こんにちは。日本橋店の武田です。暑いですね。

皆さんは、公演中のバックヤード、つまりは楽屋と聞いて、どんなものを想像するでしょうか。

 

「静かそう」

「なんかバタバタしてそう」

「差し入れがいっぱいあって…」

「〇〇クンが着替えてるんでしょ?キャ❤」

 

いろんな意見がありますが、現実はそうキレイなものではありません。

 

あれがないこれがないと右往左往する制作さん(想像です)

緊張して泣き出す新人俳優、怪我をする中堅俳優、出番まで昼寝する大御所俳優(想像です)

ピリピリしだす演出家と舞台監督(想像です)

こんな時に限って道に迷い開演を遅らせる観客(これはすみません)

もうしっちゃかめっちゃかです。それでも幕は開きます。笑顔で出ていくしかありません。ショウマストゴーオンです。

華やかなステージと裏腹にいろんなものが渦巻く舞台裏、みなさんもちょっと覗いてみませんか?

今回は中野劇団の新作情報です。

 

 

 

中野劇団 第18回公演

【楽屋ちゃん 2017】

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【ストーリー】

本番を迎えたある劇団の楽屋では、アクシデントが次々と勃発。
同時刻の表(ぶたい)と裏(がくや)を二部構成で送る、
異色のシチュエーションコメディー。

 

【キャスト】

三条上ル
真野絵里
川原悠
延命聡子
加藤祐一
廣瀬愛子(以上、中野劇団)

蜜比呂人
丹下真寿美
谷屋俊輔(ステージタイガー)

 

【日時】

7月21日(金) 19:30
7月22日(土) 15:00/19:00
7月23日(日) 13:00/17:00

 

【会場】

インディペンデントシアター2nd

 

アクセス

〒5560005 大阪府大阪市浪速区日本橋4-7-22

大阪市営地下鉄・堺筋線 恵美須町駅 1A出口 右手(北)5分

 

【料金】

前売 2,800円
当日 3,000円

(以下、要予約)

ペア割引 5,000円
学生割引 1,500円

 

※ご予約をされたお客様は、開演10分前までにご来場ください。
開演10分前を過ぎますと、お座席のご用意ができない場合があります。

※当日券は開演の45分前から受付を開始いたします。入場は開演の10分前からです。

※演出の都合上、8歳未満の方のご来場をお断りしております。

 

【予約】

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【スタッフ】

作・演出:中野 守
舞台監督: 玉井秀和(劇団ケッペキ)
舞台監督補:川原悠
照明:ぷっちヨ(@Kyoto.lighting)・渡辺佳奈
音響:下田要(劇団熊タオル)
小道具:加藤祐一
宣伝美術:廣瀬愛子
制作助手:中森あやか(劇団ZTON)
制作:小林大陸

 

 

さらにィ!映像配信も始まってますよ!実は4月、5月、6月と3ヵ月連続で配信されています。

 

 

【短篇集『ブルー』】

 

【ストーリー】

中野劇団初期のコント集。代表作「ブルー」を含む珠玉の10篇。
劇場となったアートコンプレックス1928に長蛇の列ができた、1日限りの伝説の公演。

1.エスカレーター
2.節ちゃん
3.ランドセル
4.録画
5クローン
6.たこさんいかさん
7.ベビーカステラ
8.オランウータン
9.ブルー
10.強制小学生

 

【キャスト】

白木ぽん太/加藤祐一/三条上ル/唐仁原俊博/亀岡大祐/土屋たえ/川渕幸治郎

 

【短篇集『残念なこと』】

 

【ストーリー】

中野劇団があの手この手で攻めまくるオムニバスコント公演。

1.オープニングスタッフ
2.面白くない芝居
3.中ボス討伐反省会
4.議事録
5.密室の人形(プロトタイプ)
6.同姓同名
7.ロングシート
8.節ちゃん
9.強制小学生
映像コント:披露宴会場下見
10.二次会の帰り道

 

 

【キャスト】

三条上ル/田渕☆理恵/真野絵里/湯川知行/桐山泰典/玉森友貴/福田恵/地案/北川啓太/葛井よう子/大石英史

 

 

【10分間2016〜タイムリープが止まらない〜】

 

【ストーリー】

とある同窓会、同じ10分間の繰り返しから抜け出せなくなった聖子は、この不条理なタイムリープから脱出しようと試みるが…。
つのる苛立ち。続く無理解。
なぜかエスカレートするムダ話…。
たった10分で何ができる⁈

 

【スタッフ】

延命聡子/奈木野健次/三条上ル/辻中金吾郎/川原悠/廣瀬愛子/北川啓太/蜜比呂人/有北雅彦

 

大好評「10分間2016〜タイムリープが止まらない〜」を初めに、極上のコメディ作品が目白押し!コチラからどうぞ!

 

 

中野劇団の映像OPは凝ってて面白い。今回紹介した短編二本は特に。映画のロゴのように凝ったエフェクトで表示される「NAKANOGEKIDAN」からの黒のバックスクリーンに白文字のキャスト紹介。ウデ〇・ア〇ンかと思った。オシャレ。

 

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今回の「楽屋ちゃん」初演は2005年の12月。劇団としては第4回公演です。当時の中野さんはこんな言葉を残しています。

「ただ設定はかなり複雑で。ホントはもっとすっきりさせたかったんだけど、いろいろ辻褄合わせないといけない所があって、それこそいつもの20倍くらいあって、本番日からの残り日数を逆算して、これでいかないと間に合わないって決断した。
そのうち、その辺克服してリベンジしたいと思っている。その時は題名も『楽屋さん』に成長するのかな。」(公式サイトより抜粋)

 

作ったものに不満はなけれど、少し引っかかるものがあったようです。次、2008年版ではどうだろうか。

 

「今回は本当に演出していて楽しかった。課題は初演の時に残ったものと、新たに出てきたもの、沢山あったけど、面白い芝居になったと思う。欲を言えばきりがなく、しかし、完全なる完成を達成できないからこそ次への原動力に繋がる。」(公式サイトより抜粋)

 

会った事のない中野さんに「良かったですねぇ」と声をかけたくなる衝動にかられました。作り手が楽しんで作った作品は観ても当然楽しいものです。その後に続く完全なる完成からはクリエイターとしての魂を感じる。いい言葉だ。

今回2017バージョンは9年ぶり、そして3回目の再演です。もっと作って楽しく、観てもっと楽しい作品に仕上がっているのではないでしょうか。期待です。

 

 

 

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日本橋店のDVDコーナーより。

やっぱり現物はいいもんですよ。

【中野劇団】

2003年に中野守を中心に京都で旗揚げした劇団です。
最近コント集団と思われつつありますが、劇団です。
旗揚げ以降、笑い主体の会話劇が続いています。
公演は全て中野のオリジナル脚本を使用し、およそ年に1本のペースで公演を行っています。

 

公式サイト

Twitter

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