな、そうなればいいなと思っています。

―ありがとうございました。

 

柿喰う客 次回公演

「虚仮威」

▼三重公演
2016.12.2[金]~12.4[日]
三重県文化会館 小ホール

▼仙台公演
2016.12.17[土]~12.18[日]
エル・パーク仙台 スタジオホール

▼東京公演
2016.12.28[水]~2017.1.9[月]
本多劇場

▼大阪公演
2017.1.19[木]~1.22[日]
ナレッジシアター

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劇団突撃インタビュー★圧倒的身体能力で「怪優」と称される、10周年を迎えた劇団の看板俳優に突撃!(その1)

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少しずつ恒例化してまいりました、劇団突撃インタビュー!

インタビュアーも慣れてきまし…た…?(緊張のあまり前日はなかなか眠れない感じになります)

■劇団突撃インタビューって?

【観劇三昧】とつながりが深い、噂の「あの人」に観劇三昧が突撃インタビューします!

俳優/脚本・演出家/劇団代表など、普段は舞台の上でしか見ることができないあの人の、

なかなか聞けない本音や裏話、演劇に対する想いを存分に語っていただきます。

これを読めばもっと劇団が好きになるかも?知らない劇団なら、知るきっかけになるかも?

そんな、日常にちょっとしたワクワクをお届けする新コーナーです。

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さて、本日のインタビューのお相手は!

柿喰う客の看板俳優!カスガイ主宰!舞台はもちろん、映像作品への露出も多い、今まさに注目のひと!

玉置玲央(たまおき れお)さん!

はい男前!

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■柿喰う客

青山学院大学演劇研究会に所属していた中屋敷法仁が、自身の作・演出作品を上演する演劇ユニット「柿喰う客」として発足。
2006年1月1日に正式に劇団として結成。
演劇特有の虚構性を重視した躍動感あふれるパフォーマンスが特長。
古典作品のアダプテーションや他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも実施。
女優のみでシェイクスピア作品を上演する「女体シェイクスピア」シリーズは好評を博し、2016年現在8作品を上演している。
「こどもと観る演劇プロジェクト」や「高校生のための演劇プロジェクト」など、幅広い観客層への作品上演も積極的に展開。
2015年に上演された「天邪鬼」では、東京・兵庫・岐阜の三都市公演で過去最高動員の5000名を達成。

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オフィシャルHP:http://kaki-kuu-kyaku.com/

Twitter:@kaki_kuu_kyaku

Facebook:https://www.facebook.com/%E6%9F%BF%E5%96%B0%E3%81%86%E5%AE%A2-264194713606294/

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■玉置玲央(たまおき れお)

1985年3月22日生まれ、東京都出身。
身長171cm、A型。
特技:運動全般、ドローイング

私立関東国際高校 演劇科卒。
柿喰う客劇団員 カスガイ主宰 ゴーチ・ブラザーズ所属
2005年、「挿入ジェノサイド」より柿喰う客に参加し、2006年、柿喰う客の劇団化とともにメンバーとなる。以降、ほぼ全ての公演に出演している。
2007年、演劇ユニットカスガイの活動を開始、主宰する。全ての公演で、原案・演出を担当。
NHK大河ドラマ「真田丸」織田信忠 役や、2016年11月よりスタートするNHK総合テレビドラマにレギュラー出演するなど、近年さらに露出が増えている。
酒は一滴も飲めない。

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オフィシャルブログ:「博愛日和」

Twitter:@reo_tamaoki

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■カスガイ

2007年、柿喰う客の劇団員である玉置玲央が、「演劇でお客様と色濃く繋がる」為に様々な可能性を模索するべく立ち上げたプロデュースユニット。
2009年に「リビング」で旗揚げ、888人を動員し、王子小劇場で旗揚げ公演を上演した団体の最多動員記録を樹立。
この公演で、佐藤佐吉賞にて最優秀舞台美術賞、最優秀主演男優賞のほか、多数の優秀賞を獲得。
2013年「バイト」では東京・大阪2都市で公演を行い、2000名以上を動員。

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オフィシャルブログ:http://kasuguy.seesaa.net/

Twitter:@kasuguy

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いただいたら、それに報いる、応えるっていう相互関係

―演劇を始めたきっかけは、高校進学時に演劇科を選択したことから、だったようなのですが、もともと演劇に興味を持たれていたのですか?
玉置玲央さん(以下玉置):まったくなかった。中学の時、高校に行く気が無かったんです。中卒で働こうと思ってたりして、3月末になっても行く高校が決まってなかったんです(笑)
そのころだと、高校側が2次募集、3次募集をかけてくるんですけど、それを見て中学の先生がおススメしてくれた高校が、関東国際高校だったんです。
そこの、韓国語科、ロシア語科、演劇科の3つが定員割れしてるっていうことで。
この中で、高校3年間を楽しく過ごせるのはどれだろうとなって、僕は演劇科を選んだんですよ。それがきっかけで、僕の演劇が始まりました。

―それまで、演劇には触れたことも無かった?
玉置:うーん、学芸会とかで、出演するのは好きでしたね。

―高い身体能力と響く声、幅広い演技力で「怪優」と称される玉置さん。目指したり、影響を受けた俳優さんはいらっしゃいますか?
玉置:むかしはチョウ・ソンハさん(ひょっとこ乱舞[現:アマヤドリ]の旗揚げメンバー。現在は成河[ソンハ]と改名)がヒーローだった。
そのころ僕は、自分がこんなに運動するタイプの俳優になると思ってなかったんですけど、身体を動かすのは好きで。彼を観たときに、「こんなに動けて個性的な俳優さんがいらっしゃるんだ」と衝撃を受けました。凄い憧れてましたね。

―成河さんを目指したかった?
玉置:そうですね、いや、超えてみせる!って思ってました。

―演技をするうえで、一番気を付けていることは何ですか?
玉置:コミュニケーションですね。演劇って自分だけで完結できることじゃないから。例えば運動ができる、とか、大きい声が出る、とかって自分だけで何とかなることじゃないですか。
やっぱり総合芸術なので、対、相手役だし、対、作演出だし、対、お客様だし。もちろんスタッフさんもいらっしゃって、なりたっているんです。
座組(※公演に携わるメンバーや組織の総称)に居る上で、相手からもコミュニケーションを求められて、こちらからも求めて、総合的に成り立って、作品を作って、公演を迎えるっていうのが一番良いんじゃないかなって思います。

―ご自身が、コミュニケーションを取りに行くのはもちろんだけど、相手からも取ってもらえる、取りやすい環境を作る、ということでしょうか。
玉置:そうですね。そういう空気とか現場づくりをしようと心がけています。

―その場に居て違和感がないというか、そこに居てくれると嬉しい、という人は素敵ですね。
玉置:そうなれるといいな、と思っていますね。

―公演前、劇場入り後等に絶対行う、ジンクスのようなものはありますか?
玉置:色々あるんですが…本番3時間前には必ず劇場にいて、1時間はアップをする、かなぁ。
舞台上でも舞台袖でも、ロビーとか、その劇場空間を感じながらアップをする、っていうのかな。
そこでの時間の過ごし方がうまくいくと、やっぱり本番もすごくうまくいくような気がする。
あとは…開場直前までは舞台上でなるべく過ごす。
各スタッフさんと舞台に挨拶する。これはもはやジンクスというより儀式なんですけど。
絶対、どの現場でもやってます。やらなきゃダメだ、失敗する、って思ってます(笑)

―そういう儀式的なの素敵です!気持ちの安定って大事ですよね。
玉置:まあ、自己満足にすぎないと言えばそうなんですけど、満足はしないより、したほうがいいじゃないですか。

―公演時にいただいて嬉しい・嬉しかった差し入れって何ですか?
玉置:何いただいても本当嬉しいしありがたいんですよ。食べ物、飲み物、身に着けるもの、手作りのもの、お手紙、ハンドクリームとか入浴剤、お花。
特に印象に残っているものだったら、「のれん」ですね。
カスガイのロゴって、実在する家紋を加工して作ったものなんですけど、そのロゴが入ったのれんをくださったんですよ。それは凄くうれしかった。
くださった方に応えるために、そののれんを飾るために「楽屋の個室を用意してもらえる俳優にならなきゃ」って思いました。
それに限らずですが、差し入れをいただいたら、それに報いる、応えるっていう相互関係はいいなって思っています。

―それは確かにすごく嬉しいし、励みになりますね。
玉置:あとは、カスガイの第2回公演「バイト」の時にいただいた、舞台美術を模した、枯れないお花のフラワーアレンジメントですね。
すごくこの作品を愛してくださったんだな、と感じました。

―とすると、その方は1回公演を観られて、翌日以降にその差し入れを持ってもう一度お越しになられた、と?
玉置:そうですね。それも嬉しいことです。お花のセンスもすごく良くて、今でも飾っています。

―これまで演じてきた中で、一番印象に残っている役は何ですか?
玉置:僕ね、演じてきた役を忘れないんですよ。役のセリフや、稽古風景、当時の状況ってなかなか忘れられないタイプなんです。
だからその質問難しいなぁ(笑)
うーん、三御堂島ひより(一人芝居「いまさらキスシーン」より)は何度も繰り返して演じているので、ライフワークみたいになっているなって。
もう7~8回演じてますから。それはやっぱり印象深いですね。
僕の役、というよりは、その座組や、作品そのものの印象が残っていることが多いです。
「こどもの一生(2012年11月 PARCO&cube Presents公演)」の時、座組の諸先輩方の中で、必死でやらせてもらったこととか。
「荒野のリア(2014年3月 T Factory公演/エドガー役)」では、麿さんや手塚さんのような偉大なる先輩方の下で、甘えて好き放題やらしてもらったりとか。
役を含めた現場の印象がすごく残っているものが多いです。

―玉置さんは、本当に座組の雰囲気を大事にしてらっしゃるんですね。
玉置:だって、自分のことってもう、勝手にやったらいいことじゃないですか。
演劇やるんだったら、自分のことは一回置いといて、人のことや、人と何ができるかを考えないと、楽しくない。

―ひとりじゃ作れないですもんね。
玉置:そう!それ。一人芝居だって、作演出家やスタッフさん、お客様が居ないとできないんですよ。

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面白いものを作るために妥協しない空間づくりをしたい。

―俳優として幅広く活躍されている玉置さんですが、「カスガイ」の主宰として、原案・演出もおこなわれています。
 もともと高校時代も劇団で作演出をされていたそうですが、カスガイを立ち上げられたきっかけは?
玉置:高校時代やっていた劇団に、深谷由梨香(柿喰う客俳優)とか、渡邊安理(演劇集団キャラメルボックス俳優)も所属してて。
僕と深谷は卒業後しばらくしてから柿喰う客に所属したんですね。で、深谷と安理と集まったときに「玲央、久々に演出やらないの?」と聞かれたんです。
柿喰う客に所属して、いろんな人に出逢って、いろんな演劇観を手に入れて、その上での演出ってどんなことができるかなって。

―なるほど。
玉置:あとは、世莉さん(時間堂・黒澤世莉)と作品を作ったのもきっかけです。世莉さんみたいなことをやりたいなって思ったんです。
時間堂みたいな作品を作りたいっていうよりは、俳優教育とか、俳優との付き合い方・寄り添い方が好きだったんです。
こういう人になりたいなって思って、また演出をやりたい!と思ったんですよね。
もちろん柿喰う客でやるわけにいかないから、じゃあ自分のやりたいことをやろう!って思って立ち上げました。

―演出をするうえで、一番意識していることは何ですか?
玉置:一貫して同じなんですが、良い座組つくりをすることです。
俳優が100%のパフォーマンスを発揮できる環境をつくりたい。
キャリア・性別のような個体差で、何かを我慢しなけりゃいけないとか、言いたいことが言えない環境だったりとかが生まれないようにして、
面白いものを作るために妥協しない空間づくりを心掛けています。
個人的なことや、人とのやりとりで思い通りにいかないこともあるけど、そういうギリギリの「安全」じゃないものから生まれる大事なものを探れるようにしたくて、
そのためには「これ以上この人に踏み込んでも大丈夫だろうか」っていうところまで探れるような、安心感のある座組をつくるっていうことを大事にしたいです。

―座組って、家族よりも一緒に居る時間が長いですもんね。仕事仲間とも違う。
玉置:そう、一日の半分以上を座組で過ごす。家族よりも近いのに、血はつながっていない他人同士。面白い関係性ですよね。

 

 

とにかくまっすぐに誠実に、お客様と座組のことを大切に考えられている玉置さん。

次回は、本日配信が開始される カスガイ「リビング」についてと、柿喰う客の新作公演について語っていただきます。

 

柿喰う客 次回公演

「虚仮威」

▼三重公演
2016.12.2[金]~12.4[日]
三重県文化会館 小ホール

▼仙台公演
2016.12.17[土]~12.18[日]
エル・パーク仙台 スタジオホール

▼東京公演
2016.12.28[水]~2017.1.9[月]
本多劇場

▼大阪公演
2017.1.19[木]~1.22[日]
ナレッジシアター

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