こんにちは。日本橋店の武田です。

この歳になってある程度行動に自由が利くようになっても、まだ行ったことのない場所がいくつもあります。

その中でも住宅展示場に興味がある。その土地まるまる1つが虚構の町だなんてなんかロマンチックじゃないですか。

実際に買う前提で見学に行く前に、今、この年齢の時点で冷やかしに行ってみたい。

だが一人で行くのはあまりに敷居が高い。(家だけに)

男友達といっしょに行ってもつまらないだろうし、女友達に「一緒に住宅を見に行こうよ」なんて言った日にはセクハラで訴えられかねない。

やっぱり無理だ。客として無理ならスタッフはどうだろうか。夜間の警備員なんて面白そうじゃないか。

…と思っていましたが、怖いのであきらめます。

この作品のように別の家族の営みを目撃することになるかもしれないから。

 

 

 

2018年 本公演

寂しい時だけでいいから

作・演出:フルタジュン

 

 

 

【ストーリー】

ニセモノがスキマを埋めてあげる。

理想のマイホームが並ぶ住宅展示場。
人々の賑わいが消えて、偶像の街に夜が訪れる。
今夜も孤独な警備員は展示場を歩く。
誰もいないはずの家に明かりが灯る。
覗くと絵に描いたような家族の姿があった。
目の前で繰り広げられる怒涛のハウスショー。
男は息をのみながら気付いてしまう。
自分がピースとしてハマるポジションが空いていることに。

 

【キャスト】

宮内勇輝
真帆
篠原友紀
工藤優太
清水洋介
フルタジュン

【日替わり出演者】
5月30日(水) 松尾英太郎(劇団スパイスガーデン)
5月31日(木) 里村孝雄
6月 1日(金)  大勝かおり
6月 2日(土) インコさん(実弾生活)
6月 3日(日)    西川智宏(ラビット番長/演劇制作体V-NET)

※出演者ごとのオリジナルストーリーが展開します

 

【公演詳細】

日時

5月30日(水)19:30
5月31日(木)19:30
6月 1日(金)14:00★/19:30
6月 2日(土)13:00/18:00
6月 3日(日)13:00

※受付開始は開演の40分前・開場は開演の30分前
★平日マチネ割引

 

料金

前売:3,500円
当日:3,800円
★平日マチネ割引:3,000円(前売当日共通)
◎学生割引:2,500円(学生証提示)

※日時指定・税込/全席自由
※未就学児の入場不可

 

会場

浅草九劇

〒111-0032
東京都台東区浅草2−16−2 浅草九倶楽部

●東京メトロ銀座線 浅草駅 1番出口より徒歩10分
●都営浅草線 浅草駅 A4番出口より徒歩10分
●首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス 浅草駅 A1番出口より徒歩5分

 

【予約】

カルテットオンライン (当日精算)

演劇パス(事前決済)

 

 

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僕は父のプロポーズの言葉を知らない

 

 

SFFスピンオフ企画「下北コロッケ」

・SFF×劇団フルタ丸のコラボ。

・劇中で歌われる「コロッケの歌(仮)」は必聴。

店内で今作を上映した日には、この歌に洗脳されたスタッフ全員が昼食にコロッケを食べた。

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・演劇パス対応公演。

何かとお金が出ていく公演前に事前決済がツーンと染みる。劇団に優しいサービスです。

お金の出し入れで何かとゴタつく受付を演劇パスならICOC〇のようにスルーっと通過できる。観客に優しいサービスです。

 

・下に載っている劇団プロフィールを見るたびに僕は泣き出したくなる。

はっとするほど青い空を見た瞬間のような、なんか優しいもので胸がいっぱいになる。

分かりにくいかもしれないけど、そうです。

 

【劇団フルタ丸】

皆さん、はじめまして、フルタジュンです。大学生の頃に、「フルタ丸」という劇団を創りました。僕は、それをやっています。

僕は、全くもってしがないタイプ。だから、こう、なんというかやりきれない夜とか満たされない夜とかが、僕をワァァ~と襲う時がよくあって、なんか眠れなくなっちゃう。眠ろう、眠ろうと思っても眠れないんだ。眠れないとき、僕は、ウディ・アレンの映画に何度も救われた。なんか眠れたんだよね。

僕がやりたい演劇は、例えば、2人の女の子が、横断歩道で信号が変わるのを待っている。すると、カワイイ友人の方にナンパやスカウトの男が声を掛けてきて、その間、隣にいるのに、一言も声を掛けてもらえない女の子は、黙って下を向いている。別にナンパされたいわけでもスカウトされたいわけでもないけど。早く信号が青になってくれないかなぁ、早く信号が青になってくれたらいいのになぁって思っちゃう。でも、そんな時に限って、信号は赤色のままで、もう目をつぶって、じっと俯くことしかできない。僕は、その女の子が、目をつぶってやり過ごしている時間を肯定するような演劇をやりたい。

分かりにくいかもしれないけど、そうなんだ。
僕は、そうゆう演劇をやりたいんだ。

夏のあの日、横断歩道の前で俯いていた女の子も、よく行くコンビニで働いているリストカットがびっしりと刻まれた両腕をさらけ出して、お客さんにひそひそ言われても、がんばってレジを打ってるあの子のことも、部活もやらずに家に帰ってドラマの再放送をボーっと見てるだけだったあいつのことも。

分からないよ。僕は救うとか勝手なこと言っておいて、僕が演劇をやったところで、その人の本当の悲しみとかやりきれない気持ちとか、全く解決できないかもしれない。たぶん、解決なんかできないんだ。そんな単純なもんじゃない。けどさ、僕は、一晩でいいんだ。たった一晩でいい。朝になったら、また同じことで悩んじゃうかもしれない。けれど、その一晩だけ、いつもより少しだけぐっすりと眠れるような、添い寝してあげられる、そんな演劇を創りたいんだ。

あの夜、ウディ・アレンが、僕にとってのそれであったように。

 

公式サイト

公式Twitter:@furutamaru2002

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