「腹を割って話そう」と言われて、本当に心の中を洗いざらい吐き出せる人はいるのでしょうか。

とりあえずは表面に張っている油膜のような部分を捨ててすっきりした気分になり、なんなら油膜をぶちまけあった相手と肩を取り合ってラーメンを食べに行ったりもする。なんとなく解決したように見えるが捨てたのは表面だけなので油が発生している原因は無くなっていない。また表面に浮き上がり溜まる。もう色々とギットギトだ。

本当の意味での本心は誰にも見せず、自分にもわからないくらいに上手に隠されているものだと僕は思うのです。見せられないもののために腹を割るだけ無駄というものです。これが僕の意見。道場破りもお待ちしています。

武田でした。

 

さて、今回紹介するのは進劇銃題やぎゅり場。配信情報の後にもう一つ告知があります。最後までお見逃しなく。

 

【進劇銃題やぎゅり場】

演劇を中心に中高生向けイベントを企画する企画集団。
流行にあわせたオリジナルソングが疾走するエンターテイメント作品が学生を中心に支持を得て300人近い動員を誇る。
また5年前より毎年開催する5月の演劇講座では初回の10人から年々参加者が増加し最大で63人の中高生が集まった。
団体名はあるNHKの某テレビ番組から。
進劇銃題やぎゅり場は「その世代・当事者にしかわからない感情と真摯に向き合い、企画・作品を通して様々な人々と
価値観の交流と成長の場を提供する」ことを目的とする企画集団である。

 

公式サイト

Twitter

 

今回の配信作品はこちら。

【祭里万幻花火】

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【ストーリー】

むかしむかし、遠い遠い世界。国境を閉ざすことで戦争を終結させた「この国」は終戦から25年たつ今も隣の国から花火での攻撃を受けていた。
この国で一番祭が賑やかな里「祭里」に暮らす少年「タマヤ」は娯楽用の花火で名を馳せた花火師の祖父「清吉」に憧れ花火職人を目指している。幼馴染の剣術少女「菊咲」と祭りの最後に花火を打ち上げようとしたところ、花火を取り締まろうとする武装平和主義集団「華の盟約」に襲われる。その窮地を救ったのがかつて人気を誇った花火師「カギト」だった。
勢力を拡大する華の盟約。花火によって村を焼かれた「朔吾」。暗躍する隣の国。そしてタマヤの祖父が残した「万幻花火」。
様々な思惑が交錯する中、タマヤは最高の花火を打ち上げることができるのか?疾風怒濤の祭りが幕をあける。

 

【キャスト】

おやすーみん(進劇銃題やぎゅり場)/演美雪(進劇銃題やぎゅり場)/アルゴ(劇団万絵巻/舞礼講)/池田しおり(べろべろガンキュウ女)/江連丈暁(NOLCA SOLCA)/岡山玲奈/小林誠司(劇団まっコイ)/ジミー(劇団万絵巻)/進信也/武田瑠衣/寺谷妃菜/長谷川桂太(がっかりアバター)/日高昇(馬鹿(うましか)やろう)/宝代裕規(お気楽ロジック)/宮原梓/陸田翔希/もゆる/成瀬サキ/小山雄太(べろべろガンキュウ女)/ [特別出演]竹田和哲(NOLCA SOLCA)/[ボーカル]辻博美・中野沙耶/[バンド]Gt.:森嵐/Dr.:谷奥旭(NO NAME CHRONICLE)

 

【作品データ】

・公演日

8月8日~9日

・会場

大阪市立芸術創造館

 

 

祭里万幻花火

配信された祭里万幻花火の冒頭3分を紹介。

「3分ぽっちで何がわかるんだ」と言う方もいるでしょうが、芝居はだいたい3分で自分に合う作品か区別がつきます。でもまぁ全部観ない事には作品の批評なんて出来ないですけど。

あれ、どっちの立場で話してたんだっけ?

 

 

さらに今回はもう一つ告知があります。

代表の八柳まごいちさんが企画を務めた「夜桜サライ」が特設サイトで公開中です。

演劇ではなくMV。関西と長野の役者、ミュージシャン、殺陣サークル、スタッフ…とにかく様々な方面の表現者が一同に会する企画です。

キャプチャ

【ストーリー】

昔々、遠い遠い世界に存在したある「国」。
とても穏やかだったこの国では、古き政治を改革しようとする新興勢力「武士」が出現。暴力で庶民を従わせようとしていた。
国の外れにある「村」。村人たちは独自に武装し、武士たちに対抗していたが村長の死亡によって弱体化していく。
村長の亡き後、村の青年サライが村長の遺志を継ぎ、村の少女センリ、機械いじりが好きな村人「鶴見」、ネギを育てる農夫「稲市」とともに武士たちと戦っていた。
村と武士の戦闘が激しさを増す中、武士のリーダー「将軍桜花」の手によりサライが殺害されてしまう。
サライの意思を継いだ仲間とともにセンリは武士たちとの決戦に挑む。

 

【企画・作詞・脚本】

八柳まごいち

【歌】

中野沙耶 辻 博美(進劇銃題やぎゅり場)

【出演】

浩太郎(殺陣サークル眞) 早渡知利(モカイコZ)
池田しおり(べろべろガンキュウ女) 二本松杏莉(劇空間夢幻工房)
岩間健児(激団カステラ☆) 土屋あかり(演劇集団ココロワ)
両角眞太朗(砂肝最強伝説) ともちん(殺陣サークル眞)
あっきー(殺陣サークル眞) しま(殺陣サークル眞)
かけるお兄さん(殺陣サークル眞)

 

魂を継ぎ冬を穿つ物語。

是非、特設サイトでご覧ください。

 

 

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今回観劇三昧で配信された「祭里万幻花火」ですが、DVDを観劇三昧店舗でも販売しています。

DVDには、配信映像にはない特典映像として本編(初演版)とは別に「千秋楽版のラストシーン」が入っているそうです。

 

「若手劇団らしい熱量のあるものに仕上がっているので、見比べて楽しんでいただけると思います。」

と八柳さんからコメントをいただきました!

特典映像って響きがもうワクワクしますよね。

 

 

 

そして、これも忘れないでください。

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「祭里万幻花火」と旗揚げ公演 「桜峠千景旅団」のオリジナルサントラです。

観てから聞くか、聞いてから観るか。大いに迷ってください。

 

 

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これからの季節によく合いそうな花火師の生き様を描いた「祭里万幻花火」

関西と長野、近いようで意外と遠い地方を芸術の懸け橋でつないだ「夜桜サライ」

どちらも要チェックです。

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