みなさまこんにちは。日本橋店の武田です。

「舞台の上でならどこまでもいける」

演劇をかじったことのある人なら思わずうなずいてしまう言葉ではないでしょうか。

いい言葉だが、この意味を取り違えてはいけない。どこまでもいけるが、何をしてもいいわけではないのだ。

皮膚の上には少なくとも一枚は布をまとっていなければいけないし、殺陣で本当に人を切り捨ててはいけない。流血はエンタメではないから。こんな当たり前のことを書いたのにはわけがあります。今回紹介する劇団は少し刺激的な芝居をする劇団なのです。

危険なブツを振りかざし、血糊を吹き出させながら人が〇し〇される。画面を通してしか見られないようなあんな事やこんな事が手を伸ばせば届く距離で行われる。舞台上でそんなことして大丈夫なのか!?二重の意味でケガしないのか!?

そんな過激な演出をしながらも、面白そうなものは全て貪欲に取り込んでしまうのです。カオス!

怖いもの見たさに似た感情で覗いてみて下さい。今回紹介するのはホラー映画のテイストに舞台特有のライブ感と高揚感を足した他では味わえない作風のこの劇団!観劇三昧初登場!芝居流通センターデス電所の公演情報です!

 

【芝居流通センターデス電所】

1998年、近畿大学の学生だった作家・演出家・俳優の竹内佑が友人らに呼びかけて結成。「おもしろいと思ったことを死ぬほど自由にやる」という信条の元、歌あり踊りあり、演奏あり映像効果あり、笑いあり風刺ありの破天荒な舞台を展開。第3回公演『the beginning and the end』 が学生劇団のコンクール「キャンパスカップ2000」で最優秀賞を受賞したことで一挙に注目の存在となる。2003年から座付き音楽家・和田俊輔が舞台横で生演奏を入れ、集団ダンスのクオリティを高めるなど、ミュージカル性を意識した世界を確立。この一見ハイパーな世界と、殺人や虐待などをテーマにした竹内のリリカルな戯曲が絶妙なバランスで成立している所が、劇団の最大の特徴。竹内は2006年『音速漂流歌劇団』で第13回OMS戯曲賞大賞を受賞。また関西のお笑い芸人とも交流が深く、お笑いのイベントに参加したり、逆にバッファロー吾郎やザ・プラン9などが劇団公演にゲスト出演したことも。2002年に初めて東京に進出し、以後年1~2回ペースで東京公演を行う。2010年には拠点を東京に移し、さらに精力的に活動を続けていたが、2013年に突然の活動休止を発表。その後、個人の活動の幅を広げ、今年2017年に5年ぶりに上演を決定した。

 

公式サイト

ツイッター

 

こちらは2010年に上演された「空洞メディアクリエイター」より、デス電所のテーマソング!

 

この動画を見れば、デス電所の雰囲気はおおまかにつかめるのではないでしょうか。

 

 

2013年に突然の活動休止を宣言したデス電所。5年ぶりの本公演です!

 

【すこやかに遺棄る】

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【ストーリー】

人口が減りつつある地方都市。
その男は、全てを失いかけていた。
小学校時代からの友人に相談をするが、彼もまた、全てを失いかけていた。
二人には、現金が必要だった。それも今すぐ、大量の。

二人は謎の人物から「掃除」という仕事を頼まれ、とあるマンションの一室に呼び出される。そこには、一人の女性の死体が転がっていた。
彼らが頼まれた仕事とは、女性の死体を「掃除」して遺棄することだったのだ。
二人は慣れない手つきで女性の死体を解体し始めるのだが、次々と女性の死体に不審な点が浮かび上がり始める。

同時に、マンションの室内でも、子供の姿が見えたり、泣き声が聴こえたりする。
女性の胃の中からは、「おかあさん」と書かれた手紙も見つかり、更に以前、育児放棄された児童が餓死した事件のあったマンションの部屋が、今自分たちのいる部屋だと気づく……

この女性は何者なのか? 死因は? 依頼主の正体は? そして二人は無事、死体を遺棄してもう一度やり直すことが出来るのか?

「どなたか、おられますか?」

 

【日時】

4月26日(水) 19:30

4月27日(木) 19:30

4月28日(金) 15:00/19:30

4月29日(土) 13:00/18:00

4月30日(日) 13:00

 

(受付開始・開場は開演の30分前。受付順の入場となります。)

 

【会場】

OFF OFFシアター

〒1550031 東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F

 

【料金】

一般前売券 3,500円

学生前売券 2,800円 (要学生証)

当日券   3,800円

フリーパス 6,800円 (公演期間中なら何度でも観られるパス。2回観れば元がとれますよ)

 

 

【キャスト】

丸山英彦、豊田真吾、浅見紘至、荒威ばる(劇団ジェット花子)、ハブサービス

 

 

【スタッフ】

作・演出:竹内佑
舞台監督:中村貴彦(キーストーンズ)
美術:渡邉景子
照明:山﨑佳代
音響:小早川保隆
宣伝美術:フジマキコクバン
制作:武内奈緒 上村幸穂
協力: OFF・OFFシアター (株)アニモプロデュース 劇団ジェット花子

 

【予約】

corich

 

観劇三昧では、芝居流通センターデス電所の作品を配信中!

【残魂エンド摂氏零度】

こちらは4/30 23:59まで無料配信中!

2007年に上演された作品です。

 

 

また、観劇三昧日本橋店・下北沢店・物販出張所では、芝居流通センターデス電所のグッズを取り扱っております!

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2012年まで芝居流通センターデス電所に所属し、それまでの全楽曲を製作された和田俊輔さんの楽曲集!

ぜひお手に取っていただければと思います!

 

 

 

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デス電所と言えば、人間の暗い部分を鋭く書き記したサスペンスホラー要素に舞台特有のライブ感を活かしたエンターテイメント要素を足した他にない演出が特徴です。

作・演出の竹内佑さんが語ったところによると、今作で描きたいものはホラーとのこと。

5年という月日が流れても表現の底にあるものは変わらない。以前と変わらずより深みを増した演出が観られることでしょう。

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