こんにちは。日本橋店の武田です。

有言実行という言葉があります。かっこいい言葉ですが、個人的には「言ったからにはやれよ?」みたいな言質を取られる怖い言葉のように聞こえます。

なら出来ることだけ言っていればいい。と言うと背後から謎の勢力が「挑戦しろ」「腰抜け」「向上心のないやつはばかだ」と耳元で囁いてくる。もうどうすればいいのか。

 

これから紹介する作品にはこんな事が書かれています。「彼女自身が1年前に宣言していた事、らしい。」

有言実行アンチの僕にはわかる。らしい。でなんとなくうやむやにしようとする魂胆が。
面白いじゃないの。何を言ったか知らんけど言ったからにはやれよ?え?

「佐東ちゃんは今日、ここで死ぬ。それは彼女自身が1年前に宣言していた事、らしい。」

…まぁ、時と場合によります、ね。うん。

 

 

第拾陸回放演

「しおとさとう」

 

【ストーリー】

1月20日、よる。

史緒と佐東ちゃんは町外れの踏切にいた。
遮断器の警報音が澄みきった冬の夜空に響く。

佐東ちゃんは今日、ここで死ぬ。
それは彼女自身が1年前に宣言していた事、らしい。

「次に、」

と、佐東ちゃんは口を開く。

「次に、乗る」

冷え切ったレールの上を走る巨大な鉄塊が、ケタタマしい警笛を叫びながら突っ込んできた。

 

【キャスト】

MikuU(LilyLyric)
さとうあやな
いまいΣ
渡邉怒濤
猫神マオ
結城ゼミナール
不動湧心
天野順一朗

 

 

【スタッフ】

作・演出 天野順一朗
照明 龍華泉
音響 武田萬
桐原工務店(牛乳地獄)
作曲 永井カイル
イラスト アマノジュンイチロウ
写真 龍華泉

主催 劇団「放電家族」 G/PIT

 

【詳細】

-名古屋公演-

1月26日(金) 19:30 ■
1月27日(土) 12:00 ■ / 17:00 ■ ★
1月28日(日) 14:00 ■
2月2日(金) 19:30
2月3日(土) 12:00 ★ / 17:00
2月4日(日) 11:00 / 16:00

■ 1週目割引適用回
★ アフタートーク開催

 

【会場】

G/PIT 〒460-0008 名古屋市中区栄1丁目23-30中京ビル 1階

地下鉄東山線・鶴舞線「伏見駅」 6番出口より徒歩5分

 

【料金】

前売:2500円
当日:2800円
ペア(前売りのみ):4500円

■ 1週目割引【2018年1月26日(金)~28日(日)各回適用】
前売:2200円
ペア(前売りのみ):4000円
※当日料金は1週目も2800円となります。

 

-東京公演-

2月10日(土) 14:00 ★ / 19:00
2月11日(日) 11:00 ★ / 16:00

★ アフタートーク開催

 

【会場】

北池袋 新生館シアター 〒170-0011 東京都豊島区池袋本町1丁目37−8 中村 ビル 2F

東武東上線・北池袋駅(池袋から1駅)徒歩すぐ
改札を左に出て4軒目のビルの2F(1Fはスリーエフ)
※特急・急行・準急列車は通過しますのでご注意下さい。
※埼京線・板橋駅 西口より徒歩10分。
※池袋駅 北口より徒歩20分くらい。

 

【料金】

前売:3000円
当日:3300円
ペア(前売りのみ):5000円

※全席自由。
※受付・開場は開演の30分前に行います。

 

【予約】

-名古屋公演-

演劇パス (事前決済)

カルテットオンライン(当日精算)

 

 

-東京公演-

演劇パス (事前決済)

カルテットオンライン (当日精算)

 

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事前決済でスムーズ入場。でお馴染み(?)の演劇パスが使えます。これでもう入場に手間取りません。
物販用のお金はお忘れなきよう。

第拾壱回放演の再演。作者の天野さんは”今まで放電家族がやってきたことを、違う形(作風・内容)で外に出そうと試行錯誤した作品です。笑いを抑え、ミステリの要素を濃くしてみましたが、色々な発見がありました)”振り返っています。

本棚を見ればその人がわかる、とはよく言ったものですが劇団はHPを見ればわかる。いろいろと。(公演情報とかね。いろいろね)

この放電家族のHPはとてもマメに作られています。過去公演に作者がコメントを付けていたり、作風や劇団名の由来なんかが書かれていることが多い”劇団紹介”が質の高いプレゼン資料のような読ませる、見せる(魅せる)文章で書かれていたりと、演劇をする集団以前に組織としての強さを感じさせる作りをしています。

これは作る演劇も面白いんじゃないかという期待が高まりますね。なんかもうねぇ…ズルい!

 

【劇団「放電家族」】

私たちは、シンプルな衣装と舞台装置で、複雑な構成の物語が終盤に向かい収束する作品を発信し続けています。

「舞台に立つ身体」「スペシャリストとしての俳優」を目指し研鑽に励む団体は多い。そしてそれを追求することはとても重要なことです。しかし、我々の目指す先は「芝居の延長にある非日常空間」なのです。すると身体・コトバへのアプローチは自然と異なってきます。

“舞台”ではなく“芝居”を。

芝居とは「芝の上に居るさま」であり、元々は客席を指すそうです。
放電家族の俳優達はいかに客席と近い身体で作品に臨めるかを追求し、演出家は客席の観客たちをどう演出するかを考えます。俳優はそのへんからひょっこりやってきたような身体で負荷をかけ続けます。それは自分自身に対しての負荷であり、対峙する俳優に向けられた負荷でもあります。そして、時としてそれは客席にも向けられるのです。

手法は様々です。
「袖」を廃し、本番中でも待機している様を晒し続ける。小走りで喋り続ける。動き続ける。聞き取れないスピードで喋り続ける。ミスもします。噛んだり転んだり、ステージごと様々なトラブルに見舞われます。

なぜLIVEで演じるのか。なぜLIVEで観るのか。

放電家族の芝居はドキュメンタリーでなければいけません。俳優も観客も当事者でなければなりません。

“舞台”ではなく“芝居”を。

これは結成以来、放電家族が大切にしている心意気です。
舞台から芝居を観る。芝居から舞台を観る。

この先も放電家族は芝居を追求し続けます。

公式サイト

 

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