8月6日。

平成生まれの僕にはどうしてもこの日が単なる数字以上の意味を持たない。

教科書に載っていた現実離れしすぎて作り物に見えるキノコ雲と瓦礫。それを眠たそうな口調で解説する社会科の先生。連想するのはこれくらい。

映画を観たり、物語を読んだりして当然想像はする。
決して繰り返してはならないことだという意識も持っている。
それでもそれはあくまで想像に過ぎないし、それ以上の感情はなかなか持てない。と、僕は思っている。

だからこそ今作は「今」再演される価値があり、僕たちは観る価値がある。

そんな作品です。

 

コンブリ団 その10

『「ムイカ」再び』

西へ東へ

作・演出 はしぐちしん

 

 

 

【ストーリー】

8月が怖かった
夏休みのある日
何処までも何処まで青い空
遠くからプロペラ機の飛ぶ音
空を見上げる
姿は見えない
8月が怖かった
6日の登校日
図書室へ向かう廊下に展示される写真
式典中流れ続ける音楽
繰り返されるのではないかという怖れ
今年も8月6日は巡ってくる
再び、また、再び
そして怖れに立ち向かうために祈る
再び、また、再び

「ムイカ」とは、広島原爆投下の8月6日を指す。舞台は当たり前の日常を次々と映しながら、やがて原爆投下の朝のある家族の風景へとたどり着く。2010年に第17回OMS戯曲賞大賞を受賞した作品、再び。

 

【キャスト】

香川倫子
佐藤あい
はしぐちしん

広田ゆうみ(このしたやみ)
豊島由香

 

 

【公演詳細】

<大阪公演>

終演しました!

 

<東京公演>

【日時】

5月25日(金)19:30
5月26日(土)14:00/19:00★
5月27日(日)14:00
★アフタートークあり ゲスト:松井周(サンプル主宰)

 

【会場】

駅前劇場

〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-11-8TAROビル3F

 

【料金】

一般 2,500円
22歳以下 1,500円
18歳以下 800円
(前売・当日とも・全席自由・日時指定)
*未就学児入場不可
*22歳以下、18歳以下の方は当日受付にて要証明

 

【予約】

corich

演劇パス

 

<三重公演>

【日時】

6月30日(土)14:00/19:00☆
7月1日(日)14:00
☆アフタートークあり ゲスト:諏訪哲史(作家)

 

【会場】

津あけぼの座
〒514-0008 三重県津市上浜町3丁目51

 

【料金】

一般 2,500円
22歳以下 1,500円
18歳以下 800円
(前売・当日とも・全席自由・日時指定)
*未就学児入場不可
*22歳以下、18歳以下の方は当日受付にて要証明

 

【予約】

2018年5月15日(火)チケット発売!!

 

<広島公演>

【日時】

7月28日(土)14:00/19:30
7月29日(日)14:00

 

【会場】

東区民文化センタースタジオ2
〒732-0055 広島市東区東蟹屋町10-31

 

【料金】

一般 2,500円
22歳以下 1,500円
18歳以下 800円
(前売・当日とも・全席自由・日時指定)
*未就学児入場不可
*22歳以下、18歳以下の方は当日受付にて要証明

 

【予約】

2018年6月15日(火)チケット発売!!

 

 

……………………………………………………………………………………………………………………………………

・第17回OMS戯曲賞大賞を受賞した作品です。

第1回から第20回までの歴代受賞作家や選考委員のエッセー、選考委員の座談会、OMS戯曲賞全41作品の解説などを収録した「OMS戯曲賞20年記念誌」を観劇三昧で発売中です。

初演版の雰囲気を知りたい方はぜひどうぞ。

通販サイト「物販出張所」でもお買い上げ頂けます。

 

演劇パス対応公演です。劇団ためを思えばこその事前決済。是非お試しください。

記憶が薄れつつある人、そもそも知らない僕達のためにこの作品は再び、また、再び上演されます。

22歳以下、18歳以下の方には割引が適応されます。若いひとにこそ観てほしい。”知ること、考えること、想像すること” その第1歩がここにあります。

 

【コンブリ団】

はしぐちしんを代表とする、緩やかな演劇集団。基本的には、はしぐちしんの戯曲を自身の演出で創作活動を行っている。近年は「Re:ブリックス」という企画で近現代の戯曲の上演にチャレンジ。カンパニーメンバーである香川倫子、佐藤あいの二人の俳優をメインに、俳優として長年関西だけではなく全国各所で活動してきたはしぐちの人脈をフルに生かし、毎回多彩な俳優陣の共演をプロデュースするのも特色の一つ。
はしぐちしんの劇作の特徴は、基本的には会話劇だが、少し詩的言葉を使い、イノセントで神聖なぐらい無邪気な会話を積み重ねて行く。メタシアター手法を少しばかり用いつつ、会話が進む中、非日常的な要素がさりげなく同居し、この作風により、劇作家はしぐちしんの生に対する想い、家族や生命の繋がりといった普遍的なテーマが、舞台上にくっきりと浮かび上がる作風。
上演スタイルとしては、代表はしぐちしんの前口上から始まるのが特徴。いわゆる劇場での諸注意の案内から始まり、落語のまくらのような日常の話、そしていつの間にか観客は劇世界へと誘導される。さりげなくも特徴的でな特色を持つ。

公式サイト

Twitter:@conburidan

=========================================================

■オンライン観劇サービス【観劇三昧】
観劇三昧アプリ
パソコンの方はこちらからhttp://kan-geki.com
観劇三昧日本橋店・下北沢店 観劇三昧物販出張所
電子チケットサービス【演劇パス】

&nbsp