小さいって言われて傷つくことあるよね・・・。

身長とか、ここではあえて言わないアレとか、劇団サイズとか・・・。

どうも、日々、劇団サイズに悩む下北沢店スタッフ中島です。

そんな悩みを吹き飛ばしてくれる「下北ウェーブ」って知ってますか??

先日、緊急開催された

下北ウェーブ2018」駆け込み!説明会

の様子をリポートします。

本多劇場の半澤裕彦さんと演劇ジャーナリストの徳永京子さんをおよびして「下北ウェーブ」について語っていただきました!

まず下北ウェーブ」って何?

っていうところから。

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「下北沢の演劇シーンに新たな波をおこす団体を発掘する/ 育てる」「劇場公演のあり方を再発見する」を命題に掲げた、本多劇場の若手支援企画。2017年2月の下北沢演劇祭にて1回目となる「下北ウェーブ2017」を開催し、[AMD/藏下右京×渕上夏帆 二人芝居/ゆうめい]の3団体を選出、小劇場楽園にて上演。徳永京子氏による公開講評や、演劇批評誌「紙背」での戯曲・批評掲載など、批評されることにも目を向ける。

継続的な創作活動のために、劇場とアーティストが歩み寄るための場とする。

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本多劇場の皆さんも実はギャラリー公演をたくさん見に行かれるそうです。もちろん半澤さんもその一人。

たくさんギャラリー公演を観てきた中で、

「面白いけど、ここをこうしたらもっと面白くなるかもしれない」「これが、劇場だったら・・・」という思いが芽生えてきたそう。。

もっとたくさんの人たちの前で晒されることによってより良い劇団に成長してほしい!!

そんな熱い思いから「下北ウェーブ」は始まっているようです。

ギャラリー公演から「劇場」へ移行するときには必ずいくつかの壁にぶつかります。そのためにあるのが、

「サポートシステム」

本多劇場が参加団体をバックアップしてくれるのもこの「下北ウェーブ」の魅力の一つ。

そのサポート内容は・・・

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​サポート内容

・劇場費、付帯設備費、光熱費 全額免除

・技術スタッフ(舞台監督、音響、照明) 無償提供

・チケット収入付与(但し、運営費として一部を頂きます)

・3団体共通チラシ 作成&配布

​☆劇場公演に必要なことを本多劇場スタッフと考え、実践していきます

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小劇団の「壁」・・・それは、お金!そしてスタッフ

頭の中で描いた作品を実現するためには、役者はもちろん、装置、照明、音響にもこだわりたい!でも、そんな知り合いいないし・・・。

という壁。

そもそもそんな人を雇えるお金ないし。劇場を借りられるお金もない。。。。

「そんな悩みから解放されて作品を作ってほしい」

という想いからサポートを開始。

ギャラリー公演を長くやってきた団体は、実はプロのスタッフとの対話をすることが苦手なところが多いと半澤さんが語ってくれました。

昨年の参加団体もその苦労を体感。でも、それを経験できるからこそ次がある!!

要求できる、それに応えてくれるスタッフとの対話の経験って本当に貴重なんですね。

それが、無償でできるって本当にすごい!

実は、このサポートについては本多劇場内部でも反対がなかったわけじゃないらしいです。

でも、この企画で「劇場」を経験した団体が大きくなって下北に帰ってくる!それが、将来、本多劇場にとっていい結果に繋がる!

ことを見越してサポートしていこう!と、なったみたいです。←帰ってきてね!観劇三昧も待ってます☆

小さい劇団は活動が継続できるか不安なところ。でも、自分たちの将来を信じてくれるってとても嬉しい☆

 

 

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そう、私も熱く書いて忘れてましたが、これイベントリポート!笑

満席のお客様!熱心に聞いておられます!!

 

 

さて、「下北ウェーブ」の話に戻ります~。

下北ウェーブ」の特徴はもう一つ。

 

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徳永京子さんによる公開講評演劇批評誌「紙背」での戯曲・批評掲載など、批評されること

「劇場でお芝居がやりたい!」と思って応募したのに、いきなり批評されるなんて・・・。と、

徳永さんは最初断ったそうです。

でも、劇場でやり続けられる劇団を目指すなら第三者からの批評は避けては通れない道

そこをくぐり抜ける経験も成長には不可欠ということで、徳永さんの公開講評も実現しました!!

 

 

 

 

 

 

これが、「下北ウェーブ」の基礎知識♪

 

さて、実はもう一つの特徴が応募に必要な資料の中の「おてがみ」。

 

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・応募用紙
・団体資料、活動歴など(形式自由)
・おてがみ(400字以内 / 形式・内容などは自由)
・上演プラン(形式自由 / 劇場公演として本企画でやりたいことを具体的に)
・映像資料(提出のために撮影してもOK / 画質の良し悪しは選考基準としません)
・その他、過去公演チラシなど、アピールになるものがあれば

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えー!!

おてがみ」って何よ?

徳永さんも「そこ、小論文とかじゃなくて、なんでお手紙?」

半澤さん曰く、形式的な資料だけだと文章を書くことが得意な団体ばかりが通ってしまう。

でも、文章が苦手な団体でも形式自由の「おてがみ」で自分たちの情熱を伝えてほしい。

とのことでした。

昨年は、折り紙や、習字を書いた団体もいたそうです。

とにかく新しい、自分たちの得意な表現方法を使ってアピールしてほしいとのこと。

これは、審査するほうも大変で、一つ一つをじっくり審査した結果、昨年は大幅に予定がずれてしまったとのことでした。

今年は、その辺も余裕をみたスケジュールになってるみたい。

書類をうまく書けないなんて落ち込んでる暇なんてない!

これは、すごいチャンス!!

 

さて、イベントも後半。

 

質問コーナーに突入。

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気になる質問をいくつかピックアップして紹介させていただきます。

 

Q1.映像の時間制限はありますか?フルサイズで送った方がいいいでしょうか?それとも抜粋したものを編集する?

A. 時間制限はありません。でも、観るほうにも限界はありますので・・・。笑

 

Q2.どれくらいが劇場初心者なんですか?

A. とくにこれといった基準はありませんが、劇場経験が全くなかったり、劇場で何回かやったことがあるが、その活動を継続できていない団体じゃないでしょうか。

 

Q3.地方からの応募は不利になりますか?

A. なりません。ただ、旅費、宿泊費は団体持ちになることをご了承ください。

 

Q4.年齢は関係ありますか?

A. 年齢は関係ありません。内容も関係ありません。どう団体をサポートしていくかなので・・・。

 

Q5.煙は使えますか?

A.使えます。

 

 

などなど、たくさんの質問をされていました!!

なごやかな雰囲気の中、イベントは終了。

 

★イベント特典★

下北ウェーブの参加申し込みを2日間延長できる!

 

でしたが、たくさん応募していただけたんでしょうか。

気になります!

 

「まだ有名になる前の○○を観た!」

と、言えちゃう「下北ウェーブ」!!

私の劇団小さいから・・・なんてもう言ってられません!

ギャラリーから飛び出して、劇場に!

GO!!!

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下北沢演劇祭 https://www.shimokita-stf.com/

 

下北ウェーブ2018参加団体募集(応募は締め切られています) https://www.shimokita-stf.com/wave2018

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